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ライターになった理由が、3年目にしてようやく分かった

今までは「なんでライターになったの?」と聞かれても、自分なりの答えを持っておらず、「なんとなく、言葉が好きだったからかな」という回答しかできなかった。

でもやっと、なぜ自分がライターの仕事をしているのか分かった気がした。


昨日、友達の相談に乗るために飲み屋さんで会話していたときのこと。

相談に乗る際は、基本的に“相手が欲しい言葉”を探るようにしているけれど、昨日は思わず「自分の率直な気持ち」を伝えてしまった。仕事について悩んでいた友人に対して「私はやめてほしくない」と、長ったらしく熱弁した。

すると、友達は私の言葉に納得してくれたようで、今後の仕事を考える参考にしてくれるとのこと。

そして、友達は「なるべくしてライターになったんだね」と言ってくれた。

私の言葉には「心に沁み込んでいく力がある」とまで言ってもらえて、自分自身あまりピンときていなかったものの、単純に嬉しいなあと思った。

そして翌日、私は友人にもらった言葉の意味を考えながら、お散歩していた。

そもそも私が「言葉の力」をハッキリと意識するようになったのは、社会人になってから。

新卒で生命保険会社に入社し、ゴリゴリの営業をしていたとき。
当時の課長が「図々しいことを言っているのに、むしろ和やかな空気感する術」を教えてくれた。

伝えたい内容は同じなのに、言い方ひとつで、伝わり方も雰囲気も全部が変わる。言葉を上手く操るだけで、その場の空気を自分のものにできる。
自分もいつかそんな上司のようになりたいと思った。

それから、言葉選びや声のトーン、顔の表情などを意識しまくりながらお客さんと接し、前よりも確実に営業が楽しくなった。

でも、自分が言葉を好きになったのは、もっともっと前だったなあ、ということも思い出した。

私は悩み事があると必ず本屋さんに通い、答え探しをしていた。中学生くらいからそんな癖がつき、友達や親よりも、本から人生のヒントをもらっていた気がする。

そっかあ。自分、そんなに前から言葉が好きだったんだなあ。と思い返し、一人でエモい気持ちになった。

これまで「文章を書く」という仕事に憧れはあったものの、自分がライターになれると思っていなかった。でも、現在はライターという職業でご飯を食べられて、嬉しいというか感慨深いというか。それを実現できた環境に感謝しかない。

そして、ライターが楽しいと思えるのは、「どう伝えるべきか」を考えられるからだと思う。
ライターの仕事にもいろいろあるけれど、文章には何かしらの目的があって、どう見せたいのかを必ず考えるようにしている。というか、今の私にはそういう書き方しかできない。

そう考えると、これまでの人生で培ってきたものを、ちゃんと活かせているんだなと実感できる。
突発的に起こったような出来事も、一つひとつが独立しているような出来事も、全部どこかで繋がっているんだなあ。

点と点が繋がった瞬間は、むしろ「なんで今まで気づかなかったんだろう」と思うくらいなのに、自分のことになる途端に分からないことばかりになる。きっと、日々の内省が足りていないからだろうなあ。

でも最近は、お散歩しながら内省するという趣味を見つけ、なんだか前よりも毎日が充実しているような気がする。

内省が増えるとアウトプット欲も増えるので、noteももっと書いていけたらいいなあ。

ちょっと脱線したけれど、そんな感じで私はライターをやっています!
もっともっと精進していきたいので、これまで以上に頑張ります!!!

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