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場としてのエイトシークエンス

大切なのは何をやるかよりも、なぜやるかです。


エイトシークエンスは個の集団からスタートした会社でした。

「自分のやり方、在り方に従って、顧客に誠実に仕事をする。自分のブランドで勝負する」

私自身、お客様を前に進める一心で、自分にできるすべてをやる覚悟でスタートしたからこそ、同じ思いで仕事ができる集団を創りたいと思い、会社としてはノールール。「自分の心に従う事」だけを伝えていました。実は今もその気持ちは変わっていません。

ただ、少し変わったことは、自分の体験を誰かと共有することで、もっとお客さまの役に立つのではという思いが強くなったことです。

私の中での「チーム」というのは、決して他を律するための結束ではありません。
「互いの体験を共有し、より高い次元へと踏み出す気づきをどれだけ量産できるか」

これがチームのイメージです。

私が今まで経験してきた、リクルートや各種プロジェクトのチームでは、チームというと上司と部下の間での棚卸からの詰めや、メンバー同士が互いに競争し合うことで業績をクリアしてくることが多くありました。

私自身、尊敬する上司から怒られた言葉や、ベンチマークした人との競争によって、掻き立てられて成長したことが多々ありました。
そういったことを否定するつもりは毛頭なく、愛のある鞭や、励みになる競争は大いに結構だと思っています。
ただ、根本的に大切なことは、「成長のための気づきの量をどれだけ増やせるか」だと思うのです。

気づきは果たして上司からしか得られないものでしょうか。
競争しないと得られないものでしょうか。私は互いが得た大きな体験や気づきを共有し合うことこそが、持続的でたくさんの成長を得られるものではないかと思っています。

・今日あった気づき、嬉しかったこと、悔しかったこと
・「こうやればうまく!」というロジックを発見したこと
・過去の自分より少しでも成長したと実感したこと
・まだまだ自分が甘いなと感じたエピソードなど、

思い返してみると、実は毎日が発見であり、意識をすることで磨きがかかってきます。
そして、誰かの気づきが、自分の悩み事や課題を解決する糸口になるかもしれません。

繰り返しになりますが、
私が考えるエイトシークエンスのチームとは、

「互いの体験を共有し、より高い次元へと踏み出す気づきをどれだけ量産できるか」

ここにあると思っています。ですが、明日から皆に発信しよう!というつもりもありません。
皆に発信すれば、皆からも返ってくるでしょう。
でも、いきなりだと緊張する人もいると思います。だから、まずは話しやすい誰かからでも構いません。

共有し、思いやりの気持ちをもって与えてみてください。受け取って嬉しかった人は、他の誰かにも伝えてみてください。こうしてみんなが気づきを得る場所ができたなら、それがチームになったと言える時なのだと思っています。

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