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急成長スタートアップで学んだ最強インターンのすゝめ〜CHILLNN卒業エントリ〜

こんにちは、CHILLNNの石蔵(@yui_ishikura)です。
2023年7月31日をもって、約2年間お世話になったCHILLNNおよび水星を卒業します。大学2年から今日まで、沢山の方々にお世話になりました。本当にありがとうございました。

CHILLNNではBizdevとして事業開発全般を担い、マーケティング・セールス・CS、そして採用まで幅広く携わらせていただきました。

今回は、私が2年間かけて学んだことを「最強インターンのすゝめ」としてお話しします。


なぜ、CHILLNNでインターンを始めたのか

CHILLNNとは
宿泊事業者向けSaaSを運営する京都発スタートアップであり、ホテルを軸に多角的に事業を展開する株式会社水星(旧L&G)のグループ企業です。

本題に入る前に、なぜ私がCHILLNNでインターンを始めたのかお話しします。

きっかけは、水星CEOでありCHILLNNのCCOでもある、翔子さん(@shokoryuzaki)のツイートでした。

元々インターンを探していたタイミングで募集が開始されたこともあり、即応募しました。選考は非常にスピーディーで、応募から1週間でジョインが決まりました。(2度の面接を経て)
当時はビジネス経験が無かったため分かりませんでしたが、所謂やりがい搾取的なインターンも多い中、尊敬する経営者と背中合わせで働けるCHILLNNのインターンは控えめに言って最高でした。京都でBizインターンをするなら水星/CHILLNN一択っすわ。これマジで。

何をしてきたのか

ジョイン〜1年半ほどは、Bizdevとして事業のグロースにかかわるあらゆる業務に取り組みました。

テレカンブースという名の洗面所でテレアポしまくったり、個性あふれる宿泊事業者の方と商談して声が枯れるまでサービスの魅力を伝えたり、オウンドメディアを作ったり、SNSを運用したり、導入事例集をつくったり、新規事業に取り組んで頓挫したり、、
"コードを書く以外のグロースに必要なことはすべてやる"というスタンスで、とにかく色々な経験を積ませてもらいました。

途中からはCHILLNNのプロダクトマーケティングを担い、仕組みづくりに奔走しました。

Bizのインターンは私が1人目だったので、チームとしても実験的に?どんどん裁量を与えてくれた印象があり、最高のファーストキャリアを積めたと思います。

最強インターンのすゝめ

私はHUNTER×HUNTERでピトーがカイトの生首を抱えるシーンが大好きです。飄々として強そうだから。

ここでは、ピトーみたいになりたい私の、最強インターンのすゝめを自戒を込めてご紹介します。

1.インターンの掛け持ちは今すぐやめる

就活を通して華々しい経歴を掲げる沢山の学生に出会いました。

「DeNAとサイバーとTiktokでインターンしてました。キラキラっしょ?すごいっしょ?」みたいな学生です。

10年前のビジコン出場経験がそうであったように、昨今のイケてる大学生のトレンドは長期インターン経験になっています。学生時代からビジネス経験を積むことでキャリアの解像度がグッと上がるだけでなく、就活で無双する強い武器を持つこともできるので、たしかに長期インターンはおすすめです。

しかし、複数社掛け持ちをしている人は今すぐやめましょう。アルバイトと掛け持ちしている人もやめましょう。学生団体の運営と掛け持ちしている人もやめましょう。片手間で先輩の起業の手伝いをしている人もやめましょう。

フォーカスできない人は、何やらせても駄目なんですよ。(自戒を込めて)

別に何にフォーカスしても良いんです。インターンでも、アルバイトでも、学生団体でも、起業でも。
ただ、限りあるリソースは一極集中させるべきです。
3社×週10hで薄っぺらい経験を3周するより、1社で週30h稼働し社員と同等のオーナーシップをもって業務に取り組む方が圧倒的に面白い仕事ができますし、社会人顔負けの成長機会が得られます。

焦って色んなことに手を付けたくなる気持ちも分かりますが、ここでフォーカスできるか否かが分かれ目です。就活で優秀層と呼ばれる学生と話しまくった私が言うので、多分本当です。

フェーズは全く異なりますが、ICHIGO CEOの近本さんが「圧倒的な結果を出すには”全集中”」と仰っており、当時ブレかけていた私にはぶっ刺さりワードでした。。

2.自分のことを社員だと思い込む

マインドセットのお話です。
CHILLNNの社内wikiにこんな言葉があります。

全ては自責から始まる
---あなたの人生は、あなたがコントロールするべきものだ。
他責にした時点で、その問題はアンコントローラブルになる。自分の責任だと思える範囲が広いほど早く学べる。

図々しいくらい、生意気に、自分自身を社員と思い込むことであらゆる業務がコントローラブルになります。タスクベースでの業務ではなく、ミッションやイシューベースで業務に取り組めるようになります。自責思考は自身の成長に大きく寄与すると2年間のインターンを通して実感しました。
学生ではなく社会人として、チームの一員として、ハイスタンダードな仕事をしましょう。

3.信頼残高をどれだけ積み上げられるかの勝負

信頼残高とは、文字通り「信頼」の「残高」です。銀行の預金残高のように、信頼を積み上げることで貯まっていきます。
そして、裁量が大きく面白い仕事をするには「信頼残高」が不可欠です。

では、信頼とは何でしょうか?

信頼とは、能力や実績・人柄・所属している集団など、様々な要素の掛け算です。信頼残高が低いと、その人の信頼残高に見合った簡単な仕事しかできなくなりますし、何か高い目標に挑戦しようとした時に信頼の無さゆえに周りからブレーキをかけられてしまいます。マイクロマネジメントも起こりえます。そうなると、面白くないし成長も出来ないですよね。

だから、信頼残高を積み上げる必要があるのです。

充実したインターンライフは、仲間からの信頼残高をどれだけ積み上げられるかにかかっていると言っても過言ではありません。

一時期、後輩育成のためにソヤマンことサイバーエージェントCHO曽山さんのYoutubeを見漁ったことがあるのですが、信頼残高についても動画で分かりやすく解説されていたので是非ご覧ください。

4.積極的に意思表明する

爆速成長する人の共通項に、積極的な意思表明・自己開示があると思います。考えていることや学んだことを積極的に発信・共有すると、それらをしない人と比べて学びが増え、成長速度が早くなるからです。

意思表明をすると、良し悪しはあれど何かしらのFBを得られます。他者にとって何が共感を得たのか、反感を得たのか、無関心とされてしまったのか、意思表明した人だけが知ることができる。
つまり、意思表明をした人だけが他の人の考えをもらうことができるのです。

もちろん、意思表明せずとも自己で内省することはできますが、自分の脳のキャパには限界がありますよね。周りに優秀な人がいるなら、積極的な意思表明・FBを通して優秀な人の頭の中を覗き見しましょう。

CHILLNNにはスタートアップやIT企業によくあるtimes文化が根付いているのですが、DAY1に「Twitterみたいに使っていいよ」と言ってもらえたので有り難く大量投稿していました。笑

5.量は質を凌駕する

社会人の先輩から「量より質」と言われることがあります。
私は、これには若干懐疑的です。
少なくとも若手に限っては、「量は質を凌駕する」と思います。

話は変わりますが、サイバーエージェントで3日間だけ短期バイトをさせてもらったことがあります。
一日目の夜、帰る素振りも見せずに仕事と向き合う社員さんの姿が衝撃的で「これは勝てないわ。笑」と半笑いになったことを今でも鮮明に思い出せます。
めっちゃすごい人がめっちゃ頑張ってるのに、凡人の自分が普通に頑張るだけじゃ勝てるわけないんです。

質なんてのは後からついてくるので、質を凌駕するだけの量をこなすことから始めましょう。それでも「量より質」と言われたら、仕事として成立しないくらい粗悪なアウトプットを出している可能性があるので、素直に受け止めて改善しましょう。

死なない程度に、死ぬ気で頑張りたいものです。

6.成長鈍化のアラート

毎日頑張ってるはずなのに、なんか伸び悩んでるな〜と思うことはありませんか?
私は約2年間のインターンの中で2回ほど思ったことがあります。以下のいずれかに該当する場合は、成長が鈍化している可能性が高いです。

「最近、失敗や後悔をしていない」
「最後に恥をかいたのがいつか覚えていない」
「1ヶ月前の自分と同じ仕事をしている」

せっかく自己成長に時間を投資しているのに、期待通りの成長ができていないと勿体ないですよね。
こんなときは、まずは上司に相談するのが一番です。自分が深刻に思っていることは他人からすると大したことなくて、意外とサクッと解決できることが殆どです。一人で深い闇に堕ちていく前に、相談しましょう。

それでも解決しなかったら、思い切って環境を変えてみることも検討してください。とにかく、成長鈍化に気付いているのに何もせずにいることが一番ヤバいです。思い立ったが吉日、その日以降は全て凶日です。

終わりに

最後までご覧いただきありがとうございます。

大学2年生の夏、未経験で採用し育ててくださったCHILLNN/水星の皆さんには感謝してもしきれません。そして、パートナーとして信頼してくださった宿泊事業者の皆様、本当にありがとうございました!

CHILLNNおよび水星では一緒に働く仲間を募集中です!
手前味噌ですが、本当に素敵なメンバーばかりですので、少しでも気になる方は覗いてみてください!

(おまけ)思い出写真館〜京都より愛を込めて〜

オフィスが六畳一間の和室だった頃。
何度か移転しましたが、このオフィスが1番好きでした。
インターン生が多く賑わっていた頃。
課題だらけの毎日で口癖が「了解です、頑張ります」だったので
Slackの役職は”がんばる担当”に設定。
good vibesな仲間と美味しいお肉を焼く夢を
何度も叶えてもらいました。
みんなでランチに行く日々。
思い出のCHILLNN合宿。
宿っていいな〜。
頼りたくなるエンジニア陣。
CHILLNNの競争力の源泉です。
水星の皆さん。
ハートフルな空間でした〜
京都オフィスの皆さん。
感謝×1000000
思い出が詰まったMacBook。


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