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『D2C』: クリエイターになりたい人におすすめ。~書く習慣 day 15~

今日のテーマは「誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ」。

本好き人間としてはとても嬉しいテーマ。
最近読んだ本の中で、特に気に入った1冊: 

『D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略』佐々木康祐 著

【要約】

[用語] D2C: direct to consumer 

・D2Cは機能でなく世界観を売る
→製品や店舗はブランドの世界観を伝えるための媒体。

・店舗はブランドの世界観をリアルに投影したもの。あくまでインターネットでの展開を主軸としながら、店舗はある種PRやマーケティング施策のひとつとして位置付ける。
→店舗に置く商品の数ではなく、空間演出、顧客の体験・感動が最優先事項。モノを売るための場所、売上を作るための場所ではない。

・D2Cブランドの顧客 : not お客様but 一緒にブランドを育てていく仲間
→広告をストーリー状に仕立て上げることでファンを作り、ユーザーがSNSで拡散させることでブランドの認知が広まる。ユーザーと一緒にブランドを大きくしていく。

・「プロダクトレイヤー」から「ブランドレイヤー」へ。

→このブランドの世界観を伝えるためにはどんな商品がいいだろう?
という問いから商品が生まれる。

・売って終わり、ではなく、その製品/サービスを通した「体験」を重要視する。
→アフターケアが充実。

【感想】

「D2Cは機能でなく世界観を売る」という一文が心に刺さった。
最近の流行っているブランドや企業は、まさに世界観で人々を惹きつけている。
逆に、時代遅れ、ダサいと感じる製品や企業は「機能」で勝負している。

思い返すと、自分が選ぶモノやサービスも、ブランドの世界観に自分が共感したものが多い。

自分の購買行動の動機を文章化してロジカルに説明してくれているような本だった。

人々はいままさに、モノやサービスを通して伝えられる世界観にお金を払って自分の一部にしたいのだ。

世界観を売り出す。
これから何かを創ったり始めたりしたい人、もうすでにはじめている人にとって、ブランド戦略やマーケティング戦略を練るのにピッタリの1冊だろう。

わたしも、世界観に共鳴する消費者になりたいし、世界観ベースで物事を発信できるような人になりたい。

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