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『アクアリウムは踊らない』

『アクアリウムは踊らない』をクリアしました。
RPGツクールで制作されたホラー系アドベンチャーゲームです。
登場キャラクターやストーリー展開、ビジュアル、BGMがとても良く、おすすめです。

舞台は水族館(と思いきや…?)で、水族館に見合う美しいBGMとビジュアルが見受けられます。
Ibを彷彿とさせる面もあり、Ibは美術館が舞台ですが、こちらは水族館です。

水族館の風景
クラゲのアクアリウム

登場するキャラクターはかわいらしく、BGMも美しいものですが、反面、流血表現やグロテスクな描写、ショッキングなシーンも出てきます。

血の表現も度々出てくる

作者の橙々さん(X:@daidai742)が、一人で(当初は5名で)8年間かけて制作したゲームで、8年かけただけあってストーリー展開やビジュアル面の作りこみがとても良いです。※BGMはフリー素材を使用しているそうです

途中で訪れる場所

たまに出てくる謎解きは難しいものもありますが、解けないほどではないくらいの難易度で遊びやすいです。
作者の橙々さんは謎解きは得意ではないそうなのですが、謎解きの本を沢山読んで勉強したそうです。

謎解き、少し頭をひねる必要がある

また、作中で明かされる"クリーピー"と呼ばれる存在のキャラクターたちがいるのですが、かわいらしくもあり、切なくもあり、作品を彩る存在になっています。

クリーピーについては作中で説明があります


マルチエンディングで、最初のエンディングを観るまでにおおよそ3~4時間ほどになります。私は4時間ほどかかりました。

BGMもビジュアルも、ストーリー展開も設定も良く、このゲームを8年間かけて一人で作成した作者の橙々さんには本当にありがとうございましたと伝えたいです。

公式HPにも様々な情報が載っているので、見てみると面白いです。


■追記(2024/03/31(日))
アクアリウムは踊らない、真エンドである、Ending1を回収しました。
レトロの願いもスーズの思いも、見る事が出来てよかった。
Ending1でしか流れないスタッフロールのBGMはとても良くて、BGMが流れ始めるタイミングも良かった。
他のエンディングでは見れない、スーズたちの一連のシーンも、ちゃんと真エンドを観てよかったと思えるものだった。

アクアリウムは踊らない、改めて良いゲームでした。

・その他
作者の橙々さんは今後も『アクアリウムは踊らない』に関する活動を続けるそうで、グッズ展開をしたり、メディアミックスなども検討しているそうです。
つい先日、アクアリウムは踊らないのサウンドトラック(レコード盤)も発表されました。

インタビューを受けたり、ラジオ番組にも出演したりしています。

また、続編になるかスピンオフになるかは未定だそうですが、新作のゲームを作りたいとも仰っています。
私が橙々さんの事を知ったのはゲーム発売後ですが、とても活躍している方だと思います。橙々さんのこれからの活動がとても楽しみです。応援しています。

■追記(2024/05/02(木))
アクアリウムは踊らない×SWEETS PARADISEのコラボが決定

・アクアリウムは踊らない、ドラマCD化決定


・橙々さんホームページ

・橙々さんYouTubeチャンネル


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