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愛猫が終末期を迎えて
頭の中でぐるぐる考えては消えていく、思考や感情を整理するためにnoteを
始めたいとずっと思っていて、今、17年間連れ添った愛猫とのお別れが近づいてきて、やっと始めることができました。
「死」について、今まで幸か不幸か日本という平和な国に生まれ、身近な親族など看取りを経験したことが物心ついてから一度もない私。
それゆえに、ものすごく「死」というものが最大悪(決して悪いものではないのは頭ではわかっているのですが、とにかく怖いのです)のように感じています。
過去のペットたちも旅立つ瞬間を看取れたのはこれまでに1匹。その猫は、9歳の時に腎不全でこの世を去りました。最期は、むくんで呼吸も荒くレンタルした酸素室の中で、大きく数回息をするようにして旅立ちました。
これまでお別れした子は、みんな10歳前後でまだまだこれから、体力も十分あるように感じる中での急変、旅立ちが信じられず、必死に抗いたくて最期まで治療を続けました。
その経験から、延命は絶対にしない、でも緩和治療に対してはお金に糸目をつけない、と決心しました。
そして、2021年9月。今、愛猫とのお別れが近づいてきて、改めて「死」「別れ」について深く考えています。高齢で看取るのは今回が初めてです。10歳を過ぎたあたりからいろいろな病気、通院、入院をしながら徐々に老いて行った愛猫は、私に別れの準備をさせてくれているんだろうな、本当にやさしい子だなあと感謝していましたが、旅立ちが近づくと、どうにか繋ぎ止めたくなる自分がいる。
病状としては、肝臓がもともと悪く、甲状腺機能亢進症も患っていたため投薬治療を続けてきましたが、急に食欲がなくなって病院で検査したところ、腎臓の数値が上がっていました。
いろいろな猫ちゃんの数値と比較しても、すごく悪いようには見えないけど、愛猫は体力もだいぶ落ちた老猫。もう、筋力もだいぶ衰えて、覇気のない愛猫をこれ以上頑張らせたくない。でも、死なせることが怖すぎる。
いつ、旅立たせるか、旅立ちを少しでも穏やかにできるのか、を自問自答しています。
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