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フォートナイト は悪?このイベントを見てから言って欲しい。

長男が珍しくフォートナイト のことで話がある、と言います。黒人が何とか...話の内容が分からないので任せてみました。後で分かったのですが、これは結構歴史的なイベントだったようです。パーティロイヤルでの対話の場です。

パーティロイヤルとは

普段はバッチバチに撃ち合うゲームですが、ここではそれを忘れてフレンドと楽しめる空間となっています。スクリーンで映像や音楽を楽しむこともでき、近づくと音量が上がったり、裏へ回ると反転していたりとなかなか凝っています。今までも、音楽の番組や、映画の視聴会がありました。

人種差別についての議論をホスティング

そんなパーティロイヤルで今日はアメリカでの人種差別について、Van Jonesがホストを務め、Teen Vogueの元編集長Elaine Welteroth、The AtlanticのライターJemele Hill、ラッパー、ソングライター、先見者のKiller Mike、そして才能あふれるヒップホップミュージシャンLil Babyが参加しました。

人種差別について今一度、立ち止まって考えようという趣旨です。少なくとも我が家では、初めて中学1年の長男とこの話題について話しました。知らないと思っていたら警官に殺された男の事件も知っていて、成長を感じました。

ビジネス、スポーツ、メディア、音楽、エンターテイメントの著名なBIPOC(黒人、先住民、有色人種の人々)の声でアメリカの人種をめぐる対話を進める一連の会話」を特徴としています。

青少年の世界に入っていくことの大切さ

フォートナイト は今や登録プレーヤーがざっと3億5千万人です。日本でも小学校高学年から大人まで、実際は13歳以上推奨ではありますが多くの子どもたちがプレーしています。

アメリカでの人種差別をニュース番組がいくら声高に言っても、偉い人が語っても、彼らには届きませんが、フォートナイト を通してなら可能性があります。

今日も、世界中の人がいろんなアバターとなってスクリーンの前に座っていました。

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この女性は長男のアバター。前にもたくさんいますね。結局、内容があまりに難しいのと、字幕が早くて追いつけず15分ほどで断念しましたが、それでも一緒にこの時間を共有できたことがプライスレスです。全く興味のない子供が親とこの時間を過ごした訳です。

むやみに禁止するより、寄り添おう

私自身、長男が何時間もゲームをしていると不安になることがあります。大声で喚いていることもありますし、時に取り上げたくなる衝動に駆られます。しかし、内容も分からずに取り上げなくて本当によかった。

SNSやテレビゲームを学校は「危険だから」の一言でシャットアウトし、あとは知らぬ存ぜぬを決め込むことが多いように感じます。

「私たちはダメって言ってるんですけどねえ、オタクのお子さんが勝手にゲームしていじめられたんでしょ。」

こんなばかなことがあるでしょうか。むしろ、一度その目線に立ってみて、それでも本当に危険なのなら禁止すればいいのです。フォートナイト は内容的にもグロテスクなシーンもないし、ポップな印象です。使い方さえ誤らなければそんなに危険はありません。臭そうなものを避けるのではなく、知る努力を。

さいごに

以前iTeachersで長男と初めて出演し、Forniteの話をしました。その中で、「ゲームについて保護者の都合のいい解釈をしていないか?」を問いました。最後に、長男から保護者へのアドバイスもあります。よかったら10分くらいから見てください。

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子どもに教えることよりも、学ぶことを意識したい。嫌いだったバスケも、ゲームも、日本史も、長男のおかげで好きになれました。いわゆる厨二病なのか、口喧嘩が絶えませんが、今日もいい1日でした。


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