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じょり家のおやつ

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うちの超甘党Otto氏に捧ぐ、甘いもののまとめ。甘い系のパン含む。
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#noteおやつ部

ドイツ風アプリコットのクランブルケーキ〜Aprikosenkuchen mit Streusel

モインモイン!ユイじょりだよ。 「モインモイン」は北ドイツの挨拶らしく、世界事情に通じておられるケイチェルおじ殿が使っていて、これは絶対いつか使いたいと。 そんな願いがかなった、本日こちらはフランス革命記念日。 この日は、シャンゼリゼ通り〜コンコルド広場でフランス軍による絢爛豪華な軍事パレードが行われるのが恒例。これを観るためにパリに上京してくる一般観覧者も多い。 戦闘飛行機による航空ショーはこれまた定番。数年前に、ブルー担当のうち1機が間違えて赤のボタンを押してしまっ

赤い実、はじけた〜鯉に恋するKoiマカロン

最近の30度ごえと打って変わって、いきなり最高気温18度と肌寒くなった今日のパリ。 クイズまで出しておいてだいぶ遅くなってしまったけれど、先週のマカロン活動=マ活についての話をしたいと思う。 マ活の復習をちょいとすると、素人のくせに狂ってんじゃないの?ってくらい試行錯誤を経て、ラデュレ×フレンチマカロンで安定したマカロンが作れるようになった。 ラーメンのスープってこうやって作り上げていくのだろうか・・・と、分量や工程をメモしながらふと思ったことを、今となっては懐かしく思う

愛するトイレとオレンジタルトの話

ヒトには誰しも、あ〜ここは落ち着く、という空間があると思う。 あるヒトは近所の居心地のいいカフェかもしれないし、またあるヒトは車のなかかもしれない。ちなみにうちの俺(一応イヌ)は、私の足元。で、何が彼をそうさせるのかは不明だが、たまに思い立ったように私の足裏を一心不乱に舐める。 さて、ヒト科の私の場合、それが「トイレ」なのである。 暑くて狂って告白しているわけではないけど、私はトイレが好きだ。 ちゃんと定義するならば、「清潔で居心地のいいトイレ」空間。 外出先では唯一

きまぐれマカロン☆ロード〜塩バターキャラメルの2色マカロン

ボンソワー!週末酔狂スイーツ女こと、ユイじょりである。 ん?酔狂なのは週末に限ったことじゃないな? 今日は久しぶりに・・・といっても、実際には週一ペースで続けているマ活ことマカロン活動について、実績報告をしたいと思う。 ちなみに直近は、初めてのイタリアンメレンゲで作る、トンカ豆を使ったショコラマカロン。 この後、キャラメル沼にハマったキャラメルスイーツを作った。 このときにタルトとサブレに流し込んだ自家製塩バターキャラメルが、ボンヌママンのジャム瓶の半分くらい余った。

旬のルバーブで、幾何学模様タルト

マルシェにも八百屋さんにも、パリの街中に色とりどりの野菜や果物たちがあふれ出す、この季節。 この時期になると、私には必ず作るお菓子がある。 それが、「Tarte à la rhubarbe(ルバーブのタルト)」だ。 正確に名付けるならば「Tarte géométrique à la rhubarbe」。 géométrique=幾何学模様の意味。 去年のコンフィヌモン中、ルバーブを幾何学模様に並べる作業にハマりすぎて(そこか)何度も何度も作った、マイ酔狂スイーツのひとつ

キャラメル沼に、はまる〜塩バターキャラメルのタルト・オ・ショコラとお花サブレ

今日はまず、毎月恒例のお知らせを。 6月10日の「ミルクキャラメルの日」(知ってました?)を前に、今月はこんな記事をNIKKEI STYLEに書いてみました。よかったらお手すきの際にご覧くださいまし。 NIKKEIの記事もいよいよ数が増えてきたので、マガジン化を試みる。 キャラメルのテーマ、今回も沼った、沼った。 うずらの卵の記事のときもかなり沼ったけど、負けず劣らず、沼入り。 前職の会社もそうだったけど、歴史のある会社は知れば知るほど沼る。 さらっと書いてるけど、膨

初☆イタリアンメレンゲで、杏仁風味のショコラマカロン

初めてにして成功したのがうれしくて、つい柄にもなくタイトルに☆なんて入れてしまったユイじょりです、どーもー! 「つのだ☆ひろ」かよってツッコミは全面的に受け入れつつ置いといて、さて先週のこと。 ベルメールの味を求めてマドレーヌを作ったのに続き、例のごとくマカロンも作っていた。これぞ、ダブル・マ活だ。 マカロン沼、深しマカロン沼は深志・・・じゃなかった、深し。 まあそれなりに並々ならぬ深い志を持ってやってるので、あながち全部間違いってわけでもないんですけども(PATAさん

春のグリーン・ガトー・ダミエ

春風吹き荒れるフランスの北国より、ボンソワー! 明日5月9日(日)、日本は母の日。 日本の母の日は基本、5月の第2週の日曜日、でしたな? フランスにも母の日はあるけれど、日本と違い、基本は5月の最終日曜日。 Pentecôte(聖霊降臨祭)の休暇と重なる場合は6月の第1週にずれ込むこともあるけれど、今年は基本どおりに5月最終日曜ってことで5月31日。まだまだだ。 今週頭にコンフィヌモンが明けて速攻、PCRを受けて北国へ向かうことになった我が家。フランスの母の日はまだ遠い

アースデーと、みつばちスイーツと

先週の木曜日、4月22日が何の日だったか皆さんはご存知だろうか? 答えは、「アースデー(Earth Day)」🌍 アース・デーなのかアース・デイなのかよくわからないけど、別名「地球の日」と呼ばれるらしい。 フランスでは、「Journée de la Terre」と呼ばれ、全世界的に地球環境について考える記念日である。 国連主導のSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))とか、サステナビリティとかエシカル消費とか、日本で

咲いた咲いた、ステンドグラスの花サブレ

みなさんの周りに、こんな人はいないかな? 何事も形から入り、ハマったら猪突猛進でとにかくハマる。 が、熱しやすく冷めやすく、忘れた頃に思い出す。 ・・・はいはーい!それがわたくし、ユイじょりというヒト科ヒト属、最近はアイデンティティがイヌになりつつある者だ。 最近はすっかりマ活かパ活、つまり、最低週1のおやつ作りはマカロンもしくはパフェばかり作っていて、3ヶ月くらい前までハマっていたあるものを忘れていた。 そう、クッキーだ。 ギンガムチェックにはじまり、金太郎飴系お

モネの庭に咲く、藤の花のパフェ

最近、界隈で密かにブームの、パフェ。 パフェ活はじめました〜♪な、フランスの府中のユイじょりだ。ども。 やたら美しくって、小宇宙さえ感じさせる日本のパフェ。フランス語の形容詞「parfait:パルフェ(カンペキ!という意味)」が元になっていて、日本で今のような形に発展したらしいけれども、こんなん家で作るものなの?ってのが正直なところではあった。そもそも糖分はアルコールで摂取派の私、甘いものは作るの専門で、ほぼ食べないのでですね。 ただここのところ、巷のブームがすごめ。

ボケりんごで、よつ編みローズパイ

ごきげんよう。先ほどりんごの発泡酒・シードルをがぶ飲みして、すこぶるゴキゲンなユイじょりだ。 これは昨日のこと。家のインターネット用のボックスを新しくするにあたり、一日中wifiが使えなかった我が家。wifiがないということは、普段電波にまみれまくっている私の日常生活、ちょうどいいデジタルデトックスになるのではと。 これを契機にあらゆるりんご製品(フォン・パッド・ブック)に触るのはやめにして、そのへんに転がっていたリアルりんご5個と向き合うことにした。 🍎 私が育った

エルメとラデュレの融合〜マイ・ピスタチオマカロン奮闘記

「挫折を知らない人間は、成長しない」とはよく言ったものだが、挫折とつぎはぎだらけの我が人生において、「マカロン」に関してはちょっと出だしから違っていた。 初めてつくったラデュレレシピのマカロン。メレンゲが立たないハプニングはあったものの、スーパーヒーローOtto氏の活躍により見事に挽回。 マカロナージュもしなければ乾燥をきちんとさせたかも覚えていないくらいなのに、最初からそこそこうまくできてしまったのである。今思うと奇跡でしかない。 その後、マイバースデーに作った鏡餅風

新緑の ピスタチオに 恋焦がれ(上の句)

作りてみたるは エルメのペースト(下の句)*字足らず パリも北国も絶賛コンフィヌモンという名のゆるい外出制限が先週末から始まっているわけだけど、その前に北国にいっていた我が家。 この記事で書いた道すがらのブーランジュリーにて、パンとお菓子を買って義母宅に向かうのが定例となっている。 どのお菓子も、パン屋で売っている割には細部まで手が混んでいる印象がする。しかも安い。 甘いものは大体自分で作っているのでこういうときにしか買わないけれど、その都度チョイスにそのときの心情や