見出し画像

趣味投稿:アート

※本noteはアートの可能性を信じ、また趣味として鑑賞とコレクションに勤しむ初心者の趣味投稿です。


こんにちは、守屋祐一郎と申します!
医療AIスタートアップのUbieで事業開発、プロダクト開発をしながら、聖路加国際大学公衆衛生大学院(School of Public Health,以下SPH)で医療AI、デジタルヘルスと医療政策を勉強、研究しています。自己紹介詳細はこちらに。

関心持っていただけた方はぜひお話ししましょう🤝
こちらからコンタクトください!


なぜアートか


優秀な同僚に衝撃を受ける

私はもともと勉強もスポーツも仕事も元気と努力でなんとかしてきた(口癖は「やるか超やるか」です)人間で、自分の強みを"優秀なこと"とは思っていません。ので、Ubie入社時はかなり衝撃で、皆とても頭が良く、能力が高く、しかも"いいやつ"で、大変驚いたと共に、Bizの中で若かった私は、医療業界の専門性こそ高かったものの、Canの円が小さく、焦りました。
最高に楽しい一方で、「もっと価値を出したい、得意な所で尖り、チームワークに貢献していこう」と渇望したことを覚えています。

得意で尖る覚悟を決めた

そこで自分の特徴を振り返ってみると、元気で人が好き、ハードワークを厭わない、加えてユニークな点として、知的好奇心x直感力x空想/夢想力といったエッセンスを見出しました。(これを私は”創造性”の主要項と解釈しています)
これらは知的生産の世界において維持コストが高く、AI時代に適応した、かつ相対的に稀少な掛け算でもあると考え、ここに全ベットすると決めました。大学院もこのための手段です。

趣味としてのアート&鍛錬としてのアート

もともと美術館や展示鑑賞は好きでしたが、上記のためアートで右脳を鍛えようと思い立ち、2022年からかなりのハイペースでアートと接近します。instagramで好きそうな展示を見つけては足繁くギャラリーやアートフェアに通い、5点ほどコレクションさせていただきました。

記憶が下手なので、Notionにまとめています

OGPに使用したこちらは、特に気に入っている作品です。皆さんはどのように解釈されるでしょうか?
私には、時に海、時に空、そして時に熱すぎる炎のようだと感じられます。私の好きなものたちが、大好きな青で壮大に表現された本作品に、毎日たくさんのエネルギーとインスピレーションをいただいています。見るたび、触れるたびに新しい感覚、気づきがあることもコレクションすることの良さだなと思います。
他の作品においてもとても素敵に"青"を描く作家さんで、是非多くの方に知っていただきたいです。

加熱するアートワールド


今、非常にアートがアツいです。背景として、以下で引用した内容も踏まえ(経産省報告書めちゃ詳しいので是非!)、

❶ 経済社会の成熟に伴い、精神的・文化的な豊かを求める探究、"自身と向き合う"所作としてアートへの期待が加熱している
❷ 不確実性の増加に伴い、アート思考の得意とする"問いを立てる"ことの価値が高まっている
❸ ↑のような価値に対して市場・機会が限定的だったが、インターネットやテクノロジーの発展・受容に伴い、大衆化・民主化してきている

などがあると考えます。アートという営みが持つ価値、可能性に益々多くの人が気づき、享受していくことが予見されます。

アートに見出す可能性


専門や得意と接続した時、以下のような関心、拡がりを見出しました。

Q.アートは人の健康にどう寄与するか?

最も関心があるのがこの問です。全然時間を割けていないですが、いずれ検証したい….

  • アートと社会的処方

  • アートとACP(アドバンス・ケア・プランニング)

  • アートとWell-being

    • アートを買ってから、日々の充実感が増している気がする。描くことでこの感覚はさらに強化されるのだろうか?また、他の生活者にとってどうか?私の周囲や知人といったBiasedな母集団に限らず、広く一般大衆にとっても当てはまるものなのだろうか?

  • アートとメンタルヘルス

  • アートと都市開発、0次予防

    • 6年くらい前から広告医学に関心がある。ナッジをうまく用いて、暮らしの中で自然と人々の行動変容を促し、0次予防を図るという壮大なコンセプトだ。今はCreativity for Cureというテーマで活動を継続されているらしく嬉しい。これがアートの大衆化、民主化に伴い、もっと当たり前のように行われるようになったら素晴らしい。センスと思いやりのある街づくり。

Q.アートは創造性のポテンシャルを解放するか?

"非連続な未来を引き起こす人材になる"(こちらに詳しい)上で、創造性を強みとしたい。アートには創造性のポテンシャルを解放する可能性があるという仮説があり、

  • アーティスト、作品との対話を通じて、感性、観察力、発想力、言語化力、表現力といったものを見習い、パーツモデルとして取り入れていきたい。

  • 自分の関わる企業、事業、サービス、研究、政策といったプロダクトのアウトカムを、これらを活かしたより創造的な手法で、最大化していきたい。

と考えています。

アートもまた日本のフロンティア

日本のフロンティアを考えると、私のかなりBiasedな視点としては、人口動態を考えた時に医療・ヘルスケアが浮かび、社会課題を広く見渡した時にPublic Healthが浮かびます。これと同時に、この独自なサブカル、オタク文化も鑑みて、アートもまた日本のフロンティアであるように感じています。(事実ベースでストーリーテリングできるほどの知識をまだ持ち合わせていないのは伸び代)

文化の発達、市場の成熟、エビデンスの開発、これらによるアートワールドの更なる加熱が、人々の健康やWell-being、能力開発に与える貢献に期待するばかりです。

趣味と専門性、能力開発を接続することで、(趣味への時間を正当化し)日々がより豊かで刺激的になりました。他にもたくさんの趣味がありますが、かなり気に入っているライフハックです。今後も、時には心の安らぎ、時には知的好奇心の刺激、そして時には創造性を鍛錬する機会として、アートを楽しんでいきたいと思います(超我流ですみません)。ぜひ「こんな観点もあるよ」「この作家さん/作品好きそう」なんて教えていただけたら嬉しいです!

PS.We are hiring! / SPHにぜひ!


Ubieは全ての人が適切な医療と出会うことへの挑戦、という大きな問いを立てています。この北極星のもとで、如何に複数ステークホルダーへの価値を最大化する多変数関数を解くか?如何に局所から系を震わせる(Giant Leap)大きな仕掛けができるか?と問う楽しい毎日です!

また、良質な問いは良質な知識の座標系から、そしてSPHはその構築に至適であると考えています。いずれも、ご関心いただけた方はぜひカジュアルにご相談ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?