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ごく普通の授業に埋め込むパターンxイメージの実例

受け持っている英語表現の授業は高校3年生でただただランダムに問題が並んでいる問題集を使うことになっています。うーーーーん、面白くない。と言っていても仕方がないので、生徒と相談しました。

解説があまりにも分かりやすいので家で解いて来たいという生徒、授業中にできる範囲でいいという生徒、いろいろです。本来もっと生徒に考えさせたいのですが、授業のやり方もある程度限定されている。。。

ということで、生徒が15分間解いて、ペアでしばらく考えて、江藤がピンポイントで解説する形に落ち着きました。こういう説明を高校1年から受けていたらよかった!と生徒が言っていた板書をランダムに上げてみます。

英語はパターン(配置)とイメージでできている

SVO. to doのイメージとSVO from ingのイメージは真逆

この板書を見た生徒からため息が。「こう習っていたら一発で分かったのに」押すイメージと引っ張るイメージが腹落ちした模様です。物理でもこんなのやったと言っていたけどなんだろう。

単純計算の足し算

are being followedの形がどうもよくわからないという生徒たち。筆算みたいに書いたら、やっと理解できたとかないとか。これ、算数が好きな生徒はすごく分かりやすいようです。

「安定」という考え方

現在形は現在のことを表すんじゃない。とても「安定」した時制だから、時刻表のように確定している未来も表すし、100年後も100年前も変わらない水の沸騰の話も表す。なんていうと、化学でもそういうことを習ったと言います。理系の生徒は英語の説明も理科や数学に結びつけることがあって、面白い!

感情の現れ方、日本語 VS 英語

日本語では感情ってどこから湧いてくる感じ?と聞くと、生徒たちはふつふつと内側から!と言ってくれました。でも、英語って違うんですよね。頭を金槌で殴られて星が出るみたいなイメージ。だからこそ、感情表現のほとんどが受動態です。生徒たち、この絵を見て感動。何が珍しいのかわかりませんが、喜んでくれたのでよしとします。

Come up with とhit uponも勝手にこじつけ。これはなんの根拠もありません(笑)でも覚える時って何かに紐づけた方が絶対に頭に残るので、こうして描くと覚えやすくなるんです。

さいごに

生徒があまりにも喜んでくれるので毎日の授業が楽しいのですが、もう少し早くこんな英語に触れたかったというのを聞くとちょっと複雑です。

でもね、いつスタートしてもいいと思うんです。火がつくタイミングは人それぞれ。理想的にはもっと早くかもしれませんが、人生長いんだし、英語が面白いと思ってくれてそこからものの見方が少し変わったらそれでいいんじゃない?

ちなみに高校1年生はこのイメージとパターンをフルスロットルでやっています。またお話ししますね。

オーガニックラーニングでは年間を通して様々な講座やワークショップをしています。いつかお会いできるのを楽しみにしています。


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