「直感」文学 *光り輝く、その宇宙の中で*
僕がベッドに横たわると、その天井には無数の星が散らばっていた。
星が好きな僕のために、パパが作ってくれたんだ。
僕はいつも寝る前に
そのいくつもの星を眺めながら、ゆっくりと意識を天井に広がる宇宙の中に持っていった。
部屋の電気を消して、
窓から差し込む微かな街灯の明かりだけを頼りに、僕はいくつもの星を見つけた。
それらの星を線で繋ぐ。
頭の中だけで。
そうやって、
僕はいつも、宇宙の中で眠りに落ちた。
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