6月の全短歌⑤雨の月

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風光るストロー光る猫光る君が光らぬわけなどないさ

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新しく開く扉があることを閉じた扉が教えてくれた

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0秒で好きになったと気が付いてフラレるための時間を止める

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上げた幕降ろしたときに流してね好きな音楽好きな涙を

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雨の月選んで生まれたあなたには心にきれいな湖がある

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いつまでも雨に濡れない紫陽花が自分の涙で自分を濡らす

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やさしさが遅刻してくる朝なので雨が止むまで虹を待ちます

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まだ封を切ってないけどありがとう記念の切手貼られた手紙

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新刊が出るまでずっとあとがきを読み続けてる最後の恋の

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よい事かわるい事かは先延ばし笑ってしまうときが来るから

←④決意　　⑥取ってきた翼→