見出し画像

Lightroomにぼかし(レンズ)機能搭載(#1173)

Adobe Lightroom Classic(以下LrC) 及び Lightroomに新機能が搭載されました。
Mac版デスクトップアプリLrCはバージョン13になりました。

いくつか大きな機能が実装されていますが、目玉は「ぼかし(レンズ)」機能だと思います。早速試してみました。

これは先日撮影したカルガモの写真です。

機材:ソニーα1、FE 200-600mm G
焦点距離:600mm+APS-Cクロップで、換算900mm相当です。
絞りはF6.3開放で撮影しています。

もとは4:3の写真ですが、1:1にし、さらにトリミングしています。

カルガモは池の反対側にいて、背景の植物との間が狭くほとんど背景はボケていませんね。

これに「ぼかし(レンズ)」を適用してみます。

デフォルトの適用率50%だとこんな感じです。

よく見ると、脚と池に反射した頭部分がボケすぎています。

ぼかし(レンズ)ツールには「ぼかし量」「ボケの種類」「ブースト効果」、どの範囲をクリアにするか調整する「焦点範囲」、ぼかしやピントを部分的に修正できる「焦点」「ぼかし」機能があります。

先ほどの写真の脚と池に映った頭のピントを回復するため「焦点」機能を使ってみました。

このような感じでピントの部分調整ができます。


適用率を75%にするとこんな感じ。

適用率を100%にするとこんな感じ。


今回の写真は背景が植物で割と被写体と近接している例ですが、夜景や、背景に光源のある写真だと、綺麗な玉ぼけができます。玉ぼけの種類も選べるし、それをブーストできるので、今話題のPlenaっぽくしたり、オールドレンズっぽくしたりすることもできそうです。

なかなかいい機能です。

前回のノイズ除去といい、Adobeの進化はなかなかです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?