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PAIN & GLORY #41 仕事の話ができる人

野村訓市さんのラジオのアーカイブがYouTubeに違法ダウンロードされている。お金のない自分は、後ろめたい気持ちはありつつそれで毎週楽しみに聴いている。

訓市さんの話は、よく耳を澄ませて意識を強く持って聴かないと、右から左に抜けていってしまうような感覚になる。それはラジオというメディアにおいては良い事なのかなと、最近は思うようになった。

紹介される楽曲は、日曜の夜にゆったりするのには最適なものばかり。おそらくカンボジアにいる4000人ちょっとの日本人の中で、聞いているのは自分だけだと思うが、この番組を聞いていることへの優越感といったらない。

さて。今日、イライラが募って凄く胸を締め付けることがあった。でもそれを言葉にして、誰かを攻撃するのは良くないと分かっているし、同じ轍踏みたくない。だから今日は少し趣の違った話をしようと思う。

夕方、富山に就職した自分の友人(#22)と電話していた。お互いの近況報告をして労い合ったが、その中ですごく興味深い話があった。それは

      "仕事の話ができる人"

というのはすごく貴重だというモノだ。

これについては自分も本当にそう通りだと思った。だれにでも親や友人、恋人や配偶者などのそれぞれ信用できる相手だと思う人は沢山いるだろう。しかし"信頼できる""仕事の話(相談)"が出来るとは全く別のことだ。

そうやって信頼できると思っていた相手に、いざ自分の仕事の相談をした際、自分の悩みや苦しみの根本が相手に伝わっていないと気づいてしまった時、どうにも表現できないほど寂しくなる。まるで今までの関係がウソだったかの様な、全てが虚しく自分は孤独なのだという感覚に陥ってしまう。

これを話せる相手がいる、少なくとも自分には。それがその友人であり、自分は彼にとってのそれであり続けたい。そのためには、自分もたくさん苦労して成長しなくてはならないと、友人と話していて痛感させられる。

この夏、日本に戻れたらツモる話が沢山ありそうだ。

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