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キーデザインという名前の由来

ほぼひきこもり状態にある
高校生男子の家庭教師。

3か月くらい経って
笑顔も出てくるようになって。

昨日は「よし、休憩しようか」と言うと
「あ、これ」と思い出したかのように
ゲームのswitchを渡されました。

99人オンライン対戦のテトリス。

最初は負けまくって
その焦る様子を見てめちゃ笑われました。

そこまで笑うことないのに…。

悔しくて何回もやったら
本人のクリアレベルを超えてしまって
「やべ」と思いつつ
表情を見ると彼はちょっと悔しそう。

その表情がまた新鮮。

楽しい。
悲しい。
悔しい。
嬉しい。
寂しい。

彼のいろんな感情を知りたい。
それを出せる居場所でありたい。

そしておそらく
普段ひとりでテトリスをやっていて
「あ、これ土橋さんにやってもらおう」
と思ってくれていたんだと思います。

お母さんにこのことを伝えると
少し驚きつつ、嬉しそうな
そんなリアクションでした。

日々生活する中で
自分を思いだしてくれたんだなと思うと
嬉しくてたまりません。

ひとりだけの世界だった彼の中に
土橋という他人が入りつつあるのだと思います。

心の扉は、力づくでこじあけない。

コンコンとやさしくノックする。
時には、扉の前で何もせずにたたずむ。
時には、扉に腰かけて目をつぶる。
時には、「おーい」と小声で呼びかける。

絶対に開けてくれる時がくる。
その時を待つ。

少しずつ少しずつ。

焦らず待つ。
彼の持つ可能性を信じて、いつまでも。

僕らキーデザインは
閉ざされてしまった心の扉を開けるカギを
一緒にデザインします。

僕らはひとりにならない社会をつくります。

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