「直感」文学 *都合の良い言い訳*
雨が降ったから、私の心まで濡れた気がする。
なんて表現安っぽいか。だって実際には心は濡れてない訳だし、……というか濡れたのは頬。私の涙で湿った頬が、なんだかこの冷たい雨に沁みる。
あーあ。
こんなに簡単に終わっちゃう関係だったら、最初から始めなきゃよかった。なんて思うけど、そうもいかない。……ってさ、今更だから思うけど、最初の頃は分からないんだよね。どーしても。
なんだか都合の良い言い訳が見つかればいいのに。なんて考えている内はさ、きっとまだ忘れられてないんだよね、全然。
認めるよ。別に、それを認めたって誰に咎められる訳でもないしさ。
私はまだ彼のことが好きです。
ただそれだけです。
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