魚とロスト・ジェネレーション

「釣れない時は、魚が自分に考える時間を与えてくれていると思えばいい」とアメリカの作家ヘミングウェイは言いました。行動派のタフな作家らしい余裕。

『老人と海』を著した彼はピューリッツァー賞とノーベル文学賞を受賞しましたが、晩年は躁うつ病と闘い、最終的に自死の道を選びました。

「あちこちを旅しても、自分から逃げることはできない」もヘミングウェイの言葉。旅や狩猟、仕事や戦争でイタリア、フランス、スペイン、イギリス、キューバ、アフリカなど、海外を転々とした作家でした。

ヘミングウェイと言えば、魚と猫。2021 年は没後 60 周年です。