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鹿革あれこれ 前編

yuhaku の新しい色彩を表現した、「Shibori」シリーズ。

日本の伝統的な技法を革の染色に応用し、柔らかな革の上に繊細な模様が描き出されています。
石の結晶にも見える柄は意図的かつ偶然から生まれ、二つと同じものが存在しません。

yuhaku では現在唯一の、鹿革素材。
ディアスキンと呼ばれる雌鹿の革を使用しています。

牛や馬に比べると耳慣れない素材ですが、実は人類が最初にまとった革とも言われており、日本では1000年以上前から足袋や防具などに利用されてきました。


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ディアスキンの特徴としてまずあげられるのは、軽さと柔軟性。
きめが細かく、その柔らかさは人肌に最も近いとも言われています。

そしてこのしっとりとした風合いは、簡単なお手入れで保つことが出来ます。
柔らかいブラシなどでホコリやゴミを取るだけで十分。もともと豊富に含まれている油分が抜けにくく、クリームなどで保湿をする必要がありません。

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また皮革素材の中では水に強く、少しの雨なら気にせず使うことができます。
湿気を吸収しながら通気性もあり、先述した足袋など、直接肌に触れるものに利用されるのも頷けます。

しなやかで耐久性があることに加え、shiboriシリーズでは、ストレッチ素材を裏貼りする特殊加工により、さらにハリと強度を出しています。

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もともとラインナップされていた財布やポーチに加え、先日、新作2WAYサコッシュも発売になりました。
銀座ではお取り扱いのなかったシリーズですが、サコッシュとともに、ポーチ全種も入荷しております。

前編ではまず、鹿革の特徴についてお伝えしました。
後編ではそれぞれのアイテムについて、詳しくご案内しますね。
ぜひお楽しみに!

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