PAIN & GLORY #19 win×3
自分を律して仕事をするのは本当に難しい。それができるタイプとできないタイプとがいると思うが、自分は正直あまり得意ではない。でもカンボジアに来てからは
"それをやらないと生きていけない"
という環境にまで追い込んで、無理矢理にでも仕事をせざるおえないようにしている。それがなにより自分の成長に繋がるはずだと信じて。
今日はカンボジア人、とりわけ昨日(#18)書いたボスのビジネスパートナーとの付き合い方について書いていこうと思う。自分がカンボジア人と関わっていく中で、最も不快に感じるポイントの1つに彼らが
"すぐに対価を求めてくること"
が挙げられる。例えば日本では、相手に何かしてあげてもすぐに見返りをよこせとは言わないし、態度にも出さない。ただ何がしかの形でしてもらったことを返すことは絶対にするし、それを自分たちから要求しないが故に、された側も相手に何かしてあげたいと思うものだ。
しかしカンボジア人はたとえ情報1つ、もっといえば道を聞いただけでも対価をせびってくる。その対価とはすなわちカネであり、そのビジネスにおけるVIP待遇であることがほとんどだ。それはボスのパートナークラスの大物であっても変わらない。むしろ大物になればなるほど厄介で、「おれを動かしたいなら、いくらだ?」と太々しい態度で聞いてくる。正直本当にこの瞬間は、たとえボスのパートナーであったとしても不愉快極まりない。
しかしこの国では、彼らを通した方が何事もスムーズに進むのが分かりきっているので、他に頼んでなかなか物事が進まないよりはマシだという消去法で、彼に依頼せざるおえないのだ。ここに関して自分は本当に不服に感じるが、郷に入っては郷に従え。自分が早くその立場になれるよう、そしてその立場になったときにはよりクライアントに寄り添おうと心に決めている。
とはいえこの経験を通して成長できるポイント確実にある。要するに彼らにも旨みがあるような形を提供すれば良いのだ。
"自分、パートナー、顧客の3者全員が
winになれるような仕組み"
それを考えられるようになるための訓練だと言い聞かせて日々考えを巡らせている。
さて、今日も仕事だ。張り切っていこう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?