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ハローワークに行って泣いてしまった💦 〜仕事について〜


仕事を辞め、早速ハローワークに行った。

20数年前に一度、ハローワークを利用したことがある。
ハローワークはお仕事探しでなんか重たい雰囲気を誰もが漂わせている感じ。今日もそんな雰囲気がちゃんとあった。
求人を見ると、フルタイムで働いても、税金と社会保険料を払うと生活保護受けた方が儲かるんじゃないか?…と、思えるものしかなくて、
「働くっていったい何なのよ?」
と、自分も重い雰囲気に引きずられそうだった。
自分の価値が地の底に落ちる様な錯覚に陥ってしまう。
求人を見ても「楽しそう」「やってみたい」と、思えるものはなかった。
自分の時間を大安売りで売る様なのばっかり…って言ったら、ハローワークの方に申し訳ないかな。

私がハローワークに来た目的は二つ。
失業保険を貰う事と、職業訓練を受ける事。
だから、求人はちょっと覗いただけ。

失業保険の手続きが終わるとようやく職業訓練の説明が受けられる。
どの訓練が希望か聞かれ、
「WEBデザイン」
と答えたが、もう、今年度分の申し込みが終了していた。
「他にも受けられますよ。」
と言われ、
「出来れば在宅ワークが出来るのが、人間関係が密にならないものがいいんです。」
と、WEBデザインに絞った理由を伝えた。
「う〜ん。前の仕事は?」
と、私の資料のページをめくりながら聞いて来た。
「前の仕事は…、
 関係が凄く密で………。
 生き死にに関わるから……。」
と、そこまで言うと、急に涙が溢れ出し、我慢したけど大粒の涙が一粒ポロッと溢れてしまった。
え? 何で泣くの?…と自分でもビックリして、
「アレ?ちょっと病んでるのかもしれません。」
と、取り繕ったつもりが余計メンタルヤバめの人のようになってしまった。

ついこの前まで、涙が溢れる人に、
「大丈夫、私が何とかするから。」
って、言ってたのに…。
仕事内容的にヘビーだったとも言えるし、もう彼らが泣いても助けられないって思いもあるし…。
その両方の様にも思う。

「分かる気がします。親しくなりすぎると辛いですよね。私まで胸が…。」
と、対応してくれた方が優しい方だった。
優しそうな方だったので、
「失業保険の手続きの時に、WEBデザインの訓練受けても、就職なんかありませんよ。それに若い人を雇うと思いますって、言われたんですけど…?」
と、不安だった事を聞いてみた。
「うーん。そうとも言えません。折角、訓練受けられるんだから、受けてみるのも良いと思います。100%、WEBデザインの仕事でなくても、会社に入ってそれを生かせるってこともあるんです。」
と、ホッとする答えが返って来た。

コレを持ってるから安泰…なんて、ないもんね。

就職探しって、凄く小さな枠に自分をはめ込まなくてはいけないから、結局はそこそこ暮らしていけるお給料がもらえる所…って結論になりやすい。
自分の能力を生かすとか、本当に必要な仕事かとか、そんなことはどうでもよくなり、仕事イコールお金をもらう…になってしまいがちだ。
そして、生活保護並みのお給料なら、生活保護もらって、好きな仕事を無償でした方がいいんじゃない?と思う。そっちの方が、ずっと楽しい。

ベーシックインカムで生きるのって、最高〜! なんじゃないだろうか?

オランダの歴史学者:ルトガー ブレグマンが、
『人は誰かを助けたい』
と言っている。
恐らく私の様に、お金を稼ぐのが仕事と言う概念で、外からのモチベーションで働いている方は多いのではないかな?
内側からのモチベーション『人は誰かを助けたい』で仕事をするのがbetterなんだろうなと、思う。本来、仕事とはそう言うものだったのではないか?
食べるためだけの仕事でモチベーションを保つのは難しい。そこが、動物と人間の違いでもある気がする。

ハローワークでの職探しは、
「どうか私を程のいいグループに混ぜて下さい」
と言う感じがしてしまう。…どこかのグループに属せれば安心。
ルトガー ブレグマンが
「優秀な人がfacebookに就職して、広告をクリックしてもらうために働いている」
と言っていたが、優秀な人でさえそうなのだから、みんなそんなものと思って良さそうだ。
そして、
「大きな会社で働く事でなく、自分がやるべき事をやるべきだ」
と、言っていた。
…まぁ、やるべき事が分かってたら苦労しないけどね。
やるべき事が分からなかったら、やりたくない事をやらないしかない。そしたら、そのうち辿り着くでしょ。…そのうちね。

リトガー ブレグマンが
「リロマニヨン人よりホモサピエンスの方が、筋力もなく、脳も小さかった。でも生き残ったのは、愚かななホモサピエンス。クロマニヨン人は好戦的、ホモサピエンスは交友的だったから。社会性があったから。」
と、かなり大雑把で個人的見解でまとめるとこんな事を言っていた。
一言でまとめると『最後は善い人が勝つ』…だそう。

ゆっくりと日本の仕事と言う概念も変わっていくのではないかな?
仕事中毒の人には行き場がなくなる事態かも。そう言う人たちは必死で変わる事を拒否するのかな?
拒否しようと、波には逆らえない。
とりあえず、友好的に生きていける様に心がけたい。
目指すのは、一つの家族。

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