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天王寺の物乞いお兄ちゃん

先日、   天王寺の歩道橋に珍しく物乞いの人がいて、麻原彰晃みたいな風貌でした。手で顔を覆いながら、前にお金を入れる小さい箱が置いてあるも空っぽだったんです。歩きながら、「どうしようかな?」と考え、まぁ100円くらいと思ったら、財布には50円と500円しかない。50円じゃパンも買えないし、中途半端だなぁ…と思い、一旦素通り。ホームレスの人の売る雑誌イシューも値上がりして450円だけど買ってるし、額はそない変わらないなと。その日は多大な貸しのある子に奢ってもらえることにもなってて、奢ってもらえるのに、何500円ケチってんねん、私!と、歩道橋を引き返し、彼の元へ。まだ若そう…30代?40代?白髪はないけどフケはいっぱいで。ちょっとお兄さんは、絶望的な雰囲気で顔を手で覆っていたのをやめて(絶望演出?)、箱にお金が入っているか確認して、入ってなかったので、がっかりした様子だったんです。そこで、今だ…と『お兄さん、入れとくね』と声をかけて、500円を入れた。そしたら、お兄さんが『ありがとうございます』と言ってくれたんです。実は、私昔(20歳くらい)バックパッカーで、重たい10kgもあるカバンを背負って、タイを1人で放浪してたんです。その当時は物乞いをしてる人によく出会いました。身体を切断してたかな?身体不自由で同じように物乞いしてる人がいて、当時の私は思い切って!500ドル💲(5000円ほど)を投げたんですよ!そしたら、無反応だったんです(笑)その時、5000円ほど募金したら、すごい喜んでもらえるだろうと考えた浅はかな自分がいることに気づいたんです^^彼は、仕事みたいな感じで物乞いをやってるのかもしれない。金銭感覚はないのかな?今でも物乞いの人の心境はわからないし、人によって心境も違うんだろうし…そんな若かりし時代の経験があったので、天王寺の物乞いのお兄ちゃんに、500円しか払ってないのに、お礼言われたので…お兄さん、ちゃんとお礼が言えるなんて、意外と常識人やん!てなり、その場を去りながら、あのフケだらけのロンゲで、ボロボロの格好で、コンビニでパン買わせてもらえるのかな?とちょっと心配になりました!

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