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毎日超短話257「家族の風景」

ふとした拍子に祖父がヘソを曲げた。あぐらをかいて腕組みをし、眉毛は吊り上がって、口は真一文字。駄々っ子のようだと家族があきれる。

「おれはテコでも動かないからな!」というのだけど、長い棒と支え木を祖父のお尻に当てると、祖父はあっさりとテコで動いた。その様子に家族も笑ってしまう。

祖父の下着がめくれて腹が出ていた。
ヘソが曲がっているのは本当だ。

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