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質問39.現実の人間関係とはどのようなものですか?

昨日と一昨日で「理想の人間関係」と「最もイヤな人間関係」について考えてみました。
今日は「現実の人間関係の捉え方」について考えてみたいと思います。

「人間関係における現実」とは2つ以上の側面があります。
ひとつは「自分にとっての現実」、もうひとつは「相手から見える現実」。

例えば、転勤してきたばかりの人が
「書類や備品がどこにあるか分からなくて仕事に集中できない」状態だったとします。
自分にとっては「どこに何があるか分からなくて困っているのに、誰も助けてくれない。この職場の人間関係は冷たい」という現実。
相手にとっては「何も聞いてこないし、作業を頼んでもアクションが遅い」という現実。

このように「人間関係における現実」には両面があるということを認識しておく必要があります。

ではこのような認識の違いはどのように発生するのでしょうか。
人間関係の名著「自分の小さな箱から脱出する方法」にはこのように書かれています。


①自分が他人のために「するべきこと」だと感じたことに背いた行動を「自分への裏切り」と言う。
→この場合「するべきこと=仕事に集中する」
②一旦自分の感情に背くと、自分を正当化するために他人のせいにする。
→周りの人がどこに何があるか教えてくれない。
③周りの世界を自分を正当化するために見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。
→「冷たい職場」だと感じてしまう。

つまり人は「自分がするべきこと」をしていない時に、周りのせいにして自分を悲劇の主人公に仕立て上げてしまう傾向がある、というのです。

最初にこの本を読んだときは、衝撃でした。が、よく考えてみると思い当たる節がありました。
「今月の売上が達成できなかったのは、得意先の調子がよくなかったからだ。それを責める上司はヒドイ」
「私が機嫌が悪いのは、夜中に子供が泣いて睡眠不足だからだ。」
といった、過去の色々な「自己正当化」が頭をよぎります。

「周囲との人間関係がうまくいっていない」と感じる時は、
その時自分が認識している現実には2つの側面があること、
(=相手から見た「現実」はどのようなものか、という想像力を働かせること)
自分はするべきことをきちんとできているか、ということをチェックする必要がありそうです。

#毎日note #おうち時間を工夫で楽しく #ワーママ #自分の小さな箱から脱出する方法 #人間関係

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