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『自立』とは頼れる先を持つこと。

「自立」という言葉にどのようなイメージをもっていますか?
一人で生きられるようになること、そんなイメージを持つ人が多いんじゃないかと思います。

辞書にはこう書かれていました。

「他の援助や支配を受けず、自分の力で判断したり身を立てたりすること。」

わたし自身、自立することは自分一人でも生きていける状態になることだと思っていました。

なにより、元々何でもかんでも自分でやろうとするタチで、人に頼ることがとても苦手でした。
それに、自分でなんでもできる、そんな人に憧れていました。
完璧主義なきらいがあるので、他の人に任せて適当に仕事されるのが嫌だし、自分の思った通りになっていないとガッカリしてしまうんです。
それにも関わらず、折角やってくれたのに直したら不快な気にさせてしまうのではと、何も言えずにいる。だからこそストレスになり、自分でやった方が良いやって思ってきました。

でも最近、とある人にアドバイスされました。

「なんでもかんでも自分でできるようになるのが自立じゃないよ。頼れる先をいくつも作り、何かあったら助けてもらえる。そういう環境を持つことが本当の自立なんじゃないかな。」と。

この言葉がすごく自分に刺さりました。
まさに私は、一人で全てこなせる人を目指していたから。

完璧主義な人ってすごく多いと思います。
そして、そんな人こそ精神的に参ってしまうことも多いのではないでしょうか。

人に頼れず自分だけで解決しようとしてしまう。
それが正しいと信じている。

出来ることが多いのも、妥協せずしっかり仕事をこなすのも良いことです。
でも、常にそうあろうとしなくても良いのではないでしょうか。

たまには怠けても大丈夫。
自分でできることを、人にやってもらっても大丈夫。

そうすることで楽になれる気がするんです。
すぐ行動に移すのは難しいけれど、ちょっと頭の片隅に置いておくだけでも違うと思います。

私も、いつもなら自分でやってたことを、少し人にお願いしてみることを心がけ始めました。
案外、快く受け入れてくれるものです。
納得できないことがあっても、伝え方を工夫すればいい。ちゃんとコミュニケーションをとれば大丈夫。

自立とは、周りに頼りながら生きること。