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2024年 上半期参戦イベントまとめ(計22現場)

オッス。
ライブ後書き溜めたメモやツイートを再編集して放流するだけのnote2024前期編です。一部注釈等除き基本的に記載しているのは各ライブ開催直後です。

イベ減を目標に掲げつつ達成する気があるかと言われると別にそうでもない2024年、見ていきましょう。

1月

1.Re:ステージ! Aster Reve 1st EVENT ~Chain of FlowerS~ 2部 (1/21)

直前まで行くか悩んだ。
クレカの支払い削れてるとその月は守銭奴志向になりがちなので。

決断が直前すぎて1部のチケは枯れてたし、昼過ぎまで寝てたら当日券の存在にも気づかなかった。

ずっと悩んでたんですよ。
「イベントを減らして毎月末口座残高4桁チャレンジをする生活から脱却しなければならない」という思いはありつつ、「リステをイベ減の対象に入れてはいけないのではないか」という葛藤に。

そして参戦して確信しました。
Re:ステージ!、行かなくて良い現場なんか1つも存在しない

昨年のRe:SHOUTでオルタンシア楽曲が披露されたとき、「タブーになっていないのは嬉しい」という雑な安堵があったが、正直伊津村紫のいるステージで披露された時どう感じるかは自分の中でも全く測りかねていた。喜べるのか?悲しくなるのか?凪なのか?まさに五里霧中。

という中で小澤亜李さんの「陽花との思い出も乗せて3人で歌っていく」という表明により「アスタレーヴを応援することは、オルタンシア、ひいては伊津村陽花を忘れて否定することにはならない」と思えるようになり、心にかかる靄をブッ飛ばしてくれたように感じる。

アスタレーヴを応援する決心を固めてくれたので「お披露目ライブ」として余りにも満点超えであった。

私たち遠く離れても 一緒だよ
永遠、枯れることのない紫陽花の花

Rainbow FlowerS - オルタンシア

歌い継ぐことの意味を強く感じるもの。

「歌い継ぐ」というところにちなんで一つ。
un rêve⇒アンコール⇒Purple Raysの流れで「私はね 私でいるから 大丈夫だって約束して」を聴いてから「All right!」を絶叫するの気持ちよかったな~とか言ってヘラヘラしながら1部のセトリを見ていたら、Lots of Love⇒アンコール⇒FlowerS~となりで咲く花のように~とかやってて正気を失ってしまった

辛いこと分け合おう
嬉しいことはもちろんだよ

Lots of Love - アスタレーヴ

世界中の'カワイイ'
全部分け合おう

FlowerS~となりで咲く花のように~ - オルタンシア

どこかに自信を置いてきた
おそろのサミシサを重ねたら
希望へそっと変わったよね

FlowerS~となりで咲く花のように~ - オルタンシア

ぜったいわざとやってる

楽曲を歌い継ぐって1点だけ見れば蓮ノ空で見たいモノを凄まじい精度で再現してくれている。ちょっと上手すぎる。

ここまでアスタレーヴやオルタンシアにまつわる話しかしてこなかったけど、一番発狂したのは間違いなくかえかすGlass Wingsだった。

ライブの本筋から逸れるのは理解ってるけど、絶対この日しか見れない光景だったので誠意を込めて改名した。
TLにOvertuRe:さん(このライブの正解)が4人くらいいた中で「それでも!」と叫び続け、イントロ1音でスフィンクスになった自分に寄り添う選択をした。

「世界を台無しにする悪意から君を守る」を本城香澄が、「真っ赤に染まった裾を隠して笑った」を柊かえが歌ったの、オタクの妄想とかじゃないよね?

「二人なら戦える」で腕を大振りしながら指差ししていたら、(気づいたら)後ろにいた連番者の指が視界にチラッと映ったのでおそらく同じ動きをしていたものと思われる。

Relationとかいうアルバムが本当に大好きなんですよ。
個の暴力のようなバーサーカーの長2名が歌うImperial stage、バチバチに牙を研ぎ続ける挑戦者2名が歌うArtemis、そして寄り添い手を取り合う2人の儚い世界観が詰まったGlass Wings。噛むたび味がしてヤバい。

昨年6月にArtemisで不動の高まり、24年1月はGlass Wingsで床に、
3月末、白鳥天葉のいるライブがあるらしいけど…これってもしかする?

リステのライブ、いつどこでやろうと付き合ってやるからな。
3月と6月の予定が同時に確定することになったライブであった。

2.Ave Mujica 1st LIVE「Perdere Omnia」 (1/27)

これは去年の内に支払いが済んでいるので実質タダ。

0th行かなかったどころか、謎解きゲームを強いる連中を「何あれ…」って目で見てたことを懺悔。
当時から曲聴いてれば良かったんだよな。1stライブには行ってるのに間違っても古参を名乗れない。

普段のコンテンツライブは、予め周知された文脈をなぞるような構成になることが多い。
昨年11月の12thライブでは、アニメMyGO!!!!!12話を見ていたからこそ碧天伴走で今まで出したことない声量の絶叫が出たのである。

片やAve Mujica は未だにアニメでソフトタッチした程度なので文脈もクソもないが、このライブでは、これまでのコンテンツライブで得たことのない価値を提供されたように思う。

というのも、「演劇によってその場で"文脈"を作り出し、それに沿ったセトリを演奏する」という手法。
目の前で文脈が作られていく感覚は私にとっては新しいもので、黒のバースデイに至るカタルシスは格別だった。
バンドのライブというよりは、バンドミュージックを取り扱うミュージカルのようだと感じた。
そして、演劇の内容次第で曲に持たせる意味も変わってくるという点で無限の可能性を感じる物であった。
現行の曲数でもまだ面白いものが見れそうと感じていたが、次のライブまで5か月連続で新曲をリリースするってんだから驚きの一言。

アニメ放送までと言わず、今後ずっとこの形式のライブを持ち味にして欲しいなと感じた。

2月

3.MyGO!!!!! ZEPP TOUR 2024「彷徨する渇望」東京公演 (2/12)

これも去年の内に支払いが済んでいるので実質タダ。

何かの間違いで上手最前を確保し、何かの間違いで林鼓子さんがお投げになったピックを獲得。

女性声優の指紋付きピック

2年ぶりくらいの最前の景色を堪能すべく、基本的に大人しくしていた…のは連番者だけで、私は結局「最前の人間が高まってる姿を見せないでどうする」という矜持に基づきいつも通り拳と肉体を振り回していた。

文脈バフモリモリの水テラス眼鏡雨しおふきみたいな火力指数のライブだった昨年の12thとは違い、完全新曲バフと最前補正込でも珠なみのりのようなライブだった今回、「MyGO!!!!!は過剰なバフ抜きでも地力だけでワンパンしてくるバンドだった」ことを強く感じられたことが本当に嬉しかった。

これまで参戦してきたライブがどれもこれも文脈バフを乗せて殴ってきたせいで文脈パンチこそコンテンツライブの醍醐味といったような思考の偏りがあったが、その枠の外で大満足させられる安心感のようなものを強く感じた。

それでいてステージ上でのキャラとしての実在性もそのままで、演出やセトリなど既存の文脈に沿って作られたライブとは違う、「ごく普通に作中世界で行われるライブの1つ」と認識でき、コンテンツライブらしさも損なわれていないところも素晴らしい。

どのタイミングだったかまではもう憶えていないものの(アンコール後とかだったかな)、曲前のMCを終えいざ演奏開始という時にベースのチューニングが済んでおらず、若干の間が生まれるという一幕があった。
そよ(というより小日向美香さん)にとってはまあ気が気ではない、悪い意味で永遠のような一瞬だったことだろう。
それでもしっかりチューニングを済ませて一言「お待たせ」

本番直前になっても適当なチューニングのままだった7話や、そよの帰還をもって真の意味でバンドになった10話を思うと、「そよのチューニングを待つMyGO!!!!!」でド感情になるのも致し方ない。普通にライブの中で起こるごく自然なアクシデントが大感情の引き金になるのだから、たまったものではない。
それすら意図的にやってたんだとしたら、前段の「作られたライブではない」という解釈ごとひっくり返るし、もう私の負けでいい。

3月

4.Neko Hacker 2ndワンマンライブ「見て決めろ」(3/23)

元から興味はあったが、ゲストボーカルにななひらが来るという告知を受け即決でチケ購入。あの高音はガキの頃から聴いてきた青春の象徴である。

Shuwa*Shuwa Parfaitを回収した時点で財布の中に何枚かあった札を全てぶっ放すことが決定していたのに、終戦後財布を見たら野口が4人しかいなかったので、5,000円払えば特典が貰える支払いで泣きながら4,000と数百円を払うことに。現金なんかラーメン屋の食券と交通系ICへのチャージでしか使わないカード払い生活が災いした。
マジでPayPay使ってりゃ良かった。

とにかく楽しさに全振りした現場で素晴らしかった。

5、6.Re:ステージ! Unveiling PARTY!! ~Trium Tone×Archouchou~ 両部 (3/31)

感想を残すことすら野暮な気がしてきた。

1月に「歌い継ぐ」ことの重さを感じさせてからこういうライブをやられると、いくらなんでも来るものがありすぎる。

どうしよう、マジで野暮な気しかしないから箇条書きで終わらそうかな

・その場にいないはずの式宮碧音の存在感たるや
・ステージ上で煽り散らかす中野りんか、「アイドルのステージは楽しい場所」という自らのRe:ステージ!を体現しており素晴らしい
・カナリア 佐倉未雨
・Sin City 佐倉未雨
・1月の私へ。Imperial stage(彼の手記はここで途絶えている)

6月のResistanceへ、気持ちが高まるライブだった。

4月

7、8 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ2nd Live Tour ~Blooming with ○○○~千葉公演 両日 (4/20、4/21)

個別で6000字くらい書きました。


9 超東方LIVEステージ-2024 DAY1 (4/23)

確実に蓮ノ空の余韻抜けてないのになんで2日後に別のライブ行ってんだこのバカ(チケを抑えた2月の私より)

それはそれ、これはこれだろうが。青春だぞ俺の(ライブ翌日の私より)

出演:TUMENECO、Alstroemeria Records、A-ONE、森羅万象、DiGiTAL WiNG、魂音泉
↑このバケモンラインナップは??????

つめねこ以外全サークル何かしらの曲がツーリングプレイリスト入りしてるし、何ならプレイリスト全体の6割は魂音泉とA-Oneが占めてると言った具合。
つめねこサブスク解禁せえ。

客層が生命力の枯れ果てたジジイとライブ来た事なさそうな若者ばかりで、ステージから煽られても応えられないような情けないオタクが多すぎたことだけが心残り。煽られたら拳と聲で返さんかい。
肉体の回復が遅くなっていく昨今、アラサーに両足突っ込んで老け込んだとばかり思っていたが、ホンモノのジジイを見てると自分はまだ戦える年齢なんだな…と感じる。

トップバッターつめねこ、嬉しすぎる。五秒革命前夜が本当に好きで……。え?リリース3年前?(ガキの頃聴いてた曲しか知らない気でいた)

かれこれ10年近く「藤原くんが打席に向かう時に掛けたい登場曲ランキング」第1位に君臨し続けている 星を廻せ月より速く を初めて生で聴けて感無量。なんならサビをそのまま応援歌にしても良いくらい。マジで良い曲すぎます。
「星を廻せ 月より速く "遠く遠く" 誰より遠くまで
さぁ夢の扉開け放て 秘められた世界を 暴き出す」

アルレコのジジイを喜ばす曲で高まるのも癪ではあったが、End of Daylight(2005年リリース)はちょっと次元が違うと思う。当時7歳ですよ、インターネットに触れ始めた頃には既にそこにあった曲なワケですし。「ぴーひゃらら」くらい知ってるだろこんなとこ来るオタクなら。なんだあの静かなフロアは。Bad Appleでこれみよがしに元気になりよってからに。

アラサーにもなって小中学生の頃から聴いてる曲を生で浴びる経験、プライスレス。

A-One、一生ツーリング中にノンストップリミックスアルバムを垂れ流してるので耳に馴染みすぎてる。
Drive Your Fireで高まりすぎて世界一高い場所に到達した。棒立ちできるオタクが信じられない。

シンラはまぁ、単独行けって話かな。聴きてぇ曲はもっといっぱいある。
無意識レクイエムは多動く曲じゃないだろ、え、違うの?
悪戯センセーションではバカ多動したけども。

ド上手に陣取っていたら、デジウィのターン中神主がステージに引っ張り上げられるくだりで50cm前を通って来て直立不動になってしまった。
ハイタッチしてたオタク、すげえな。私は突然の出来事に硬直することしかできなかったのに。

トリはご存知我らが魂音泉。
一応超会議の関連イベントということもあり、あの頃ニコニコで知った諸々の楽曲のTOS Remixが披露されたのすっげぇ嬉しかったな、もはや元の曲よりTOS Remixの方が多く耳にしているオタクとしても。

口上でサクラトンネルエスケープを確信し笑顔で腕を組んでいたら流れてきたのがピアノverで腕組んだまま柵に倒れ込んだ。本当に嬉しい。

ゆけむりで前のオタクと一緒にタコ踊りしてたらキッチリ3人からレス飛んできて更に爆発。女性声優にレスされるよりガキの頃から見てた/聴いてたオッサンにレスされる方が数兆倍嬉しいなと、そんなことを考えながら平日夜の川崎から帰っていった。

10 亜咲花 サテライトCITYツアー 2024Ⅱ 八王子公演 (4/27)

知らない曲しか流れないライブにも行っておくべきだと思い、音の傀儡になりにいった。

楽曲の幅が広く、この人なんでもできるんだなぁ~と感心。
生バンとアコステ興味アリ。

客席含めて「楽しけりゃ良い」を高いレベルで提供される空間だったように思う。

11 GYROAXIA REVIVAL LIVE -IGNITION- (4/27)

ダブルヘッダーの予定のはずがまさかの先行抽選落選により断念。
…のはずが一般で普通に拾えたのでダブルヘッダー決行へ。

リバイバル公演ということだったが、よくよく考えたら無観客で開催された公演を知らなかったので全てが新鮮だった。(なんか勝手にいつだかつべでプレミア公開されたライブのことだと勘違いしていた)

もっと男女比バグってるのかと思ったが元気な野郎がたくさんいて少し安心したところがある。
野郎と同じくらい指を光らせて拳と頭を振り回す気合いの入った女オタク(マジで去年の富士急ぶりに見る客層)がいて素晴らしかった。
サイリウム禁止レギュはバンドリに逆輸入できないの?

忙しすぎてロクにメモを残せていないが、旭那由多の「俺たちは好き勝手にやるからお前らもそうしろ(意訳)」という旨の発言で4速までしかないギアが幻の5速に入る感覚を覚えたことが印象的。

ラストのDANCING PARANOIA大跳躍で天井ぶん殴ったあと翌週にまで響く着地ミス(捻挫)をやらかしたが、当時の高まりから考えれば些細な怪我である。

※5月末追記 この怪我はぼんやりと今も尾を引いている。捻挫なんか人生で50回以上はしてきたのにジジイになるとこうも治らないものか。

12 Poppin'Party×MyGO!!!!! 合同ライブ「Divide/Unite」 (4/29)

「たまには無路矢抜きのMyGOに殺されてぇよなぁ~」とヘラヘラしながら言ってたら特殊イントロ無路矢を叩きつけられ大爆笑。私は一生この曲に勝てない。

MyGO!!!!!の目の前で新しい季節にを披露するポピパ、本当に素晴らしい先輩ムーブだと思った。よく見せつけてやった。

アニメから翻って高松燈から戸山香澄へマイクが渡る演出、何から何まで全く異なるバンドが一緒になって「それが音楽ってもんでしょ」と歌唱する美しいステージ、青から赤、赤から青に変わる光景、まさにこれを見に来た。

前へススメ!を超雑に(しかもギャグとして)扱われたことを除けば1つも文句がない。

5月

13 幽閉サテライト×少女フラクタルspecial live (5/3)

このテーブルは後に物販用になりました

ノリで抽選に応募したらなんか当たっちゃったので参加。
ちょっとしたコンサートや演奏を楽しみながら飲食ができるバーを貸し切ってのライブであり、多く見積もって70~100人程度の規模感だったので、実は当選がそれなりにラッキーだった説がある。

休日をほぼ全てライブに吸われる生活が続いたことでマジで疲れてたし、何なら翌日もライブがあるため、ゆったりと音楽を楽しんで疲労を残さずに帰ろうと思っていた。
何故か帰るころには汗ダクだったけど。

や、2~3mくらい先で知ってる曲ばかり歌われて地蔵はムリだろ。

私が立ってた位置の真横が演者の通路になっており、なんなら衣装が掠るくらいの超至近距離を通っていくので、凄かった。
会釈とかしてくれたし、なんかいい匂いした。

小悪魔りんごとかいうアルバムに中学時代を支配されていたので、Little Devilで会場イチのド高まりになり口パクしながら多めに動いてしまった。確実に悪目立ちしたがめちゃくちゃレスが来て面白かった。メンバー変更以降初めて聴いたが、英語の発音がお上手なボーカルが好きです。

ここまで物理的な距離感がバグった現場は初めてだったが、硬派ぶっている私にも何とは言わんが「適性」はあるのかもしれないという要らなすぎる気づきを得てしまうことに。

物販で持っていない(実家で見た覚えのない)CDを見繕って購入したら直筆でサインを入れていただきました。

14 岸田教団春のワンマンライブ2024 〜皆の意見を聞こうと思う〜 (5/4)

LIVE OF THE YEAR2024最有力候補

ライブで最も楽しい瞬間は、各々が最高温に達した高まりの熱をぶつけ合う瞬間であることを確信。フロアもステージも全員が四肢を振り回す光景は圧巻そのもの。

造られた・用意された偽りの一体感には渋い顔をしがちだが、高まりの頂点で身も心も交わり合う瞬間はかけがえのないものであった。

初対面かつその瞬間まで一言も交わしたことのないフォロワーのフォロワー含めて4人で肩組んで跳びはねながら星空ロジックを大熱唱したのは良い思い出。酸欠をアドレナリンで誤魔化していたので私は熱唱と言ってもたぶん母音しか発せていなかった

中高生の頃から聴いていた楽曲の数々やいつだかの忘れ物となっていたストライク・ザ・ブラッドの回収など懐古ジジイ的観点でもドチャクソ楽しめたが、新曲エイトビート・バーサーカーが全てを持って行ったと思う。

君の感情のままに 綺麗事も理屈もいらない
今ここでうなる 8ビートだけが事実

叫べ衝動のままに 物語も希望もいらない
今ここで響く 8ビートに身を委ね

「ああ、ライブってこうだよな」と思った。

あまりゼロヒャクになるのも良くないし、大抵の場合思考を挟まず反射で脳と肉体が動くので意識したところで意味はないが、「ライブ中脳内で理屈だの物語だのをコネコネしてる余裕があるならそのリソースも今鳴り響く音楽に没頭するために使え」という自戒の機会になった。

まぁこれは「過去のライブで目の前の音楽に没頭できなかった自分」を戒めるものであってそれ以上でもそれ以下でもないし、そもそもノンフィクションのバンドのライブと物語ありきのコンテンツライブを同列に並べている時点で少しどころじゃなくズレている。
なのでこれは私だけが持っていれば良い感覚の話。

ただ、脳内全てを今ここで響く8ビートに委ねる感覚は先述の「最高温に達した高まりの熱」への最も純粋な道程だな、と強く感じたし、自分の中でライブに望むモノ・臨み方が一つ蓄積された気がする。
何も考えず目の前の音楽だけでド高まりするの、最高。

文脈や物語は「燃料」であって、「熱」ではない。
結局熱を持つのは奏でられて鳴り響く楽曲であり、ダンス・振る舞い・演出・ステージ上の全てから伝えられるモノであると。
今まで言語化しかねていたモヤモヤへの回答に辿り着かせてくれて、ライブの更なる楽しみ方を自分の中に落とし込む機会になった。

15 蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ2nd Live Tour ~Blooming with ○○○~兵庫公演 千秋楽 (5/19)

んなことを言ってる間に迎えてしまった文脈の爆弾みたいなライブ。

とりあえず千秋楽が当選していたので深追いはせず片日参戦。
間違いなく私が現地で見なければならないのはこっちだったので満足。

なんか目の前にセンステあるし周囲一帯が”馴染みのある”治安だったため席ガチャ大勝利。
ライブ後に健闘を称え合った名も知らぬ自然連番の日野下オタク、本当にありがとう。スリブパートで君と競り合えたことが嬉しかった。

ツバサ・ラ・リベルテを3度浴びた慣れもあってか、先述の自戒もあってか、フォーチュンムービーイントロ1音で即座に膝スラゴールパフォーマンスになった。

最後かもしれない”真”・フォーチュンムービー、現地で見なければならなかった。

最後かもしれない素顔のピクセル、これもまた現地で見なければならなかった。

そして何より乙宗梢の夢を信じる者の1人として「高く もっと高く キミと手を伸ばした 約束のその場所へ」を聴かずに103期を締められるワケがないので、明日の空の僕たちへも現地で見なければならなかった。

「1年間歩んできた軌跡と先へ向かう決意」
聞いた瞬間に脳が沸騰した。足が震え、直立を維持できず膝を着いた。
思った通りのイントロが流れ出し、感情の全てが目から流れ落ちた。
何をしているんだ、ステージ以外を視界に映している場合じゃないだろう。
その一心で立ち上がろうとしたら「103期6人で歌う最後の曲」との表明でもう一度地に臥した。
終わりというよりは区切りだと思うが、最大のターニングポイントでこの上ない選曲。
見なければならないモノは全て見た。噛み締める時間は必要だが、置いてきたものは何もない。

104期も見届けさせてくれ。

16、17 D4DJ D4 FES. XROSS∞BEAT 両日 (5/25、5/26)

先に言ってしまうと、初日で糸が切れた。
糸が切れた瞬間アホみたいに体調崩れた。(月曜は38℃の熱が出てました)
体調崩れたせいでライブから1週間経ってから書いてます。

待ち望んでいた現場で浴びるInto the storm、曲を聴きたいユニットが初日に固まっていたこと、そしてまたとないチャンスでありながら封印が確定した妙なる星と。

多大な満足感と変な布に沁み込ませるべきだった楽曲の封印による失望が混ざり合った結果である。
失望って言うとなんかアレだな、満足したライブではあるので。
次の機会がありそうなら全力で掴みに行くが、ないならないでまぁ…という温度感。

何らかのフェス現場でロンド拾ってアビスメアの単独にフラっと顔出すくらいの感じで付き合っていければいいかなと思った。
デッケェステージを端から端へ多動する月見山渚は何度でも見たい。

Make My Style→Brand New Worldのver.2023ゾーンで地に臥したら怒られが発生したのまだ納得してません。

6月

18 Ave Mujica 2nd LIVE「Quaerere Lumina」神奈川公演 (6/8)

会場写真撮ってなかったので最寄りの日本大通り駅

ライブタイトルの通り、幕間でも何度も語られた「光を探す」というキーワード。
おい!それってYO!「迷子」ってことじゃんか!アッアッアッアッアッ

前回の1stが"オブリビオニス"ら「人形の物語」だったとすると、今回は"豊川祥子"ら「人間の物語」だったように感じる。
あんなバンド確実にワケあり集団なのはわかり切っちゃいたが、アニメ放送まで半年以上あるってのに個々が抱くワケのような何かをチラ見せしてくるのは実にニクい。
幕間の独白で、何を言ってるかはわからないが、何を言いたいかはわかるという絶妙なライン。

肉体より脳のリソースをぶん回す方が楽しい造形のライブをしてるクセに音も歌もパフォーマンスも何か狂ったモノがあって困る。
なんか反対側からキーボード弾きだすおかしな人がいて爆笑してしまった。というかもう記憶の8割くらいそれに持ってかれてる。なにあれは。
Ave Mujica(楽曲)の「千切ってはお星に変えて」から「毒してあげる」の豹変する歌声と、音源以上に何か狂気めいたモノが込められたMas?uerade Rhapsody Re?uestの歌唱が本当に好きでぇ~~~

やっぱ最後の謎の映像とBGMは五大元素Symbolシリーズ最新作なんですかね?

※6/14追記 答え合わせ出たわね。

19  Unlucky Morpheus 15th Anniversary Live 「‪‪REINCARNATION」(6/9)

ギチギチのオルスタで最後方地蔵地帯引くと暴れたい音が鳴ってても暴れづらくて困ります!!!!!!!!!!!(暴れてないとは言ってない)

これまた中学くらいの頃から東方を入り口に聴き始め、時間を掛けてオリジナル楽曲にハマったタイプのバンドである。音から摂取できるタイプの鉄分を欲するようになった要因の一端になっていることは間違いない。
謂わば人生の回収を行ったライブ。

迫真のドラムソロ(つべに上がってる)やアンコール後のMake our choiceソロバトル等、セトリ外でもうおおすっげええとなる場面が多々ありすごく満足。

肉体を動かしづらい環境下にあったため、最初は「すっげぇ~演奏うめえ~音かっけぇ~歌うめぇ~」とヒタヒタになっていたものの、Knight of SwordとBlack Pentagramを3~4曲目にブッ込まれて大人しくしていられるか!!!!!!!となり目が覚めた。
「序盤でこの2曲使い切ってこの後どうするんだろうねw」みたいなMCでゲラゲラ笑ってしまったが、今となっては後々にアコースティックLa voix du sangを隠しておきながら何言ってるんだ??????と言ったところ。

うるさい音を好み比較的多めに身体を動かす傾向があるクセしてアコースティックアレンジが大好きな側面も持ち合わせているので、アコースティックLa voix du sangは一生忘れないと思う。マジで良かった。

やりづらい環境で肉体を振り回し色んな意味でヘトヘトになったというのに、断罪は遍く人間の元に のイントロが聴こえた瞬間東方厨の顔つきになり肉体大復活。体力も瞬間的に中学生当時の水準に戻った。普段使っちゃいけないエネルギーにアクセスした感覚があって大満足。

めちゃくちゃ楽しいライブだったな。
Fukiさん、お誕生日おめでとうございました。

21、22 『Re:ステージ! PRISM☆FESTIVAL!! vol.1 -Resistance-』両部(6/15)

別でまとめました。

22 RAISE A SUILEN - LIVE 2024「ESSENTIALS」Day2 (6/16)

ライブ後の空。過酷なセトリと優しい終演時刻

タフって言葉は私と連番者のためにある。
リステ両部の翌日にRAS現場入れるバカがどこにいるんだ。

限られた手札で物語を表現するAve Mujicaを観た翌週に「聴きたい曲に投票させて10位から順番に披露していく」という資源の暴力みたいなコンセプトのライブを浴びるの、味わいが深すぎる。お前らが最強。チュチュに「これが聴きたかったんだろ」と言わせるためだけの催しと言っても良いくらい。

ペットボトル2本で足りるか不安だったけど、水分不足の懸念へのアンサーは「水を飲む暇すら与えない怒涛の高まりの連続」なんだよな。
前日の疲労、筋肉痛、水分不足への懸念……。その辺の言い訳を全てブッ飛ばしてからが本番。

こんなにも純粋で清々しく「来る曲全て出たとこ勝負でただ目の前の音だけに没頭すれば良いライブ」というのは味わったことがないかもしれない。だってセトリの意図なんてモンは投票者たる我々に委ねられてるんだから。最も求めていたライブ体験の1つ。

キーボードソロから暗転しショルダーキーボード担ぎ出した瞬間の凄まじい高まりは忘れられない。オイ!!!!オイ!!!!やるぞ!!!!!やるぞ!!!!!!と1人で絶叫していた。投票した楽曲の確定演出は嬉しいに決まってる。

あの、ツアーでは!NVADE SHOW!も…お願いします…。

まとめ

半年で去年の3分の2以上に達してて草
下半期で調整します。

こうやって振り返ると、やたらと少年の日の思い出を回収する機会が多かったように思う。
というのも、普段同じコンテンツでキャッキャやってるオタクが各々の魂の故郷でやいのやいのやってるのが羨ましかったし、私も私の故郷たる幻想郷に帰還りたかったンだよな。
三つ子の魂百までとは良く言ったもので、ガキの頃聴いてたけどジジイになってからはそんなに聴いてない曲ってビックリするくらいちゃんと覚えてるし、今聴いてもちゃんと好き。
ジジイにならないとわからない楽しみ方をできているのは喜ばしい限り。

音に真っ直ぐぶつかって、高まって、そして殺される。素晴らしいライブ体験を重ねられた上半期だった。

ただの備忘録の分際で気付いたら12000文字にもなっていたが、ここまで読んでる物好きは居るのだろうか。
いらっしゃったら、お疲れ様でした。

2024年総決算noteでお会いしましょう。

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