見出し画像

エイトシークエンスを通して創りたいのは生態系

エイトシークエンスはなんのために存在しているのかを日々考えている。

考えている理由は、存在理由はアップデートされてよいものだという前提があるからです。

エイトシークエンスは人工的に創られた庭園ではなく、まるでアマゾンの熱帯雨林のように、自然にあるがままに存在し、大きくもなり小さくもなりながら、ただそこにある。そこには何万種類という草木や花々、動物や昆虫などの生き物が生息するように、さまざまな個性を持った人々が共生している。

そこにあるルールは、

「しあわせに生きる世界を創る」ただそれだけである。

植物が太陽に向かって茎を伸ばし、葉を広げるように、動物が家族を創り生命を育むように、
「しあわせに生きる世界を創る」ことに向かって、活動している集団でありたい。だから、向かっている先が合っていれば、活動の内容自体は問わないし、好きに事業を興し、好きな時に好きな人と好きなことをすればよい。それがありたい姿なのだと私は考えている。

ただ一点、この「自由」の享受において最も気を付けておかなければならないことは、「責任」との両立であることだ。

アマゾンの熱帯雨林は弱肉強食の世界。日光を得られない草木や枯れ、進化ができない動物は絶えていく。エイトシークエンスという生態系においても、この「自由と責任の世界」は、ともすれば各自に辛くのしかかるものかもしれない。私はこの「責任」という言葉をどう捉えるかを考えています。

「自由にやっていいけど、死んでも知らないよ」

ではなく、

「自由を享受できるように、みんなで責任を果たせる力をつけよう」

が、今のエイトシークエンスのゴールではないかと思っています。
では、今のエイトシークエンスにおける「責任」とは何か。
これは「お客様が価値を感じてくださる基盤となる行動基準を徹底すること」ではないかと思っています。

スターバックスが顧客に感動をお届けしているのは、どの店でも最高品質のコーヒーをクリンネスの整った空間で飲めるという完璧なコントロールをベースに、「お客様に最高のスターバックス体験を届ける」というインコトロールが乗っかっていることで成り立っている。決して、コントロールのない完全なる自律型組織ではない。
アヒルのように、水面下では泥臭いトレーニングやマニュアル改善が日々行われているのである。

では、エイトシークエンスのコントロールとインコントロールは何か。
今の我々は、どのメンバーからも最高品質のご紹介を受けられる状態になっているか。

今の私の考えでは、

コントロール=「お客様が価値を感じてくださる基盤となる行動基準を徹底すること」
インコントロール=「お客様との関係性に最大限の投資をする」

ということだと思っています。
そして、「お客様が価値を感じてくださる基盤となる行動基準を徹底すること」は、習慣化し、息を吸うように実施できるものに落とし込むものであると考えています。

今までのエイトシークエンスは、顧客が感じる価値は対峙する個人によってバラバラでした。それが良くもあり、悪くもありました。
そして、自由の享受だけを求めた結果、いつ間にか惰性になり成果が上がらなくなり、エイトシークエンスを去っていきました。
この全員に言えることが、「成果があがらなくなった」ということです。
まさにアマゾンの生態系のように。。。

少なくとも今の私はそのような生態系を生み出したいわけではありません。私たちは、すべからく成果を出し、責任を果たせる存在でありたい。
我々が責任を果たすには一体どうすればよいのだろうか。

ここを日夜考える旅を続けているわけです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?