_直感_文学ヘッダー

「直感」文学 *恥*

 小銭が落ちた音が聞こえたので、振り向いた。
 そこには小銭なんか落ちてない。
 落ちたのは、ちょっとした「恥」でした……。

 後になってみればどうでもいいことなのに、なぜかその時ばかりは穴があったら入りたいくらいの心情に駆られてしまう。
 穴なんかないのに。綺麗なくらい、穴なんかないのに。

 少ししたら夜が明けるようです。
 そしたら「恥」は晴れるでしょうか。
 世界を照らす光は、「恥」をかき消してくれるでしょうか。

 どうでもいいこと。
 そう、どうでもいいこと。

***アマゾンkIndle unlimitedなら読み放題!***
読み放題はこちらのページ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?