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コアコンピタンスは人間力

エイトシークエンスは「人間力」がコアコンピタンスです。

何故なら人の心に触れる仕事だからです。


そして、キャリアを考える個人の方々はもちろんのこと、経営者の悩みもまさに心の問題にあることがほとんどだからである。経営者の悩みの多くが、人に関連すること。そして孤独との向き合い。


常に崖を登るような挑戦を続け、日を追うごとに抱えるものが増えていく。
一度踏み外すと奈落の底まで落ちてしまうような恐怖。それでも機会に胸を躍らせ、指先まで神経を走らせて登っていく。そこまでするのである。
だから経営者は体(知識と体験)はもちろんだが、心も強くなっていく。強くというよりは成熟していく感覚。ただ一方で、答えのない恐怖に向き合うためにも、相談相手が欲しいのは言うまでもない。彼らが相談するのは専門家ではない。
機能的な不安より、精神的な不安のほうが大きい。
そして最も答えのない世界がヒト・組織なのである。

ヒト・組織という答えのない問いを一緒に考えてくれる相手が欲しい。私たちはそこにいたい。

そんな人たちの相手をするのである。人間力が必要なのは言うまでもない。

では人間力とは何か。私の現時点での定義では、

それは人の心を理解し、自然に生きる(振舞う)力だと思う。

人は弱い。虚勢を張るし、すごいと言われたい。思い通りにいかせたい。人の心はそんなものであることを理解しつつ、そんなものが本当に大切なのかという問いを自然に投げられる力。

誰もが持っている大切にしたいこと。
それを大切にする人生を歩むことが大切だと自然に語れる人。そんな人に大切にされた経営者は幸せを感じるのではないだろうか。

そしてもう一つ大事なことは「知識」。

人間力が逞しくとも、相手と共通言語で話せなければ深い関係にはなれない。

相手のことを知ること。
経営者、そしてこれからお会いする個人の方について、
業界、ビジネスモデル、組織構造、起きうる課題、役職ごとの役割、職種理解、転職背景のパターンなどなど。我々はどのくらい知識を持っているだろうか。

どれくらい相手を知っているだろうか。相手が話すことを鵜呑みにしてわかった気分になっていないだろうか。
聞かれたら説明できるレベルで理解しているか。
「社長の仕事は何か」と聞かれて即答できるか。
知らなくても進めている物事はどれくらいあるか。我々の仕事は聞くが8割以上である。だが、その聞くという行為は同じでも、
問いのレベルや解釈のレベルは、知識量によって大きく変わる。同じ時間を使っていても、成果が全く異なるのはこのせいである。
人より早くスカウト文を書けるからでも、面談での言葉づかいが上手だからとか、そういうテクニックでの差は大した差を生んでいない。

同じ時間の中で得ている情報の質が差を生んでいるのだ。

そこに人間力が加わり信頼関係が相乗的に合わさるから雲泥の差が出るのだ。学ぶことを忘れてはいけない。

知るという行動をいつもより一歩多くとる。

事前準備をいつもより少し多めに行う。

そういう少しずつの努力の積み重ねが、気が付けば月面に到着するほどの差を生むことを忘れてはいけない。

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