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洋風おうちごはん

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フレンチ中心に、洋っぽいおうちごはんのまとめ
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#ご当地グルメ

北フランスのクセ強チーズ・マロワールでつくるじゃがいもグラタン(Tartiflette au maroilles)

今日のあさんぽは秋も深まる公園へ。 俺🐶はどーこだ? 義母宅のある、北フランスの内陸・ベルギーにほど近い街で過ごす日々。 昨日つくったのは、ザ・北フランスな一品。 メインに使った食材は、北フランスならではのチーズ、マロワールだ。 マロワールといえば、noteを始めて数日くらいで書いたこの記事がある。 何にも取り上げてもらってないのに、地味にずっと読まれているこのタルト・オ・マロワールの記事。きっと日本では超絶ニッチな「マロワール」検索に刺さってるのかなと推察する。 ニ

ボジョレーの日2021〜フレンチ家庭料理の大定番、ブフ・ブルギニョン

ボンソワー。日本だとボンジュール。 ・・・んっ?あれっ??金曜???いやー今週も早かったですね。 お腹の調子がよくなかった飼い主の体調が時間差で伝染するのか、俺(愛犬みるぅ🐶)の体調が優れないっぽい。寝る時以外は半径1メートル以内にいるので、微細な変化にも気がかかる。 俺は飼い主より重症で、いつにもまして日中寝っぱなしなのだけど、今日はいきなりゲッボゲッボと謎の音を内臓から発して飼い主がアワアワしている間に吐いた😭相変わらず全速力だし食欲満点なのに。。 外は寒いから厚

ミクロなイカで、ピッツァ・ペスカトーレ

毎月10日のイカの日から5日遅れでこんばんは!時差です! いや本当、ユイじょりという生きものは季節の変わり目というものにすこぶる弱いのでありまして。気圧のせいか?これから四季のなかで最も好きな秋がやってくるというのに・・・。まあ天気も悪いし仕方ない、こういうときは俺を愛でながら粛々と過ごすことにしよう。 今月のイカの日前日にはお告げのように府中から便りが届き、あーそうだ明日イカの日じゃん!と思い出す。 がしかし、当日マルシェに行きそびれ、買い物も夜近くになってしまった。

牛ブレットのトマトソースと夏の名残のバスクごはん

どうも。ソースを下にしく女です。あっというまに夏、終わりましたね。 さて、おとといくらいのこと、夕飯用の買い出しに特にあてもなくスーパーに出かけると、ビオの牛ミンチ*がお買い得になっていることを発見した。お得に弱いワタクシですので、夜に即採用決定! (*ちなみにこちらでは豚や鶏のミンチは売られていないけど、牛に限ってはミンチ状で売られている) 先週府中で作られていたこれ、いってみよう。 おいたんによると、ミートボールはベルギーでバレケスといって、とてもポピュラーらしい

初心にかえり、イカ墨を〜バルセロナの極旨パエリア

オラ!ユイじょりでござる。 今日は8月10日。みんな大好き、毎月恒例のイカの日ですね🦑 まずは、ちょっと振り返りイカの日もそろそろ1周年かしら?と思って過去の投稿を見直してみたら、まったくもってまだまだだった(笑)もうかなりやってるような感じなんだけども。。 ちなみに去年の8月10日はスーパーサイヤ人と化し、枕を濡らしていたユイじょりです。あれは本当に泣いた。 この記事を書いてからというもの、友人たちがこぞって糸唐辛子を送ってくれたりお土産で買ってきてくれたりするよう

フランドル地方の郷土料理、牛肉のビール煮〜カルボナード・フラマンド

ククー!フランスは北国よりユイじょりでっす。 さて今日は、ジャストナウ思いついた「訪れた土地でその土地の郷土料理を作って食べるシリーズ」といこう。ただ食べるだけじゃなくて、作るというところがポイント。 まずは、振り返りシリーズ第1弾は、去年書いたこの記事。 ってリアルにちょうど1年前!?なんというミラクル。1年前とやってること変わらないのか、おお・・・。 続いてシリーズ第2弾もある。この記事だ。 そして今日の本番、第3弾は、フランドル風牛肉のビール煮込み、カルボナー

ラタトゥイユ・七変化!

お疲レインボーフライデー、みなさんサヴァ? フランスは北国からユイじょりがお届けします。 今日は本業(?)の、お料理投稿。 久しぶりだな、ワクワクすっぞ! 🌊 さて、大自然のアドベンチャーとか、海辺の夕日とかシーフードとか、 はたまたヨーロッパ最大級の素晴らしい水族館とかをしれっと今週UPしていたんですけども・・・。 実は、今週頭には「北国にあるとはいっても内陸にある田舎町(@義母宅)」まで戻ってきていまして。 しかも義母様はこれまた北のベルギー近くでバカンス中につき

骨付き豚肉のコトレット、フリットと無限パプリカ添え

おばんですー!ワクチンの副作用(1回目)なんて比じゃないくらい、上半身が筋肉痛でダールーおーもー!首も回らないユイじょりであります。 こ、これはまさか・・・?と不安になりつつ、まずは昨日したことを思い返す。ああ、そういえば俺のペットフード(12kg)を近所の配達スポット(約500m)からえっちらおっちら運んできたんだった。間違いなく原因はこれだ。 どうしてそんなことが?それは先週金曜の朝に、15時から18時の間に配達にくるとSMSが来たからずっと家にいたにもかかわらず、ハ

バスク風イカのソテーと、明太バターフランス

昨日の予告どおり、1日遅れで「毎月10日は、イカの日」。 朝頑張って早めに起きたら、突如Otto氏からの依頼で一緒にワクチン会場についてきてくれと。あら怖いのかしら?なんて一瞬思ったのもつかのま、正確には、氏がワクチンを打っている間に駐禁を切られないように車の助手席に乗っていてくれということらしい。あ、そう。 そういえば2回目ワクチンは今日だといっていたけど、まさかの朝一だったのか! 寝ぼけ眼で7時過ぎに着替えて、バッグインした俺とともに車の助手席へ。俺もねみーよ。

追憶のバスク・ピペラードと、ナスのキャビア

カイショ!!ユイじょりだよ。 今日は、ヘキサゴン型をしたフランス本土の中でも、左下あたりのバスク地方がテーマ。バスク語で「こんにちは」は「Kaixo(カイショ)」っていうらしいよ。 ・・・と、ここまで日本のパリのケイチェルおじたんを模倣したのはおわかりだね。 バスク地方とは、フランスとスペインとの大西洋側の国境地帯。フレンチバスクとスペインバスクが存在する。バスクチーズケーキって一時期日本で流行ったっぽいよね?あのバスクだよ。 この記事に割と詳しく書いているのでよかった

フランス北国での食エトセトラ

どもども、白い4本足の俺🐶に乗っ取られ寸前5秒前のアカウントはこちらです。 今日5月15日はヨーグルトの日でしたね! ムーミンもつぶやいていたようだ。お腹弱いんだね、ムーミン・・・。 うちの俺みたいに服を着たらどうだい? そんな日本ではヨーグルトの日、我らはまだ北国にいる。 こちらでは諸事情によりパリの自宅のように自由に料理ができるわけでもないのだけど、今日のランチでおよそ2週間ぶりに魚を調理して胃がゴキゲンなので、いい加減ここらで食べ物のことを書こうと思う。 義母

真っ白なフランスの家庭料理、ブランケット・ド・ヴォー

日月がウィークエンドな我が家。お疲れ土曜日はがっつりフレンチごはんのお話をしよう。 ポロ塩とんこつカプレーゼを作った日(木曜)の夜ご飯に作ったのが、このブランケット・ド・ヴォー。仔牛(veau: ヴォー)のクリーム煮だ。 気付いたら最近ラーメンとかカツとか丼とか和モノに偏りつつあったので、がっつりフレンチを久しぶりに作ってみようかなという気になった。・・・という建前で、本音はスーパーで仔牛が若干お買い得っぽい値段だったからという理由なのだけども。 このブランケット・ド・

ガレット祭りと麻婆マロニー豆腐丼

三寒四温どころか五寒二温くらいなパリから、ボンソワー。 ボケりんごをローズパイに転生させた話を昨日書いたけれど、りんごと戯れていたせいなのかなんなのか、翌日つまり昨日スーパーをうろうろしていたら、なんだかりんごの発泡酒「シードル」が飲みたくなった。ぶどうは日常から摂取しすぎだし、たまにはりんごに浮気してもよかろう。 「日本酒には塩辛」くらい当たり前の組み合わせで、フランスで「シードルといえば、ガレット」。昨年末に書いたNIKKEIのコラムでもちょろっと触れたけれど、「ガレ

異国の父の味、イカの墨煮込みと金色のライス

「パリのレストラン」と聞くと、なんとなくどこも敷居が高いイメージがあるけれど、必ずしもそうとはかぎらない。 もちろん、某タイヤ会社の格付けスターがついているリュクスなレストランがそこかしこにひしめいているのは確か。でも、スターなんてついていなくたって、私のちょっとわがままな胃袋をつかんでやまないレストランはたくさんある。 私の最愛レストラン私が2013年から4年間、エンゲル係数ぶっとびな生活を送っていたのは、noteを始めた頃にいちごとフェタの記事で語った。 気にいると