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休校になった!生徒への授業や課題の配信になぜ無料プラットフォームがオススメなのか。

物凄い勢いで企業からの無償提供でFacebookスレッドが溢れかえってきました。素晴らしいコンテンツが無償で利用できるとのこと。ありがたいことですが、気になる点もあります。1ヶ月無料プランを利用しながらどうすれば持続可能な学びができるか考えてみました。たくさんの企業が申し出てくださっています。まとめを書いてくださった方にも感謝!

無償提供ということは4月からは?

コンテンツを永遠に無償ということはできません。もちろん無償で出すというのは身を切る覚悟ということも承知の上だと思うので、その企業には感謝してもしきれませんね。

ただ、コンテンツだけでなく主なプラットフォームとして使うのは少し注意が必要です。元々使い勝手のいいプラットフォーム、そのまま新学期に有償プランにできればWin-Winです。そうでない場合は生徒は4月からは使えないことになります。1ヶ月だけしのぐことも大事ですが、プラットフォームごと消えてしまうこともお忘れなく。

Edmodoを上手に使うには?

登録に生徒のメールアドレスがいらない、保護者通知も登録すれば可能などメリットの多いEdmodoですが、デメリットや使いにくさはあります。一つはFacebookと同じで、前に書いた情報が探しにくいこと。それを防ぐためポイントは以下の通り。

1)小グループをうまく活用する:全員を小グループに入れ、カテゴリ分けしておくのです。時期で分けたり、課題で分けたり、教科で分けたり、使い勝手のいいように分けましょう。メインのスレッドには毎日のホームルーム的なことだけアップするとあとで見やすいです。

2)ライブラリの活用:ライブラリにはリンク集を作ったり、PDFやワード、エクセルのファイルもアップできます。それをクラスと共有しておいて、必要な時に取り出して添付します。探す手間も省けて便利です。

3)そもそも最初から全てを管理しようとしない:心構えも大事です。目の前にいると全員こちらに注目しているようで実際は上の空だったりしますよね。オンラインになるとそれが加速します。だから、あまりヤキモキしないことです。

コンテンツを無料で利用できるトライさん(中高生向き)などなら、Edmodoにリンクを貼って春休みの課題向けにまとめることもできそうです。生徒に気に入ったコンテンツを探してもらうことを課題にしても楽しそう。

プラットフォームとして最大限の活用を

Edmodo自体は空っぽです。なので、そこに何を組み合わせるかで機能が変わります。オススメは、Edmodoをメインのプラットフォームにして、有償プランもあるよー、と紹介すること。小グループを作ってそこで管理してもいいでしょう。

また、縦に流れていくEdmodoに対し、Padletを組み合わせて、提出物をお互い見られるようにしたり、協働を促すのもいいですね。生徒同士でフィードバックも可能です。(星をつけたり、ハートをつけたりだと慣れていない人のフィードバックで傷つけることもないですし)

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オンライン化、誰のため?

忘れてはならないのは、全てが子どもたちのためだということです。先生が楽するのはいいことですが、無償プランに飛びついて、4月からは何事もなかったかのように振舞うのは本当にやめてほしい。高校生にもなるとスマホを使って学んでいる生徒も多いですし、我が家の小学生はMacBookを使い倒しています。生徒からすればICT利用は当たり前。むしろこの春休みチャンスと捉えて学校現場に取り入れたいものです。

さいごに

私も二人の息子の保護者です。今回の休校措置は混乱を招き大変なことも多いけれど、学びのオンライン化や学校のICT使用が進むことを期待しています。また、GIGAスクール構想が具現化する前に首長や校長の手腕、学校のリテラシーや学びの成熟度がこれで明らかになります。子どもたちのために、今の環境をもっとよくしたい。そのためにこのブログが役に立てば嬉しいです。

ひとまず、Edmodo何それ、おいしーの?という人はこの動画をどうぞ。

ICTを上手に利用し、子どもたちの未来のために今こそ叡智を結集させましょう!

注:オンラインの無料プラットフォームはEdmodoだけではありません。個人的にはSeesawの大ファンですし、日本発のEdnityなどもあります。1ヶ月無料!に安易に飛びつかず、使うなら無料のプラットフォームに1ヶ月無料プランを組み合わせて持続可能にすることが目的です。

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