展示会に行く人へ

前回、展示会の出展側・来場側といった目線で展示会の在り方について考えました。

今回は、これから展示会に行こうかなと思っている人たちに主に読んでいただきたいお話です。

私はよく来場者として展示会に参加していますが、その際に悩むことが大きく3つあるなと思いました。

悩み その1:会場が広い、多くの人がいる
特に会場が広い場合は、探している技術や目的の企業がどこにあるのか分からず、体力と時間を浪費してしまいがちです。今はインフルエンザの季節ですし、そもそも人混みの中に行くこと自体に抵抗がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

悩み その2:濃い情報交換ができない
展示会に行ったことのある人であれば誰でも必ず経験していると思うのですが、遠方まで交通費や宿泊費をかけて出向き、興味のある企業を見つけることができても、最初は名刺交換のみで終わってしまうケースが多いと思います。企業の担当者と直接会って話ができることがリアルな展示会の最大のメリットだとは思いますが、なかなかブースで詳しい話をすることも難しいですし、そもそも詳しい話の出来る人が不在だったりすることも多々あります。デモの展示などに力を入れて盛り上がっているブースであればよいのですが、担当者の方がスマホをいじっていて中に入りづらいブースなども結構あったりしますよね。

工場向けの大型機械など、他の場所では簡単に見ることが難しい製品であれば、展示会で実物を確認することが有効です。しかし、企業を個別に訪問した商談の際でも確認させてもらえる程度の内容であれば、展示会に出向く効果は薄いと言えるでしょう。

悩み その3:ベストの技術を特定することが難しい
当たり前の話ですが、展示会で得られる情報は出展している企業の情報に限られます。言い換えると、展示会に足を運ぶだけでは、欲しい情報について網羅性を担保することはできません。有望な技術や企業の候補を知ることはできるかもしれませんが、それがベストな選択肢かどうかを見極めるためには、その他の候補がいないかを展示会の後に別の手段であらためて探すことになってしまうのではないでしょうか。
Co-cSのお客様の中には、上記のような悩みをお持ちで、展示会に行く代わりに技術調査サービスを利用することを選ばれた人も多くいらっしゃいます。網羅的な情報を短時間で収集できたり、企業へのヒアリングができたりするので、好評をいただいています。前章に挙げた目的を達成するためには、そもそも展示会に行く必要がなかったということになりますね。

おわりに
展示会に対して少しネガティブな意見も出してしまいましたが、リアルな場である展示会でしかできないことももちろんあると思います。出展側と来場側の双方にとってメリットが大きくなる展示会の在り方というものを工夫していけると良いですね。その肝は、ニーズとシーズの両者を明確にし、効果的につなぐことができるかだと思います。

Co-cSでは、
・製品・技術の効果的な発信やマーケティング
・全国の有望な技術や企業の調査
といった形で出展側・来場側の双方をサポートしています。
ご興味のある方はぜひご連絡ください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?