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子どもたちが出川化するとどうなる?

Canvassadorの江藤です。一社 オーガニックラーニングを運営しつつ、普段は高校の先生をしています。今日は、友達の紹介でめっちゃ素敵な方に出会いました。

それは、(一社)学びにSPARKを 代表理事堤 梨佳さん!
サイトを拝見すると、ポーンと目に飛び込んでくる笑顔!

堤さん自身もとっても素敵な方でした。友人曰く、「日本の子どもたちの出川化を進めようとしている人」とのことで、興味津々でZoomに入りました。

堤梨佳さん、世界各地へ

弾けるような笑顔の堤さん、まずはご自身のお話から。コンフォートゾーンから出ることで気づくことがあるよねというところから、彼女自身の経験談で世界各地に飛びます。恩師に出会ったアメリカからメキシコファベーラへ行ったときの話。Wikiによると

貧富の差が大きいブラジルは、各地にファベーラがある。 中でも、リオデジャネイロにある人口約30万人ともいわれる「ホッシーニャ」は国内最大級だ。 麻薬組織が根城とするホッシーニャでは、丘の上に行けば行くほど危険度が増す。

そんなスラム街で、屋根もないのに、お茶に誘われる底抜けに明るい現地の人に出会った時に頭に浮かんだのは「幸せってなんだろう」でした。

その後アマゾンへ行かれた時には、「意外と快適だった」と話されました。それまで知らなかった世界。太陽が昇ると鳥の声が聞こえてくる環境が、とても贅沢で素敵だなあと感じたとおっしゃっていました。

そんな経験から、「何これ!」というカルチャーショックを体験してもらうことこそが「出川化」つまり恐れずにどんどんコミュニケーションをとっていく人になると考えられたそうです。

堤梨佳さん、半径1mのSDGs

二人のお子さんを持つ堤さん。でも新聞社での働き方は超ブラック。夜中12時に帰宅する日々で、パートナーにもたよれず、ベビーシッターさんに子供たちを見てもらう日々でした。我が家も子供が小さい頃は早朝にシッターさんを頼んでいたのでなんとなく親近感が。でも、彼女が見たのは夜中に帰宅した時、小さな我が子らがおしっこまみれになって抱き合って眠る姿でした。

私、何やってんやろ。

衝撃を受けたそうです。それ以降、調べてみると実は日本の子供達の幸福度の低さがUNICEFの精神的幸福度の調査でも出ていました。頭をよぎったのは、ご自身の家の中だけでなく日本全体の子供のためにもできることがあるのではないかということでした。

そこで、まず世界に飛び出してみるというプログラムを作られ、今は某市の全小学校に導入されているとのこと。え、それうちの自治体やん。ということで、実はうちの子どももそのプログラムを受けている可能性があるということが分かりました。なんと世界は狭い。ちなみに彼女は大学の2つ下の後輩に当たります。笑

堤さんと江藤、コラボする

そんなこんなで盛り上がり、ちょうど今行っているジェンダーの授業でコラボできないか考えてみることになりました。私た受け持つ国際関係ゼミでは、毎年この時期にジェンダーや世界の諸問題について理解を深め、7月に生徒がワークショップをします。また、二学期にはイスラムについて探求します。

ジェンダーのプログラム開発を一緒にすれば面白いものができるのではないかと考えています。私自身も壁打ち相手がいた方が理解が深まり、教材開発も早まるのでお互いに一石二鳥、いや三鳥か。

インドネシア、パキスタン、ミャンマー、アフガニスタン、ヨルダンの学生さんがおられるとのことで、早速試験明けからみんなで調べてみようと思います。

さいごに

グローバルマインドとは、すぐに身につくものでもなければ、英語を学べばいいものでもありません。相手の立場に立って考え、また自分に立ち戻って考える。さらには自分はどう貢献できるのか、どう実装するのか行動していくことで身につくものです。でも、それを「面白そう!」話を聞いて「ええー!そうなの!?」とスタートダッシュできるのも間違いない。日本の子供達の出川化、わたしもぜひいっちょかみしたいです。

そうそう、Canvaの新しいコミュニティ、CEC国際教育は2024年5月25日にローンチ。登録、参加無料です。

また、この授業がその後どうなったかなどはオーガニックラーニングの講座で学べるようにしようと思います。Check it out!


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