見出し画像

「週報」が経営陣の現場解像度と意思決定レベルを上げる

Findyでは週報を全スタッフに書いてもらっています。これはもともと、モノタロウの経営陣として働く友人から週報の効果などを聞いて、3年くらい前から取り入れている仕組みで、自社でも定着してきています。モノタロウのCEO鈴木さんインタビューなどでもコロナ禍中における週報の位置付けや週報の役割などが書かれていますので紹介させていただきます。

週報が現場解像度を上げる

ズバリ週報の最大の効能は現場の解像度を自分を含めた経営陣が持ち続けることができることです。週報を通して、マネジメント層だけではなく、現場でユーザーやクライアントに向き合ってくれている、あるいはプロダクト開発をしているメンバーの日々のアクションや気付きなど生の声を確認することができます。どうしても会社の規模が大きくなるとマネジメントの仕事が増えて、現場の解像度が下がってしまうのを防ぐ役割を担ってくれています。最近始めた施策に対する感想なども掴むことができるので新しいことを始めている部門の週報はできる限り注力して読むようにしています。

現場解像度が迅速な意思決定につながる

現場解像度を維持するために、もちろん週報以外にも定期的に営業をしてみたりといくつかの施策を打っていますが、やはり週報などを通して得られる情報が有用です。クライアントのニーズにどのような変化があるのか、ユーザーの思考性はリモートにより変化があったのか、プロダクト開発の課題は企画か開発のどちらの不足にあるのか、などです。
従って、毎週月曜に開催されている経営会議の前に、必ず読んだ前提の上で議論をするようにしています。

週報を通して会社の長期課題も知ることができる

週報の中で気付きや分かったこと、所感などについても書いてもらうような項目を用意しています。その中でチームや全社の課題感などがあれば率直に書いてもらうようにお願いしています。例えば、昨年のビジョンアップデートに関しても、週報などでビジョンがなかなか身近に感じられないのでどうすればいいかなどの声があり、実際の改訂作業に繋がっていたりします。
逆に言えばメンバーからはいつでも経営陣に言いたいことが言えるツールだと思って有効に活用して欲しいなと思っています。

週報をしっかり書いているメンバーの成長が早い

週報を書くことは一応会社のルールではあるのですが、どうしても書いている割合は人によって差分が出てきてしまいます。そんな中で週報を通して、毎週の振り返りを金曜日にできているメンバーは非常に成長が早いと感じています。シンプルに今週何をやろうとしていてどこまでできたのか、その中でどんな新しい気づきを得たのか、それをどう活かしていくのか。シンプルなフォーマットではありますが、ここを毎週できているかどうかで積み上がった先の成長が変わってきます。「週報」、書くのは面倒だし、経営陣にめっちゃ有益だと言われる面倒だなーと現場サイドは思ってしまうかもしれませんが、ぜひぜひ社内のメンバーにも成長につながるという視点で継続的に書いて欲しいなと思っています。
(自分が現場の頃の視点だとめんどくせーと思いそうな性格なので、書いてくれているメンバーにはいつも感謝しています🙇‍♂️)

週報を書くレベルを上げていくためのロジカルライティング講座も用意

全ての重要な経営のドキュメントなどは文章からできています。例えば有価証券報告書も文章ですし、Findyの場合はスライドを作ることに無駄な時間を書けないカルチャーがあるので、全ての経営会議などの資料がドキュメントで書かれています。

そんな文章の基礎となるのが週報ですし、いかに分かりやすく書いて経営陣に自分の意見を取り入れさせるのか、というプロセスでもあると思っています。

また、文章を書く力を上げるための取り組みとしてFindyでは以下のロジカルライティング研修や、最近ではワークプランニング研修なども始めています。

BCG時代の同期が講座をやってくれているので、研修のレベルも非常に高く若手の成長にもつながっています。(僕がやるより遥かにいい研修でおすすめですw)

週報について、いかがでしたでしょうか?なんだかんだ3年くらいやって一つのおすすめの習慣かなと思いますのでぜひぜひトライしてみてください。

【PR】Findyでは仲間を募集しています!