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【オンライン面接のポイント/気をつけるべき点】

少し前に、求職者様向けに作成した資料をnoteでも公開します。

コロナウイルスの影響により、基本的な面接は全てオンラインになっており、オンライン面接のみで内定まで出す企業も増えてきています。
対面とオンラインでは、基本変わらないのですが、
オンラインだと、お互い画面越しの面接になるため、場合によっては印象が悪く伝わってしまったりするケースもあります。
面接では、「カルチャーフィット」(組織にフィットするかどうか)も、面接官の見極めポイントになってくるため、以下の点に気をつけてオンライン面接を実施しましょう

■使用されるオンラインツール

企業によって使用するツールは様々ですが、以下が使われやすいツールになります。 
Zoom
Google Meet

■ポイント/気をつけるべき点

基本的には、以下6点になります。
 1)使用デバイス
 2)場所(環境)
 3)事前準備
 4)印象管理(アピアランス)
 5)声の大きさ(聞き取り)
 6)リアクション

1)使用デバイス

・PCかスマホかですが、基本的には、PCをオススメします。

理由としては、スマホの場合、
横向きに置くと、インカメラが真ん中ではなく、端についているため、どうしても目線が少しずれて見えてしまいます。
また、置く場所によるのですが、目線が下がりがちに。
置き場所が安定していなく、オンライン面接途中に角度が傾いてしまう可能性も十分にありますので、安定しているPCのほうが無難です。
スマホでも良いのですが、必ず安定したセッティングができるようにしましょう。

PCもスマホもですが、「角度」が大事です。目線が見下ろしがちにならないようにしたいのと、必ず正面に置き、インカメラで自分がどう映っているのか必ず確認をしましょう。

FireShot Capture 104 - 無題のプレゼンテーション - Google スライド - docs.google.com

スマホの場合、横にするとカメラと視線の位置が違うため、
相手には↓下のように映ります。ずれてしまってますよね。

スクリーンショット 2020-04-29 10.06.34

【スマホで目線が見下ろしがちのパターン】

スクリーンショット 2020-04-29 10.10.11

また「デバイス充電」をしながらにしましょう。
面接中に充電が切れたら、取り返しが付きません。面接時間が想定より長くなる可能性もあります。残量が少なくなってくると、それが心配で集中できなくなるので、充電しながらがオススメです。
・マイク付きイヤホン用意
とにかく、マイク付きイヤホンがオススメです。
オンラインでスピーカー使用の際によくあることですが、相手のスピーカーから出る音を相手のマイクがそのまま拾って自分の声が跳ね返ってくるという現象があります。
これが起きるとお互いにとても話しにくいので、必ずイヤホンを用意しましょう。

また、最近ではワイヤレスイヤホンが多いですが、オンライン面接では、ワイヤレスではなく、有線のものをオススメします。
何故なら、普段は聴く専用で気づかなかったが実は安物だとマイクの質が悪いとか、途中で充電が切れるとかのリスクが考えられます。

2)場所(環境)

・「静かなところ」でやりましょう。
特にBGMは注意です。
オンライン面接時、自分自身はイヤホンをつけているので気付いていないですが、相手にとっては、周りがうるさくて聞こえにくいということはよくあります。
特にカフェの場合、BGMがかかっているケースが多いので、できればまわりの音がない場所でやりましょう。(自宅や、防音された個室がオススメです。)
また、背後には何もない環境が望ましいです。(何もない白い壁等)
思っている以上に面接官は、後ろの背景が目に入ります。
※カフェはやめましょう。雑音が入りすぎます。

・「通信環境が整った」ところでやりましょう。
Wi-Fiの通信量が少ない環境では、お互いの声が聞こえなかったり、映像が乱れたり、そもそも面接が進んでいきません。
途中で相手の声が聞こえなくなると、どうしても聞き返さなければならなくなるため、避けたいことです。事前にその場所の通信環境をしっかりと確認しましょう。

・「明るい」ところでやりましょう。
4つ目にお話する印象管理にも関わってくることですが、
暗い環境だと、どうしても表情が暗く見えてしまいます。※印象悪く見えてしまいます。
また、逆光である環境も避けましょう。顔が見えなくなってしまいます。
とにかく顔に影ができないことを事前に確認してください。

【暗い環境だと】

スクリーンショット 2020-04-29 10.12.22

【明るい環境だと】

スクリーンショット 2020-04-29 10.18.10

3)事前準備

・「ログインを早めに」
新しいオンラインツールの場合、操作がいまいちわからなかったり、
アプリダウンロードが必要になるケースもあります。
また、ブラウザや接続の調子が悪い等、様々なトラブルが想定されます。
焦った状態で選考に臨まなくて済むように早めにスタンバイしましょう。
※特にzoomやhangoutの場合、スマホでは専用アプリのダウンロードを促されることになります。スマホの容量がいっぱいだったりすると焦ることになりますので、ご注意を。

・「自分がどう映るのか」確認を。
対面との違いは、特にここです。
相手に自分がどう映っているのか、「印象管理」の観点でネガティブに思われてしまうのはとてももったいないので、インカメラで自分がどう映るのかの確認をしましょう。
画面に近づきすぎてしまっていて、顔が大きく映っているケースもよく見かけられます。

また、できれば事前に友人や、担当キャリアアドバイザーの方に、オンラインで練習をしてもらい、自分の声が問題なく届いているか確認までできるとベストです。

4)印象管理(アピアランス)

対面面接でもそうですが、何より印象管理は重要です。
第一印象は、カルチャーフィットするかどうかの見極めにもなりますので、オンライン面接でも意識してのぞみましょう。

・服装/髪型
対面面接と基本は同じですが、オンラインの場合、画面越しのため、いつもより見られる視野が狭まります。
そのため視野が狭いぶん、服装や髪型の乱れはよく目立ちます。事前に確認しましょう。

・部屋の明るさ
2)でもお伝えしましたが、暗い場所や影ができてしまうところでは、表情が暗く見えてしまいます。事前に確認して、適度な明るさで自分の顔が映るようにしましょう。

・顔と目線
オンライン面接は、画面越しであるため、対面でわかる非言語コミュニケーション(身振り、手振り)がわかりません。
話し手の印象を決めるのは、「言葉以外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」ということも心理学でよく言われることです。
オンライン面接でわかる、非言語コミュニケーションは、「顔の表情と視線」です!
顔の表情は、とにかく豊かにしましょう。いつも以上に笑顔を意識しましょう。

続いて「目線」です。どこを見れば良いかですが、
画面越しの面接官を見ながら行うと、若干目線が下がりがちになります。(カメラが画面よりも上についているため)
基本はカメラを見ながらが良いのですが、結構難しいため、面接官とカメラの間くらいを見ておくと、良かったりします。

5)声の大きさ(聞き取り)

・「声は大きめ」を意識しましょう。
まず、デバイスの設定から音声の入力は最大にしておきましょう。その上で、最初は気持ち大きめの声で話す方が良いです。オンライン面接をしていると、音が小さくて聞こえにくい方が結構います。始まってから聞こえにくいと言われて、声を大きくするのは焦りに繋がるので、最初から大きめで話すのがオススメです。そのほうが緊張も溶けやすいです。

・「ゆっくり/はっきり」を意識しましょう。
オンラインの場合、思っている以上に聞き取りにくいです。
緊張によって、いつも以上に早口になってしまう方もいますが、尚更聞き取りににくくなります。「ゆっくり/はっきり」を意識して話すようにしましょう。

・相手の声が聞こえなかった時は素直に言いましょう。
もちろん、相手の声が聞こえなかった、聞き取れなかったこともあります。
また通信環境の影響で、音や映像が一瞬止まることもあります。
そういう時は素直に言いましょう。
言いづらいために憶測で相槌を打ったり、勘で答えたりするのは危険です。
臆することはなく、
「申し訳ございません。今音声が乱れまして、◯◯の後から聞こえていなかったです。もう一度お願いできますか?」って言って大丈夫です。

6)リアクション

先ほど、話し手の印象は「言葉以外の非言語的な要素で93%の印象が決まってしまう」
とお伝えしましたが、顔の表情に加え、「リアクション」も重要です。
「リアクションは1.5倍」を意識しましょう。

オンライン面接は目の前に相手がいないので無意識のうちに反応薄めにしちゃいがちです。人は、話している相手が無表情やリアクションが薄いと、不安になります。
リアクションがあると安心し、お互いに話しやすくなります。
少し、うなずきを大きくすること。声の大きさ、トーン等、リアクション1.5倍を意識してのぞみましょう。

最後に

面接は内容も大事ですが、人物面評価(第一印象、話し振り、表情、声、リアクション)が間違いなく優先されます。

事前に友人や、担当キャリアアドバイザーにお願いをして、どう見えるか確認をしてもらったり、録画をして、客観的に自分を見てみましょう。
思っている以上に、表情が暗かったり、目線が下がっていたり、声が小さかったりします。事前準備を徹底しましょう!

そして、実は面接官もオンライン面接に慣れていません。
慣れていないが故に、余計に対面面接以上に人物面印象が残ります。
「面接官もオンライン面接に慣れていないんだな」と考えておけば、
いつもの面接以上に「もっと自分が伝わるように頑張らなくちゃ!」と思えるはずです。その意識の差が、面接通過率の差、ライバルとの差につながります。
差をつけるチャンスだと思って、万全の準備、体制でオンライン面接にのぞみましょう!頑張ってください。


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