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[3DP]Ender-3 pro カスタマイズまとめ

Ender-3 pro を使うにあたり、いろいろと手を加えているので、その内容を簡単に紹介していきます。

1. ダイレクト式エクストルーダー

エクストルーダーをボーデン式からダイレクト式に改造しています。

リトラクション反応性の向上と、印刷速度による吐出量の変化の改善が目的です。あとはいつか使うであろう、軟質フィラメントの印刷のため、という理由もあります。

2. フィラメント用防湿ケース

前回の記事で紹介した内容です。

湿気による印刷中のフィラメントの劣化を防止するため、防湿ケースをプリンタの上に配置して、そこからフィラメントを供給しています。リールのほぼ真下にヘッドがあるので、供給時の抵抗も少なくスムースです。

3. ガラスベッド

Ender-3 pro のベッドは、金属製のベース上にマグネット式のプラットフォームシートを貼り付けるようになっています。初期の確認で金属製ベースの反りが気になったので、変形し難いガラスベッドを購入し、クリップで留めて使っています。

また、ガラスベッドの表面は小物部品の定着が若干悪く感じたので、以前に購入して余らせていた3Mのプラットフォームシートを貼り付けています。ベッドへの食いつきは素晴らしいの一言ですね。

4. 静音モータードライバ

購入状態で駆動させると、"チュィンチュィン"のようなモーターの駆動音が少し気になります。これはこれでメカメカしくて好きなのですが、夜中に駆動させるには気になるため、静音ドライバを積んだマザーボードに交換しています。交換後はモーター音はほぼ聞こえず、ファンの駆動音のみが聞こえるような状態になります。

私が使用したのは BIQU SKR MINI V2.0 というものですが、この記事の作成時点(2021/3/6)ではAmazonでは販売されていないようです。タッチパネルモニターもセットのものは販売中になっていますね。

まとめ

Ender-3 pro は購入状態でも十分に使用できますが、少しカスタマイズすることで、より良くなります。

オープンソースであるがゆえの高いカスタマイズ性であり、カスタマイズ用の部品も豊富にあります。3Dプリンタをカスタマイズするための部品を3Dプリンタで作るのは、3Dプリンタの醍醐味でもありますよね。

これからEnder-3pro購入をしようかと考えている方は、後継機のEnder3 v2 の購入をおすすめします。静音ドライバもガラスベッドも標準装備なので、旧型を買ってアップグレードするよりも出費を抑えられます。


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