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設定は同じなのに登場人物が違う夢 : 夢シリーズ



今日の夢は初バージョンで、
いつも知らない町にいるのに違っていた。

現在の環境と同じなのに、
登場人物が全員違った。

誰一人、
知っている人がいない。

現在の私の生きている環境と同じなのに、
登場人物が全員違うと、
全く知らない町にいるみたいだった。
そして、
とても居心地が良かった。

いつも通じ合えない感覚でいるけれど、
べったりした関係ではないのに、
どこか通じ合えている感じがした。

そして最後に、
私は受けたことのない、
不思議な検査をされていた。
目の下に透明なシールドをされて、
検査するダンディなおじさんが、
ふっと息をかけた。

夢の中の私は、
いったい何されてんの?
と、思っていた。

「匂いましたか?」

は?

「別に。」

「コーヒーとか匂わなかった?
匂いに敏感って言ってたけど、
そうでもないですね。」

いや。
息を吹きかけなくても、
既にシールドを付けてる時から、
薄いコーヒーの匂いと、
その奥に、
ダンディおじさんの固有の口臭が
していたけど…。

そう思った所で目が覚めた。

夢だと、
匂いは感じないものだけど、
何故か今日の夢は匂いを感じていた。
ダンディおじさんの固有の口臭…と、
思っていたけれど、
それは自分の口臭だったのかもしれない。
「臭い」
とは思わなかった。
誰にでも匂いがある。
その程度の匂いだった。

私はいつも、
どこか違う場所を探しているけれど、
本当は、
違う人達を探しているのだろう。
探しているのは人なのだな。
そう、
通じ合える人々。
私の何かを発揮してもいい人々。
最近、
新しい力が使いたい…と思うんだ。

私は120歳まで生きて、
その時には、
空も飛べて、
魔法も使えているかもしれない。
…そしたら
面白いだろうな。



もしかしたら、
別の私は、
同じ町で、
夢の中の人々と暮らしているのかもしれない。





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