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都内企業と地方(静岡)企業との中途採用選考における違い

酒井優一|株式会社TurnX

起業をして、来月で丸一年となる。
起業するまで僕は都内企業の採用支援に約14年間携わり、
そして静岡特化型移住転職エージェントであるTurnXを起業してから、
この1年は静岡県内の企業の採用支援に携わってきた。

まだ1年であり、静岡県内の全ての企業の中途採用に携わったわけでもないので、もしかしたら間違っているのかもしれないが、
昨日ふと、思ったことがあったので、noteに言語化してみる。

静岡県内企業の選考における見極めのゆるさ

まず結論、何が言いたいのかというと、
静岡県内企業は都内企業に比べて、採用選考における見極めがゆるい。
別の言い方をすると、安易に選考通過、内定となっている。
と最近非常に思うのである。
それは結果として、企業/求職者お互いにとって、ミスマッチが生まれているケースが多い。ということが言える。

選考における見極めがゆるい、あまいということは、
求職者にとっては、プラスと受け取る方もいるかもしれないが、
それはあくまでも、内定をゴールとした転職活動において言えることである。

選考における見極めがゆるい、あまいということは、
・自身のカルチャーがあわない会社でも内定が出てしまう。
・自身の目指すキャリア形成が目指せない会社でも内定が出てしまう。
・自分がなかなか活躍できない会社でも内定が出てしまう。
ということでもあり、求職者にとっては自分が本来ミスマッチである企業への選択肢が生まれることによって、入社後ミスマッチ、早期退職へと繋がる確率が高くなると言える。

何故そう思うのか

何故上記のように思うのかというと、
以下、3つの観点で感じたことが重なり、自分の中で確信に変わったからである。

1.企業の内側から(採用コンサル/人事顧問として)

この1年間、採用コンサルもしくは人事顧問として入っている静岡県内企業が複数社あり、企業の内側から企業を見てきた。
もちろん選考に進んでいる候補者についても常にチェックしているのだが、
これまで都内企業の採用支援に携わったきた自分の目では、この方はお見送りになるだろうと想定していた方が、するっと選考通過し、内定になっているケースが散見される。
そしてそう感じた方が結果として、3ヶ月以内の早期退職に繋がってしまっているケースもある。

2.企業の外側から(転職エージェントとして)

弊社TurnXの求職者支援の仕方として、いわゆる多くの転職エージェントと違い、かなり深い自己分析、軸固め、レジュメ作成、面接対策といった選考に至る前の準備を手厚く実施するため、書類通過率は平均50%以上、面接通過率も平均35%以上と、高い通過率を残している。(弊社の強み)

とはいえ、全てが通過するわけでもなく、さすがにこの企業(この面接)は見送りになるだろうなと事前に思う選考もあるわけである。
しかし自分の想定とは違い、「え、通過したの!?」という選考結果がくることがある。求職者にとっては喜ばしいことではあるものの、ちょっと選考があまいのではと思ってしまう。

3.早期離職求職者相談(転職エージェントとして)

弊社は静岡特化型移住転職エージェントであるので、求職者相談の多くは県外から静岡県に移住したいと考えている方であるのだが、
たまに、静岡県在住の求職者からの相談もある。
話を聞くと、つい数ヶ月前に静岡へ移住し、静岡県内の企業に転職したのだけれど、何らかのミスマッチにより早期退職を考えている。という相談であり、静岡県在住の求職者からの相談は、ほぼ100%に近い割合で早期退職の相談になっている。

以上3つの観点から、採用選考における見極めがゆるい。安易に選考通過、内定となっている。結果としてミスマッチもうまれてしまっている。
と感じたのである。(都内企業に比べて圧倒的に)

見極めがゆるくなってしまっている理由(仮説)

では何故、選考における見極めがゆるくなってしまっているのか。
理由としては、以下3つが考えられる。

1.選考が仕組み化(構造化)されていない

現在、採用コンサルティングに入っている静岡県内企業の複数社において
この課題にぶち当たっており、各社仕組み化を進めているのだが、
これまで経営者や面接官の属人化した選考のままになってしまっており、
下記のような課題が生まれている。
結果として見極めるべき事項があやふやのまま選考が進んでいるケースが多いのである。

・選考基準が明確になっていない
・選考における評価ポイントが明確になっていない
・その選考において何を見極めるべきなのか明確になっていない
・結果として、聞くべき質問が聞けていない
・面接官ごとの情報引き継ぎができていない

選考仕組み化
その選考で何を重視して見極めるのか。

2.面接官の面接力不足

上記の選考仕組み化に紐づくのだが、
面接官の選考における質問が、非常に浅く、掘り下げられていない質問が多い。必ず面接ごとにどんな質問が聞かれたのかを求職者に聞くようにしているが、

・当たり障りのない(オーソドックスな)質問しか聞かれていない。
・一つの質問に対して、掘り下げられていない。
・一次選考も二次選考も全く同じ質問をされている。

上記のようなケースが多い。
求職者は「特に答えにくい質問はなく、終始話しやすかったです。滞りなく素直に回答ができました!」という良い印象を持って帰ってくるのだが、
見極めがあまいなといつも思ってしまう。
これが都内企業であれば、鍛えられた面接官により、かなり深堀りされ、
よい質問、よい見極めをしてくるのだが、そういうケースがほとんどといってないのである。

僕が人事顧問として入っている静岡県内企業では、
・そもそもどんな質問をすれば良いのかわからない。
・何を確認すれば良いのか、そのためにどんな質問でチェックすべきなのかわからない。

と面接官から相談をうけるケースも多い。
そういった企業では、選考仕組み化と合わせて、面接官トレーニングも選考に関わる方全てにおいて研修として実施している。

3.比較検討できる候補者が少ない

3つ目の理由として、都内企業に比べて、そもそもの選考母数が少ないため、
比較検討できる候補者がなかなかいない。
だからこそ少しでも採用ターゲットになりうる求職者が選考にきた場合には、「次いつ、このような候補者がくるかわからないので、前向きに採用しよう!」という焦った思考がどうしても働いてしまう。

結果として、選考において見極めよりもアトラクトのほうが多くなってしまっているケースが多いのである。

解決策(TurnXとしてやるべきこと)

このような課題感を感じる中で、弊社TurnXとしては、
下記のことに取り組んでいきたいと思う。

対企業様に向けて

おかげさまで起業してからこの1年間で、静岡県内企業から採用、人事まわりのご相談を多数頂き、徐々に採用コンサルティング、人事顧問としてお手伝いさせて頂く企業様が増えてきました。
現在、支援をさせて頂いている企業様では、
・選考の仕組み化(構造化)
・選考基準、評価ポイントの策定
・面接官トレーニング

等の採用力強化プロジェクトが進み、徐々に改善しつつありますが、
もっと多くの静岡県内の企業様をご支援させていただき、企業の内側から改善していきたいと思います。
静岡県内企業の採用力強化を推進していきます。

対求職者様に向けて

企業の見極めがあまかったとしても、求職者側が誤った選択(入社意思決定)をしなければ、良いわけです。
そのためには、「企業のことよく知る」ということも大事ですが、
まずは「自分自身をよく知る」ということが何よりも重要です。
そのためにも、静岡特化型移住転職エージェントTurnXでは、
・深い自己分析
・WILL/CAN/MUSTの整理、転職軸の明確化
・軸からブレない転職活動〜意思決定への後押し

をさらに強化し、移住〜入社後活躍にまで向けた支援をしてまいります。

最後に

このnoteを読んでいただいた企業様で、
中途採用に悩まれており、改善や強化をしたいという企業様がいらっしゃいましたら、是非下記フォームよりお問い合わせ頂ければと思います。

また、静岡への移住に興味があり、
移住/転職の相談をしたいという方がいらっしゃいましたら、
お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。

来月9月より、TurnX第二期となりますが、
情報発信を増やし、コンテンツ力の強化を進めていきます。
引き続きどうぞ宜しくお願い致します。

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