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旅の「あ〜😮‍💨」 太ったガマガエルおばさん


旅の思い出を思い出したら、結構、色々あって、放置されてた記憶メモリーを開くのも面白いですね。


そんなで、
今回は太ったガマガエルおばさんです。

言い方〜…って、思います?

まぁ、当時こんな表現をしてたので、そのまま使います😅



最初に太ったガマガエルおばさんに出会ったのは、フィレンツェからローマまで高速バス移動してた時のことです。

サービスエリアに着き、トイレ休憩がありました。

トイレの後、サービスエリアのショップで水を買おうと並んでいました。
友達3人は先にバスに戻り、私一人でレジに並んでいたのですが、とにかく混んでいて、中々会計に辿り着きません。

「わー、出発時間に間に合わない😩」

と、ちょっと焦る状況でした。

あと5人。
そう思った時、横から来た太ったガマガエルおばさんが私をボーンと、押し出したんです。

「割り込む」なら、日本でもありますが、すっかり列の外に弾かれ、最後尾に並んだらバスの出発時間には完全アウト‼️

「くそーーーー💢💢💢」

眼には目を‼︎

太ったガマガエルおばさんの前に割り込もうと思い切り体当たりし割り込もうとしましたが…



ビクともしません。


太ったガマガエルおばさんは、蚊に刺された程も感じてない。

だよねー。
イタリア人の巨漢おばさんに体当たりした所で、岩に体当たりするようなもの。
自分の体型が、針くらいに感じました。

でも、私は水が欲しいのです。

「会計しないか?」
…万引きーーー。

「んじゃ?どうする?」
… ………。

針なら針の特性を生かさなくちゃ‼︎


太ったガマガエルおばさんの前の隙間に腕を滑り込ませ、会計カウンターにお金を置いて、

「くぅうぇすと うーの!!」

と、大声で言って去りました。

ふ〜。
出発にギリ間に合いました。


日本で他人に思い切り体当たりするなんてないですよね〜。
しかも、同性なのにビクともしないってないし。

ある意味、スリリングで面白かったです。

体当たりしながらも、高速のサービスエリアに取り残されたら?
う〜ん、ヒッチハイクか?
…とかも、考えていました。

まぁ、何とかなるものですなっ。





もう一人の太ったガマガエルおばさんは、パリのTGMのチケット売り場にいました😮‍💨

ブリュッセルに行くために、往復チケットを買おうとした時のことです。

券売機で買えばいいのですが…読めない。どう買ったらいいか分からな〜い。

チケットを買いに、いんぐりっしゅの列に並び、出発時間、帰りの出発時間を指定し、往復で…と、注文終了〜。
クレジットカードで会計終了のハズだったんですが〜。

帰りの時間を確認され、
「おーけー。」だか「いえす。」
と返事したあと、友達が私に、
「6時に戻れば大丈夫だよねぇ。」
と、話しかけたんです。
「そのくらいで、いいよねぇ」
なんて返事したら…


「すぴーきんぐ いんぐりっしゅ‼️」


と、怒り出し、何と返事しようと、


「すぴーきんぐ いんぐりっしゅ‼️」
「おまえら‼︎ えいごもわからないくせにれつにならぶな‼️
ここにえいごって、かいてあるだろー
‼️」

と、怒鳴っていて、駅のチケット売り場は騒然としました。

マジ、そこにいる人、
「全員ちゅーもく〜」
状態😅

何を返事しようと、
「すぴーきんぐ いんぐりっしゅ!」
だから、もう、どうしようもありません。

イヤイヤ、お前。
今まで英語で会話しとったじゃないか?

友達はそんな状態に半泣きでした。

そう言う時、私は泣こうとか思った事はありません。
「絶対抜け穴はあるもんね〜。」
と、思うわけです。
でも、抜け穴、ないっぽい。
でも、ブリュッセルは行くからねっ。

う〜ん?
どうしよう?


…と、思っていたら、
ムッチャ‼︎ ダンディイケメンが現れ、
太ったガマガエルおばさんになんか言うと、おばさんは奥に引っ込み、

「ゴー エン バック?」
「いえす。ブリュッセル ごー えん ばっく。」
と答え、時間を確認し、何事もないように、チケットは買えたわけです。

きゅーせいしゅ ダンディイケメン💖

しかも、チケットを手渡し、
ウィンク✨✨✨
もちろん、
「めるし〜 ぼくぅ〜。」
と、丁寧にお礼をいいました。


友達は、ブリュッセルに着くまで、ズッーと、俯いたままでした。

私は駅を騒然とさせたけど、
「何か問題でも?」
と、思うんですよ。
目的はチケットを手に入れる事。
目的は達成出来たんだから。


日本に帰ってから、パリに留学していた友達に早速この事を話しました。

そして友達が言うには、
留学中、凄く人種差別されたんだけど、やっぱり差別したのは、「太ったガマガエルおばさん」だった。
もしかしたら、ある意味、人種差別だったかもね。

と言う事でした。

友達に言われるまで、人種差別など考えた事がなかった私は、
「はー!!
人種差別なるものを体験したのね。」
と、友達に言い、呆れられました。

でも、ここで教訓☝️
それを人種差別と、感じず過ごせば特に問題はないと言う事。
気付かないから、ぜーんぜん、傷つく暇もないし。
とにかく、自分の意思を通せば何とかなる…らしい😊

太ったガマガエルおばさんは、人種差別をして私を蔑んでいたのかもしれないけど、私は私で、
「このおばちゃん、あたま、大丈夫?」
と、思っていたわけです。
まぁ、どっちもどっち?



太ったガマガエルおばさんシリーズの思い出は、まだまだ‼︎ ありますが、このくらいで。

それを思い出すと、日本て、何と平和なことか…。

でも、想定の外からやって来るものも、意外に面白いですね。
そう言うの、異国情緒…とか、言うんでしょうか?

…言わないですね😅


わざわざ日本から出て、日本と同じが続いたら、行く意味も無いと言うか〜。

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