ゆいちむ

2020年8月より3Dプリンタはじめました。現在2台稼働中。1台目 FLASHFORG…

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2020年8月より3Dプリンタはじめました。現在2台稼働中。1台目 FLASHFORGE Adventurer3、2台目 Creality3D Ender-3 pro、スライサー Simplify3D Amazonアソシエイト使用

最近の記事

[3DP]3Dプリンタによる金管楽器用マウスピース製作

私が3Dプリンタを購入した理由である、3Dプリンタによる金管楽器用のマウスピースの製作について紹介します。 ユーフォニアム用マウスピース 主に自分で使うためのマウスピースです。手持ちのマウスピースを参考に設計・製作しています。写真のモデルはDenisWickのULTRAシリーズ。 外観は元のものをコピー。とりあえずノギスがあれば、外観のコピーは簡単です。曲線は現物と見比べながらフィーリングで。 外径と違って内側の形状は測れないので、試作→試奏の繰り返しですね。断面はこ

    • [3DP]印刷失敗事例1

      最近の3Dプリントの印刷失敗事例から、特にヒドイものを紹介したいと思います。 印刷前のデータはこちら。 症状(1) 酷い糸引き これは一目瞭然ですね。よくある産毛みたいなものではなく、しっかりと生えています。ここまで酷いものは初めてでした。 2部品ありますが、横倒しにしても中の部品は糸で保持されて浮いています。 (2) 層の結合力が弱い 層間の結合が弱く、少し力を加えると、ポキポキ折れます。印刷完了した時点ですでに折れていました。 印刷設定印刷時の設定がこちら。

      • [3DP]Ender-3 pro カスタマイズまとめ

        Ender-3 pro を使うにあたり、いろいろと手を加えているので、その内容を簡単に紹介していきます。 1. ダイレクト式エクストルーダー エクストルーダーをボーデン式からダイレクト式に改造しています。 リトラクション反応性の向上と、印刷速度による吐出量の変化の改善が目的です。あとはいつか使うであろう、軟質フィラメントの印刷のため、という理由もあります。 2. フィラメント用防湿ケース 前回の記事で紹介した内容です。 湿気による印刷中のフィラメントの劣化を防止す

        • [3DP]防湿フィラメントケース

          私は3Dプリンタでの印刷中のフィラメントの劣化を防ぐため、防湿ケースを作成し、使用しています。 今回はこの防湿ケースの構成と作成方法を紹介します。記事のメインはEnder-3 pro用になっていますが、後半でAdventurer3用も紹介します。自分の3Dプリンタにあわせてカスタマイズしてください。 本文中に3Dプリント用のSTLファイルも置いておきます。 1. 部品構成(1) ケース 世の中はダイソーの5.5Lを使う例が多いのですが、近場では入手できなかったため

        [3DP]3Dプリンタによる金管楽器用マウスピース製作

          [3DP]Ender-3pro のダイレクトドライブ化

          Ender-3proはボーデン式のエクストルーダーを持つ3Dプリンタですが、私はこれをダイレクト式に改造して使用しています。 今回は Ender-3pro のダイレクトドライブ化のメリットやデメリットについて紹介します。供給方式の概要を理解するための内容になっています。改造方法については、検索すれば詳しい記事がたくさん出てきますので、そちらを参考にしてください。 ↓は改造前の写真です。ボーデン式なのでヘッドとエクストルーダーが別々です。 1. エクストルーダーの種類

          [3DP]Ender-3pro のダイレクトドライブ化

          [3DP]スライサーについて

          今回はFDM/FFFの3Dプリンタで使われるスライサーについて書いていきます。 スライサーとは何か?スライサーは3DCADや3Dモデラーで作成した3Dモデルを、3Dプリンタで印刷できるように変換するソフトのこと。 3Dプリンタは加熱して柔らかくした樹脂をノズルから吐出し、一層ずつ指定した形状で積み重ねて造形していきます。 しかし、元の3Dモデルデータ(.stl形式)にはサーフェス形状の情報しかありません。ここにノズル温度や印刷速度、層の厚さなどを指定して3Dプリンタで印

          [3DP]スライサーについて

          [3DP]3Dプリンタの紹介

          私が使用している3Dプリンタを紹介したいと思います。2台とも熱融解積層方式(FDM/FFF)のプリンタです。 1. FLASHFORGE社 Adventurer3 私が初めて購入・使用した3Dプリンタで、幅150mm x 奥行150mm x 高さ150mm までの印刷が可能です。メイン機体として使用しています。 金管楽器用のマウスピースを自作したいと考えたのが購入のきっかけ。積層痕があるので印刷後の仕上げは必要ですが、実用レベルのものが出力できます。 ノズル温度は24

          [3DP]3Dプリンタの紹介

          noteはじめました

          はじめまして、ゆいちむです。 3Dプリンタでの製作物やトラブル対応方法、ノウハウ的なものを記録に残していきたいと思い、noteを始めてみました。 覚書がメインになりますが、みなさまの参考になれば幸いです。

          noteはじめました