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採用はまさにスーパーマーケットのようだ

少し乱暴な例えかもしれませんが、採用はスーパーマーケットに似ていると思います。同じ棚や台(業界)に商品(企業・求人)が並んで、消費者(働きたい人)が選ぶという感覚。企業から見ればその逆も然りです。

そう考えると企業はまずその棚や台に置かれる必要があります。人気商品などは店の入り口付近やチラシに載ったりします。一方人気のない商品は端に追いやられたり姿を消すこともあります。

どこかに並べられた後は近くにある商品(競合)との勝負です。有名なブランドであれば消費者はまず手に取ってみるでしょう。そうでなくても価格が安いとか目を引く色をしているなどの理由で手に取られることもあります。

価格や色、形はその企業の"特徴"です。提示年収が高い、低い、制度がある、ないなど全く特徴が同じ商品はありません。

価格も特徴も同じと見られたら消費者からは選ばれづらいでしょう。そのため、企業は自社の特徴をわかりやすく消費者に伝える努力(媒体掲載やスカウトなど)が必要になります。

手に取ってもらった後は無事レジを通過するかどうかです。レジの前でやっぱり買うのやめた(選考辞退)とならないように最後まで気が抜けません。

無事購入された後、家で使ってみたら思ったより使いづらかった、美味しくなかったなどの理由で返品やリピートなし(早期退職)となることもあります。こうならないように購買前(入社前)の商品選び(選考活動)でミスマッチがないようにしっかり特徴、強み・弱みは明確にしておいたほうがよいでしょう。

また、もっと大きな視点で見ると、商品(求人)をどこのお店に出すのかが大切です。成城石井に出すのと地元にスーパーに出すのとコンビニに出すのでは来店される顧客の属性も変わってくるのでそもそも市場を間違えた、なんてことにならないようにしたいものです。

そもそもは商品(企業)の質の改良が大切ですが、消費者(働きたい人)から見て特徴がわからないと選ばれづらいですよという話でした。

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