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【エンジニア採用】 「採用・人事担当者のためのITエンジニアリングの基本がわかる本」の要点を紹介

「採用・人事担当者のためのITエンジニアリングの基本がわかる本」を高濱(@r_takahama)、千田(@320KZCD)とともに4/16に出版しました。

本籍は2,200円といい値段ですが、コロナで書店が開いておらず「中身を確認してから購入する」ことができません。(僕も書店に置いている様子を見たかったです...)

そのため、興味を持っていただいた方に向けて、購入すべきかご判断いただけるように、書籍の概要こだわりポイント得られること得られないことについてこの記事で紹介します。

※本書はLAPRAS社としての活動ではありません。また商業出版ですので、営業目的で偏った内容にしているということはありません。


●書籍の概要

エンジニア採用を担当する、採用担当者の方、人材業界の方に向け、業務中に頻出する技術用語・概念について解説したものです。

エンジニアの採用倍率は年々高まりを見せており、採用担当者にも一定のエンジニアリング知識が求められています。一方で、採用業務に特化した学習コンテンツはほとんどなく、初学者向けの学習をしようと思ったときに、”Webアプリの作り方”といったエンジニアになるためのコンテンツを利用することが多いはずです。

しかし、このやり方では採用業務で登場する用語や概念を全て理解しようとすると膨大な学習時間が必要になります。

とはいえ、技術用語を抑えていなければ、たとえば求人票やスカウト業務では、「成長している企業です」といった技術への言及を避けた表現ばかり使ってしまったり、選考業務では「”React”の記載がないから書類選考で落とす」といった知っている用語の一致有無だけで判断してしまったり、技術用語が足を引っ張ってしまうことになります。

こららの課題感に対し、「採用業務で必要なエンジニアリング知識」を定義し、構造的にまとめ、解説したものが本書です。

(こんな感じでつくっていました)

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●こだわりポイント

1. 頻出する技術用語を選定
本書では複数の採用サービスから出現数の多い用語を選定し、上位100個を中心に紹介しています。この100個だけで、求人票のおよそ7割程度の内容に対応できます。またその用語だけの解説では理解しにくいものは、その上位、下位概念と、周辺用語も紹介するようにしています。

この単語リストは読者特典としてDLできます。また職種名リストやよく使われる名詞リストもDLできますので、どのような表現であれば差別化できるかといったことにも使っていただけるかと思います。

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2. 構造を意識して解説
用語の解説は、全体に渡って階層構造を意識しました。この書籍の目的は個別の用語を深く学ぶことではありません。ご自身の採用業務で見たことのある用語のカテゴリや並列の用語について知っていただくことです。頭の中で知識のタンスを作るイメージでしょうか。

よく「自社の採用要件の用語だけ理解すればよい」という考えもありますが、自社の採用要件の技術用語に注視してしまえば、冒頭で記載した「その用語があるかどうか」の判断をしてしまいがちですので並列の用語も「名前は知っている」というレベルにはしておくべきです。またプログラミング言語とフレームワークなど関連する用語は、上位の階層の概念やまとめ方を理解していなければ、一つづつの用語をばらばらに理解していても業務では使えないはずです。

このような考えから章、節、小見出しといった書籍内の構造をとてもいしきしました。そしてそれぞれのテーマごとに全体を俯瞰し、その後中身を深堀りしていく形にしています。通常の書籍よりも深い階層構造ですが、個別の用語の説明だけでなく、階層構造と、同じ階層で並ぶ用語には何があるのかに意識を向けていただけると、作者冥利につきます。(原稿の際は更に2つほど階層が多かったため、多少読みやすくなったかと思います...!この構造を整理するためにクリスマスと正月を献上したのもいい思い出...笑)

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3. 採用文脈で解説
本書ではタイトルの通り、「エンジニア初学者に解説する」のではなく「採用担当者に解説する」という目的で解説文を作成しています。また採用担当者からよくいただく質問や勘違いしやすいポイントをコラムなどに多く盛り込みました。

ここで少しお気持ちを書かせてもらうと、エンジニアリングを解説することは、地雷原を歩くようなものです。エンジニアリングの用語は定義が決まっていないものも多く、初学者が記事や専門書を読んで理解しづらい理由として「難しすぎる」もしくは「抽象的すぎる」のどちらかに寄りがちということが挙げられます。このような背景がありますので、そもそも言い切りが難しく、非エンジニアには曖昧な表現と感じてしまう用語は多く存在します。しかしそれでは結局わからないままですので、そういった用語にもできる限り「言い切り」「具体的に」を意識して解説しています。(高濱ともよくバトルをしたポイントですし、針の穴に糸を通す気持ちで書いています)

また各コラムではより採用業務視点で見たときに抑えるべきポイントを。応用編では、具体的な求人票・スカウト・カジュアル面談を引き合いに、良い例、悪い例を示し、改善案として技術用語の使いどころを盛り込んでいます。

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●得られること得られないこと

改めて得られることはこちらです。

・採用業務に必要なエンジニアリング知識の全体感が掴めること
・各用語の階層構造、関係が理解できること
・採用文脈で必要な解釈ができること

得られないことはこちらです。

・各用語の細かい解説
・媒体選定やスカウトの書き方など、具体的な業務Tips
・「全てのエンジニアに対応できるスキル判定方法」や「全てのエンジニアに刺さる求人」といった魔法のTips
(そもそも答えがないものには、それをどの様に考えるべきかについて記載しています。)

本書を足がかりとして、是非自社の使っている技術について深堀りをしてみてください。その際には是非直接エンジニアとコミニケーションをとってみてくださいね。

すこしでもみなさまのお役に立つことができれば幸いです。

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「お金を払うのはちょっと・・・。エンジニア採用は主担当ではないし。」といった方は、よかったらこちらを見てみてください。

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もしくは採用施策としてLAPRAS SCOUTもお考えであれば、研修をセットで導入サポートを提案可能です(こちらはLAPRAS社員として)

LAPRAS SCOUTは運用に一定のエンジニアリング知識が必要ですが、それが身につけば非常に協力なツールになります。また使うほどエンジニアリン知識や採用体制が強化されますので、今後エンジニア採用に力をいれたいという企業は、よかったら覗いてみてください。最後に宣伝させていただきますね。






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