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週報#5 会える AR イケメンと男子校

VR / Vtuber と esports の話題をまとめてお届け。

今週は風邪が重くてなかなか大変だった。体調管理には十分気をつけよう。

VR / Vtuber

ARP

日テレのサイトに載っていたニュース。バーチャルアイドルグループ「ARP」についての話題。

若い女性を中心に人気のようで、 YouTube のチャンネルの動画は 2 年前から投稿がある。最初はいわゆる Vtuber としてではなく、ライブパフォーマンスを中心とした活動をしていたようで、客層は Vtuber とはまた違うような気がする。テニミュとかの文脈が Vtuber と交錯したような印象だ。

運営元は大阪の株式会社ユークス。主にプロレス系のゲームを作っている会社らしい。

アルテマ音楽祭

カズユキさんという方が VRChat 上で開催した音楽祭の様子が動画で公開されていた。

VR 空間で有志がやっているライブイベントなのだけれどかなり前衛的。現実ではおよそ実現不可能な演出の数々。場面の転換で背景がゴリゴリ形を変えるなど。2 月頭から商業ものの VR ライブが開催されるんで、レポートを書くようなこともあるかもしれない。

響木アオ

去年の第 4 四半期ずっと自分は響木アオについて騒いできたのだけれど、それとは全然関係ないところで記事が流れてきたので紹介。それだけ。

エースコンバット7

名文。元戦闘機乗りの経験から AC7 においてプレイヤーが VR 上で体験する現象について語っている。戦闘機乗りには今作はリアル過ぎるということ。買おうと思っているのだけれど、Steam ではまだ販売されていない。

燦鳥ノム

サントリー公式 Vtuber の燦鳥ノム。サントリーが日本 e スポーツ連合JeSU)のスポンサーになったということで格ゲーのプロゲーマー、ときどの話題にも触れつつストリートファイターⅤをプレイしている。おう。

個人的には Vtuber は運用に費用が嵩む上に、殆どの団体には Twitter 公式アカウントすら手に余る代物なのに大丈夫なんだろうか、と疑問を持っていた。サントリー以外にもロート製薬や果ては茨城県のような映像制作会社以外が参入するケースも結構あり、なんだかんだ人気を博している。これから Vtuber 業界は幻滅期に入る、なんて話もある。上から予算を削られて撤退なんて事にならないと良いが。

大蔦エル

前にも話した中京テレビの Vtuber 大蔦エル。彼女が出演する esports 番組が 2 月 2 日に東海圏で放映。白上フブキかんなは FPS が好きだったはず。

先の話含め、Vtuber と esports とがコラボする話題が結構出てきており、個人的には喜ばしい状況。首を傾げることもあるが今後も注視していきたい。

青猫エイム→BobSappAim

VGaming という対戦ゲームの配信を主に活動しているグループに所属していた青猫エイム。この度プロゲーマーを目指すため Vtuber としては引退し、それにともない BobSappAim という名前に改名した。

PUBG を中心に……というか殆ど PUBG のゲーム実況をメインに活動してきた彼の腕前はかなりのモノ。チャンネル登録 10,000 人というとどうだろうね。プロとしても頑張って欲しいが、なんで名前を変えたんだろうか。

幾つか記事を突っ込んだ。フォローするとホームにも記事が表示されるぞ。

Esports

男子校で流行っている " esports " 

貴重な情報。高校生のライフスタイルがネット上に整理された内容で出てくることは殆どない。

で、スマホゲームなんだよな。自分が学生の頃を思うと、iPod で持ち歩いた音楽が話題の種になっていた感覚に近いのかもしれない。

PC ゲーだったら今まさにやっているゲームが話題になるって LAN パーティでもない限り有りえない。当時のゲームは家で進めた攻略状況を報告し合うもので、「え、お前もあのゲームやってたの!?」みたな驚きが後になって生まれたこともあった。オンゲの待ち合わせはしたか。

ともあれスマホは普及率の高さもさることながら、プレイしている姿自体が広告塔、ファッション、アティチュードになる

PUBG MOBILE

そうスマホゲーム。PUBG のスマホ版を GACKT がプレイしている様子が配信されていた。GACKT が何かしているだけで俺個人への特攻バフが付く。

実はスマホにゲームは入れていなくて、iPad でスマホゲームは触っていたのだけれど、PUBG のようなシューター系は結構辛い。GACKT がやっている様子だと、結構スムーズにエイムも出来ているように思うしそろそろ安いスマホから買い換える時期かもしれない。Razer Phone いつ来るねん……

リボルバーエイト

男子高校生はクラロワをやっているようだが、セガがクラロワ形式のスマホゲームをリリースしていた。結構よく出来ている。で、インタビューだ。


今週はこんな記事も書いた。イベントレポ書いてみたかったんだよね。なんだかんだ取材と筆の速さが大事なんだけども。

こっちもよろしく。

その他

幻想再帰のアリュージョニスト

アリュージョニストは友人にもオススメしてきたのだけれど、なかなか手を伸ばしてくれる人が居なくて寂しい思いをしていた。こういうチャンスを逃す手はない。お前たちも読み、感想をかけ

ネットミーム

こういう記事が流れてきた。この手の SNS で流行っているネタを検証するのは手間がかかる上に、時に水を差すような結果を揶揄されることもある。それでも価値のある仕事には敬意を称したい。

同じくネット上の話題を検証をし続けている「ネットロアをめぐる冒険」。こちらも素晴らしい。

残業警察

めっちゃ面白いマンガ。そして、Kindle インディーズなる界隈(?)があるということを初めて知った。

後記

インターネットにより情報に手軽にアクセスできるようになり~みたいな話が昔されていたなぁなんて思い出す。

島宇宙や部族の時代というので人は居心地の良い「アオいいよね」「いい」が通じる各々の世界に引っ込むと、そういう感じに記憶している。

社会学者の宮台真司が 2000 年頃に語っていたところだと以下の通り

”これはつまり、新人類であるために必要だったナンパ・スキルみたいなものは減ったんですけど、一方で、オタクにならざるを得ないようなコミュニケーションの低さっていうのもオタク系の後継集団の中では無くなっていっているということなんです。そこそこに、同じ符牒を持ったやつと楽しげに、永遠に戯れることができる程度にスキルのあるやつができるような、そういうコミュニケーション志向はかなり広がったと思う。だから「俺こそが真の勇者だ」みたいなオタクの階級闘争してるやつらもいなくなったし、それこそ痛々しいナンパを繰り返してるやつらもいなくなったし、どちらも健康的にはなったとはいえますね。”
「宮台真司、新世紀の文化を憂える」より<外部リンク

化石だね。今の話ではないけれど、似たようなものは感じる。

なんというか、誰にでも伝わる日常ネタと興味のある専門ネタとを各自が取捨選択して好き勝手やっているというイメージは強烈にある。後者の分かるやつには分かる話って取っ掛かりが何処にあるのかまるで掴めない。

"町に本屋がないならAmazonでも使えばいいじゃないか、と思うかもしれないが、ぼくの問題意識は「本を手にいれる場所」ではなく「情報やコンテンツと出会うきっかけの喪失」にある。"
上記エントリより

一方で雑誌やテレビなんてマスメディアが衰退していくなか、生産者というかそれぞれの顔というのはとても近くなったなと感じる。

インフルエンサーマーケティングではないけど、メディアと個人の力関係が逆転することは多々ある。メディアの呟きよりもライターの呟きの方が拡散されたり。それは謎部さんがいうような誰が書くのかという物語性よるものなのかもしれない。

先のスマホゲームもそう。身近な人がプレイする姿を見ることの影響力はとても大きい。だからたとえば、コメント付きで記事をシェアするだとか、そういう行為ってのは実際クリックされる以上の効果がある。

背表紙から知識が流れ込んでくる、なんてオカルトもあるように、単発で良い記事を書くだけじゃなく、継続していくことで生まれるものもあるんやなってことで。色々文脈をかき混ぜていきたいですね。やっていきましょう。

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