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「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」素晴らしいドラマでした。
草彅剛演じる手話通訳士の徹底したプロ意識に引き込まれました。ここまで踏み込んで、捜査や裁判の流れまで変わることが実際にあるのかはわかりませんが。ドラマならこのくらいの展開はあっていいと思います。

俳優には聴覚障害の当事者が多く起用されたといいます。NHKのサイトでそのエピソードを読みました。聴覚障害の当事者がメディア作品の制作に参画する機会が増えていけばと思います。

手話通訳士といえば、大阪での聴覚障害児の逸失利益裁判を傍聴した時には、手話通訳士が何人も出てきました。裁判が始まった当初は手話通訳はいなかったのですが、係争中の段階で遺族が全国紙の取材を受けた記事が出たのをきっかけに、弁護団に聴覚障害の当事者弁護士が入り、当事者が傍聴席を埋め、当事者教師が証人として出ることになり、必要に迫られて手話通訳がつくことになりました。

障害者問題の裁判を取材して、司法は、やり方を知れば障害者も含めて市民に開かれた場所であることを実感しました。改善してほしいことは多くあるのですが。

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