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Lightroomにぼかし(レンズ)機能搭載(#1173)
Adobe Lightroom Classic(以下LrC) 及び Lightroomに新機能が搭載されました。
Mac版デスクトップアプリLrCはバージョン13になりました。
いくつか大きな機能が実装されていますが、目玉は「ぼかし(レンズ)」機能だと思います。早速試してみました。
これは先日撮影したカルガモの写真です。
機材:ソニーα1、FE 200-600mm G
焦点距離:600mm+APS-Cクロップで、換算900mm相当です。
絞りはF6.3開放で撮影しています。
もとは4:3の写真ですが、1:1にし、さらにトリミングしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1697085031261-kGq7IydX2p.jpg?width=1200)
カルガモは池の反対側にいて、背景の植物との間が狭くほとんど背景はボケていませんね。
これに「ぼかし(レンズ)」を適用してみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1697085384370-MeJZFV0nWJ.jpg?width=1200)
デフォルトの適用率50%だとこんな感じです。
よく見ると、脚と池に反射した頭部分がボケすぎています。
ぼかし(レンズ)ツールには「ぼかし量」「ボケの種類」「ブースト効果」、どの範囲をクリアにするか調整する「焦点範囲」、ぼかしやピントを部分的に修正できる「焦点」「ぼかし」機能があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1697085500994-hUaaLoAPP1.png)
先ほどの写真の脚と池に映った頭のピントを回復するため「焦点」機能を使ってみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1697085716474-SoVj08vJvG.jpg?width=1200)
このような感じでピントの部分調整ができます。
適用率を75%にするとこんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1697085774449-7UUeDDSwKA.jpg?width=1200)
適用率を100%にするとこんな感じ。
![](https://assets.st-note.com/img/1697085797314-CDIaNuX2AH.jpg?width=1200)
今回の写真は背景が植物で割と被写体と近接している例ですが、夜景や、背景に光源のある写真だと、綺麗な玉ぼけができます。玉ぼけの種類も選べるし、それをブーストできるので、今話題のPlenaっぽくしたり、オールドレンズっぽくしたりすることもできそうです。
なかなかいい機能です。
前回のノイズ除去といい、Adobeの進化はなかなかです。
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