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10時の後悔からあなたへ関西を。あとは任せた!

※本記事は8月24日に書き始めたものの、重度の夏バテによりしばらく塩漬けにされていたものです。重度の夏バテってなに。

9月ももう折り返しに差し掛かろうとしている今日、気持ちだけでもあの馬鹿暑くて二度と経験したくない酷暑の日々にトリップしたつもりで読んでいただければと思います。


みなさまこんばんは。
ド平日の夜、いかがお過ごしでしょうか。
3時のヒロインならぬ午前0時のプリンセスならぬ・・・・
10時の後悔ことわたしから、皆様へ旅の提案です。

(うわぁ。。なんかダメそう。。。)

気づけば前回の投稿から1か月以上。
猛暑のせいにしてわたしは、noteではなく高校野球に集中していました。
いや~今年の高校野球も盛り上がりましたね。

学生時代にブランドに片足を突っ込んでいたと言うちっさな理由だけで、今年は地方大会からずっと慶応高校を応援していました。
実に大胆に大会を端折りますが、慶応はあれよあれよと勝ち進み、
ご存知の通り、見事に100ウン年ぶりの全国大会優勝を勝ち取りました。
ちょ、まじかよ。

確かに各試合とも、素人目にもわかるキレッキレな試合運びでした。
実に安定感がありました。シンプルに強かった。勝つべくして勝ったのだろうと思います。
決勝戦は録画して見返しました。暑くて熱い試合でした。

と言うのは後から付け足したフレーズ。

以前からぼんやりと、いつか甲子園球場で夏の高校野球を見てみたいと思っていました。
思っていただけで、実際にアクションを取ったことはありません。
当たり前にテレビで見るものと思っていたからです。

言うてもまさかここにきて推しが決勝まで勝ち進むとはね。
よもやよもやとはこのことか。

昨年覇者の仙台育英が二連覇を決めるのか、100ウン年ぶりの優勝を慶応がかっさらうのか。
どっちに転んでも胸熱すぎる展開。ドラマ熱闘甲子園・・・!
ただでさえ盛り上がる決勝戦だけど、ここまでドラマチックな年があったたでしょうか。(いやほかにも沢山あったでしょうね)

チケットは試合前日の午前10時から販売開始。
どうする俺。いや落ち着け自分。
チケットを取らないことにはどうにもならない。
チケットが取れたら考えればよい。

そう気づいたが時すでにお寿司。
ではなかった。
実は販売開始の2時間前からスマホを握っていた。
もちろんサイトにログイン済み、あとは10時ぴったしにお目当ての席を選択するだけの簡単なお仕事。

・・・・2023年8月22日午前10時
・・・・席を抑えることに成功してしまった。

まさか取れると思わなかった。
どうする俺。(2回目)
いや落ち着け自分。(2回目)

急に不安になった。
わたしは何をしているんだ。
欲望のままに金と時間を使ってしまうのではないか。
そんなに好き勝手して生きていけたら苦労しないぞ。
それにどうだ、関西は東京より暑い。予報は36度だ。
ずっと猛暑日が続いているが一向に身体は暑さに慣れない。
むしろ次第にダメージを喰らっていくようだが、炎天下4時間じっと座ってられるか?正気か??

なんてさっぱりしない性格。
ウジウジしているうちに席を抑えられる10分の期限が来てしまい、
最終的に意志に反して貴重な1席はリリースされ、他の人の手に渡ってしまいました。

ホッとしたような、悔しいような。
複雑な感情で心がワナワナした。

まるで人生。
チャンスが巡ってきたときに己を信じ少しの勇気を出せない臆病なわたし。
いや本当に人生。
ほんの10分で人生を見てしまった。
ここまでは想定できていなかった。

life is …

と言うことで長くなりましたが、優柔不断が故に決勝観戦のチャンスを逃したわたしに代わり、この記事を読んでいただいたどなたかの参考になればと、勝手に関西旅行プランをご紹介します。
誰か行ってください。


二泊三日 甲子園で高校野球観戦&ぶらり京都の旅プラン

<行程>
day1:新幹線(東京~新大阪)→在来線(新大阪~甲子園球場)→①‼高校野球決勝を観戦⚾‼②大阪と言えば寿司や→在来線(大阪~京都)→京都泊

day2:優雅に寝坊→③銭湯で朝風呂&京野菜ランチ→散歩(西陣~出町柳)→④三井家下鴨別邸→吉田山を登山→⑤茂庵で茶をしばく→バス(東山~四条)⑥はしご酒で千鳥足→ホテルに帰りましょう

day3:⑦早起き=モーニング→チェックアウト→⑧出町座→⑨出町ふたば→散歩(出町柳~三条)→⑩ちょっといいコロッケを喰らう→散歩(東山~祇園~河原町)→⑪お土産タイム→移動(河原町→京都駅)→⑫最後の晩餐→⑬銭湯→高速バス(京都~東京)→帰宅


それでは旅の始まりです

①甲子園で泣きたい
そう一番の目的は高校野球決勝戦です。
夏空の下、最後まで元気に楽しむために暑さ対策とエネルギー補給の準備は怠らないように。
最寄り駅ではすでに人混みが凄いことでしょう。
なので、新幹線から在来線に乗り換える道中でポカリや軽食は確保します。ソロ参加なので行列必至の甲子園グルメは我慢し、応援に集中します。そして勝敗に関わらず感動の涙を流すまでが甲子園です。

②梅田でひとりメシ
18時。無事閉会式まで見届け清々しい気分で球場を後にしたら、気づけば腹ペコなはず。宿泊は京都なので、夕ご飯は大阪中心地がよろしいかと。
ここは潔く粉もんで行きたいところですが、なんせ一人なのでお好み焼き一つはちとボリュームが大きい。
サクッと食べて飲んで。それは、そう、寿司。(そうか?)
じねんでうなぎバターを食べようじゃないか!
https://goo.gl/maps/fTZrSYFrjVXcdPZa6

カロリーはうまいの日本代表なのでは

③優雅な朝風呂とブランチ
今日は貴族です。
2日目の10時。昨日の疲れを引き摺り盛大に寝坊します。
きっと寝る前もシャワーで済ませるのが精一杯だったはず。
ならば朝風呂からのブランチで目を覚ませます。
週末なら朝営業も多いです。狙うは西陣の船岡温泉。
https://goo.gl/maps/sBi9qbNoXpUYM3XQ9
説明不要の有名銭湯ですがあたくし実は未体験。超レトロな造りを隅々まで観察したいところ。

さっぱりした後は徒歩3分のヴィーガン料理ベジサラ舎へ。

1年分の野菜が摂れる気がするわ

https://kyotovegan.jp/shops/%E3%83%99%E3%82%B8%E3%82%B5%E3%83%A9%E8%88%8E/

外食続きのカロリーが怖いならここで野菜を!たらふく!食べやがりな!

④旧三井家下鴨別邸を見学
14時。京都では最低1箇所は建物探訪をしたい。
こちらはその名の通り三井系列の、ざっくり言うとお金持ちの豪邸です。
しかも別邸。なんぼ家あれば気が済むねん。

公式インスタグラムより

https://www.mitsuipr.com/sights/historic-places/10/
豪邸は住むより見るくらいが丁度いい。
こちらも細部まで舐め回すように見学し、財閥系お嬢になった気分に浸ります。
こちらは私の大好きなドラマ「名建築で昼食を」の原案著者、甲斐みのりさんの書籍で出会いました。
関東に住んでいるとなかなか西の文化に疎く、歴史のある西日本の建築にももっと触れたいなと強く思ったきっかけの建造物です。
また、喫茶ルームもあるとのことですが、今日のお茶は後ろ髪を引かれつつも別店へ移動します。くぅ~

⑤茂庵でお茶をしばく
15時。三井家を後にし鴨川を越え、百万遍エリアの先へ向かいます。
京大キャンパスを右手にさらりと通り過ぎ吉田山まで着けば、あとは山頂まで坂道を蚊に食われないように気を付けながら、ジリジリジリjirijirrrjii・・・・と登れば茂庵に到着。
https://www.mo-an.com/
大正時代の数奇者である谷川茂次郎による茶席建築群の一つで、現在は古民家カフェになっています。

公式フェイスブックより

これまた素敵。
山頂からの絶景とともに、プチ登山の疲れを癒すべくカロリー摂取を積極的に行いましょう。

⑥はしご酒をしてみたい鈴木
17時。吉田山を登ったり下ったりしているうちに日も傾いてくるのでは。
そうなれば休日の特権、早めの酒でございます。
鈴木、いつか旅先でひとりはしご酒をかましたく居りました。
酔っぱらってもはしごできるくらいには居酒屋が密集している烏丸~大宮エリアへ地下鉄で移動します。

1軒目:立ち飲みツキノコグマ おひとり様用盛り合わせが素敵。
https://www.instagram.com/tachinomi_tsukinokoguma/?hl=ja

2軒目:すいば蛸薬師室町 わさび枝豆が美味しい。いつの間にか知らない人とお友達になってるお店です。一期一会。
http://www.suiba.jp/

3軒目:吟味屋菜々色 高級割烹レベルのお味を超リーズナブルにいただいちゃいますよ。すいませんね。
http://ginmiya-nanairo.com/7

4件目:日本酒BAR〇△▢ 締めにクイっと1杯だけ。1杯だけ。
https://nihonshu-marusankakushikaku.jp/

⑦早起き赤メック
多少飲み過ぎても翌朝しっかり起きれてしまうのが旅行の不思議。
8時。通称赤メックことle petitmec今出川本店へと向かいます。
なんでだろう。東京でも食べられるのについ立ち寄ってしまうなんか薬でも入ってんじゃないのか魅力的なお店です。

パン選びに迷ったら、ここはパリと勘違いしながら堂々とクロワッサンとカフェオレを決め込みましょう。

赤のギンガムチェック~!!!

⑧出町座で京都を観る
10時。チェックアウトを終えたら、今年はどうしても京都で映画が見たい。
なぜなら京都が舞台の映画リバー、流れないでよが公開中だから。
舞台は京都貴船。
世界でもっとも貴船に近い映画館、それは出町座。
行きましょう出町座。昨日も行った出町柳、何度でも行きましょうぞ。
https://demachiza.com/

⑨ふたばに並ぶぞ
13時。出町座で京都を堪能したらば、後味噛みしめながら出町ふたばまで歩きます。
https://goo.gl/maps/BKrYGbDbsxWg6Esr8
お目当てはこちらももはや説明不要の豆大福と、隠れた名品お漬物です。

白みそあんの柏餅もそそられますな
今はもう少し値上げしているかも・・・

ここのお大福はやわすぎて賞味期限2分くらいだと個人的には思うので、買ったそばから頬張る覚悟が必要です。
平日でも大行列。まだしばらく映画の余韻に浸れます。

⑩軽めのランチとは
今回のグルメを振り返ると、お寿司→京野菜御膳→はしご酒→パンモーニング→ときどきおやつ と、我ながらバランスの良いチョイス。
14時。直前の豆大福で小腹は満たせたが、なんせ基本的に徒歩移動の京都旅はこまめな休憩が必要。
夜ごはんまでは時間があるし、しかしそろそろ帰宅に向けて行動エリアを少しずつ京都駅に近づけたい気持ちもある。
ならば東山のNISHITOMIYAでコロッケとデリをつまみたい。
https://www.instagram.com/nishitomiya/
どうしようコロッケがお洒落だ。もちろんとびきり美味しい。

写真を見返すと、前回行ったのはかつての恋人とでした…
コロッケに罪はない。
ほかのお料理も美味。


しっかり食べたい派にはコロッケバーガーやフィッシュバーガーのランチセットもある。
30円コロッケもいいけれど、たまにしか食べられないちょっと贅沢なコロッケが与えてくれる幸福度の高さは食べた者にしか分からぬ。

⑪わいは自分のためのお土産も抜かりないんじゃ
しっかり休憩できたあとは、後悔のないように自分へのお土産をじっくり選びたい。
東山から祇園を回り河原町へ。
16時。錦市場に入り、麩嘉でたい焼き麩と季節の生麩を。桝悟本店で千枚漬けを。
もちろんお目当て以外も試食は欠かせない。

((余談だが、無類の生麩好きにとって、串カツ田中のメニューから生麩田楽が居なくなったことは未だに根に持っている。復活願う。))

市場を脱出したら、大通りを越えて少し下り高辻通の近く、nowhermanで焼き菓子を。目にもおいしいサブレやクッキーサンドがおすすめです。

愛すべきお店に巡り合えた私は幸せ者だ

http://nowhereman2010.com/
土曜日は藤井大丸でも購入可能◎

想定外のお買い物も相まって、お財布がスッカスカになっていく状況にアドレナリンが大量分泌。一種のガンギマリ状態になれば旅も残すはあと少し(落ち着いて)

⑫京都でラーメン
なんぼ食べますのんって話ですが、旅の醍醐味は途中下車です。
各行程の途中でふらっと立ち寄るあんな店、こんな店がまた新たな出会いでありますので、予定は旅の半分くらいだけ組み立てて、あとは自由気ままに己の感覚に素直に寄り道しまくるのです。
ということでお土産を抱えながら河原町周辺を徘徊。
そこから五条を通り京都駅へやって参りました。
19時。お昼のコロッケなんかとっくに綺麗に、まるで無かったかのように消化しております。
わたくし、京都と言えばラーメンとも思っていながら一度も食したことがございあせん。
ここは一丁、旅のラスボス深夜バスに備えて本家第一旭でエネルギー補給です。
https://goo.gl/maps/7Qg7cB7qt9L76b7Q8

食べログから拝借。ビジュ良すぎ・・・

⑬京都の垢は京都で落とす
時刻は21時。第一旭はやはり行列でしたので、なんやかんやで夜も夜。まあ夜。
猛暑のなか一日遊んだ身体はいい感じにくたびれております。
帰りは深夜バスでのんびり帰宅なので、その前に汗を流しておきましょう。
京都タワーの大浴場YUUは残念ながら2年前にクローズ。。。
なので八条口にある大正湯の世話になります。
https://1010.kyoto/spot/taishouyu2/
お風呂は23時まで、バスもその頃には出発なので丁度良い。
30分ほどでさくっと入ります。
あとは帰るだけとなれば、身支度も気楽です。
世間様の迷惑にならない程度のすっぴん、楽な恰好でいざ深夜バス8時間の旅。
結局ここがいちばんの山場だったりしますが、あの水曜どうでしょうでも実証済みの深夜バス=やられる(体力が持っていかれメンタルが崩壊し、あの大泉洋ですら口数が極端に減る恐ろしい乗り物)ですら負かしてしまうほどの疲労感とともにお帰りなさいませ。


以上、行ったようで行ってないわたしの旅行記でした。

お粗末様でした。

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