見出し画像

毎日超短話481「命の襷」

襷が落ちていたので拾って走った。次のランナーに渡したのは確か50年前。今は渡した彼ではない子が襷を掛けている。まだ歩きだしたばかりだ。繋げなくてもいい、私のように襷を拾ってくれる誰かが必ずいるから。



一年前の超短話↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?