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ASEAN諸国のデジタル環境

国内外問わず、ビジネスにおけるデジタル化施策は経営の成否を分ける重要な要素となりつつあります。
今回は、日本以上にデジタル化の勢いがある側面もあるASEANにおけるデジタルエコノミーについてお伝えしていきます。


ASEAN諸国のデジタル環境

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ASEAN諸国では人口の大半が若年層である背景から、デジタルエコノミーが急速に拡大しており、ASEAN6カ国(インドネシア、ベトナム、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール)のインターネット経済の年間成長率はGDPの約5倍の予測です。

ASEAN6か国のGDPとインターネット経済(GMV)の年平均成長率の推移(予測)


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ASEAN諸国と日本の連携

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日本とASEANにおけるデジタル化の推進は国家レベルの連携によって、促進されています。

最近では「アジアDXプロジェクト」という、アジア新興国が抱えている課題や未成熟なインフラや制度を日本の技術力や資金力などによって連携し、新事業創出を推進するプロジェクトがあります。

構成しているのは経済産業省、JETRO(日本貿易振興機構)と民間企業です。

https://www.meti.go.jp/policy/external_economy/adx_project/index.html
「アジアDXプロジェクト」では公募によって採択された企業には、ASEANにおける社会実装に繋がる事業に掛かる経費を国が最大5000万円補助する取り組みや
オンライン上で主に日ASEAN企業間連携をサポートする「DXプラットフォーム」
など多様な取り組みが行われています

ASEAN諸国におけるEC事業

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ASEAN諸国においてデジタルエコノミーは金融、小売、出版、と多角的に拡大していますが、中でも国境を超えた電子商取引 (E-commerce、EC)は特に著しい成長が見られる分野です。
コロナ禍で多くの業種の市場が軒並み売り上げ低下している中、Eコマース市場は非常に勢いがあり今後さらに拡大していく見込みです。

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