4月の全短歌③丸くする人
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映えるのに疲れたスマホ留守にしてさあ目を閉じて世界を描け
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もしもしと電話の真似をする君と話してるのは神様か母
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いつまでも可視化されない傷があり風が撫でてるときだけ気付く
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「おかえり」と迎えてくれる子のための花火のような「ただいま」がある
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悲しみよ急いでおいで今やっと涙腺のフタ外したところ
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花びらが前髪に降り色めいた彼女と春がステップを踏む
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西日とか赤信号とかチャイムとか教えてくれる限りあるもの
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起きてまず君がいること確認し忍者のごとくいってきますと
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朝焼けに焦がしてもらうトーストが本日はほら、休日だよと
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恋じゃない恋じゃないけどいてほしい角張ったとこ丸くする人
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