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寺嶋由芙オフィシャルインタビュー⑤ハイサイ寺嶋編

今回は、沖縄からzoomで参加のNanaさんです!この企画の、記念すべき1人目のインタビュアーでした!(スケジュールの都合上、オンライン参加の方が先だったので。)zoom参加組は、なかなか新曲もちょっとしか聴けてない中でのご参加ありがとうございました!!

この度はアルバム発売おめでとうございます!

寺嶋:ありがとうございます。

ということで、まず、質問させていただきたいんですけれども。

寺嶋:はい。

最近は、「マツコの知らない世界」で、ゆっふぃーを知ってくれた方とか、私もゆっふぃー好きなんだって紹介するときに、「マツコの知らない世界」に出てって言ってすごくアピールできるところが増えたんですね。
そういうふうに、ゆっふぃーを「マツコの知らない世界」で知った方に、アルバム内で、聴いて欲しいって曲をぜひ教えてください。

寺嶋:多分マツコの知らない世界で私を知ってくれた方は、サンリオ好きとかゆるキャラ好きの、かわいいものを目指してるアイドルだと思ってくれている人とか、あとファンシー系か、あるいは地雷女子だと思われている旨もあると思うので(笑)、何かその辺を「サバイバル・レディ」とか「Best Honey」とか今回の新曲たちがかなり払拭してくれる気がします。
別に可愛く見られたくないとかっていう意味じゃないんだけど、皆さんがサンリオだったりアイドルだったりっていうワードだけで安易に浮かべるような可愛いだけじゃないんだぞみたいな部分は、伝えたいなっていうのは思います。

ありがとうございます。予想を裏切りたいってことですね。

3年ぶりのアルバムっていうことで、3年を振り返って、ゆっふぃー的にはいかがでしたか?

寺嶋:「君にトロピタイナ」以降の曲が入るんだから、2018年夏?確か、2018年の夏に@JAMの総合司会に選んでもらって、その頃から同世代のアイドルが辞めちゃったりっていうことも増えて、アイドル界の、歴が長い人枠みたいな、お姉さん枠みたいなところに入れてもらう機会がすごく増えてきた3年間だったので、ソロアイドルだから、直接の後輩とかがいない分、全体のためにお役に立ちたいみたいな気持ちが芽生えた3年間だった気がしています。

ありがとうございます。ご時勢的にちょっと難しいかもしれないんですけどこの新しいアルバム「サバイバル・レディ」を引っ提げて行ってみたい場所教えてください。

寺嶋:あのもちろんいつも行ってる東名阪とかのみんなにも届けたいけど、意外とその、例えば名古屋に行きましたっていうと、名古屋じゃないとこからも岐阜とか、近郊から集まってくれてる人、北陸の方からわざわざ名古屋出てきてくれてるとかで、大阪行っても実は大阪じゃなくて京都なんですとか和歌山なんですって人が多いから、もうちょっとエリアを広げて細かく回るツアーとかがやれるときっといいんだろうなって思ってます。

ありがとうございます。表題曲「サバイバル・レディ」、先ほど聴かせていただいたんですけれどもきたやつのときなんか、1回聞いた印象なんですけど、1人でも大丈夫、未来で待ち合わせよう、未来へ進もうっていう力強さを感じたんですけど、そういう曲の中で見せどころ振り付けであったりとか、ここをぜひ、見てほしいってところを教えてほしいです。

寺嶋:今回、振り付けのミキティー本物(二丁目の魁カミングアウト)先生に頼んでて、ミキティーもいろんなことをサバイバルしてきたと思うので。ミキティなりにいろんなことをサバイバルしてきた方だと思うのです。二丁目の魁カミングアウトさんもどんどん形が変わっていったし、ミキティーの人生とかもあるし、(作詞してくれた)トミヤマ先生もいろんなことをサバイバルして、女性でありながら研究者として道を開いてきた人だし、怒髪天さん、上原子さんはライブバンドとして、第一線をずっと走ってる人で、いろんな形で道を切り開いてきた人たちが、協力して作ってくれた曲だから、それを今から道を自分なりに開こうとしてる人たちにちゃんと届けたいなと思っています。結構ノリがいいし、古き良さが強くてインパクトで笑っちゃう曲であるんだけど、よく聞くと泣ける曲だから、ずっとこう、なんか明るく励ましながらも沁みる!みたいなポジションになってくれたらいいなってこの曲のことは思ってます。

ありがとうございます。先行配信も始まってる「仮縫いのドレス」、そして、先ほど「Best Honey」を聴いたんですけど、その中でいつものゆっふぃーと歌い方が違うなというか、「Best Honey」だったウィスパーボイスだったりとか、レコーディングとかで、心がけたことっていうのがあったんですか?

寺嶋:曲ごとに作家さんがレコーディングに実際来てくださって、こういうふうに歌ってくださいとかっていうのをわかりやすくディレクションしてくれたから、より歌い方が変わっていったっていうのもあって。例えば、「仮縫いのドレス」は山川恵津子さんがレコーディングに来てくれたんですけど、しっとりしてて落ち着いた曲だから上手に歌いたくてめちゃくちゃ練習していったのね。最後の(歌詞)道しるべのとことか、めちゃくちゃ歌い上げる感じで最初歌ってたら、それだとちょっと、迷いながらも進んでいくっていう曲に合わないということで、あえてちょっと落としめにした歌い方が採用されたりとか。
 あと、「冬みたい、夏なのに。」だと、にゃんぞぬデシちゃんが来てくれて、(歌詞の)「振り向いて」っていうところはもっと怒って歌ってくださいとか、感情重視なディレクションが入って。
「Best Honey」はアレンジをしてくれたケンカイヨシさんという方がレコーディングに来てくれたので、ケンカイヨシさんと詰めながら、過去の恋愛を振り返って、「君がやっぱ“Best Honey”だったな。今はいないけど」みたいな曲だから、ちょっと現実じゃない感じを出したいねっていうのでウィスパーボイスをいろいろ調整したりとか。それぞれの作家さんが狙いどころをちゃんと教えてくれるので、それに従ったって感じです。

なるほど、ありがとうございます。『サバイバル・レディ』のアルバムの中で一番ライブだったりとかカラオケだったりとか、盛り上がってほしいな、盛り上がりそうって、ゆっふぃー自体が思っている曲はどれですか?

寺嶋:「サバイバル・レディ」かな。カラオケで、嫌なことあったときとかにめっちゃ歌ってほしいのは、「サバイバル・レディ」かなって思いますね。これ結構キーもそんなに高くないから、高い声がうまく歌えないわ、みたいな子にも無理せず歌ってもらえる曲だと思う。誰でも上手に歌える曲な気がするから、気持ちよく歌えるんじゃないかと思っていて、あとライブで盛り上がりそうなのは「冬みたい、夏なのに。」が、手拍子が入りやすい曲だから、ちゃんちゃんちゃんっていうのをライブできっとみんなやってくれるんじゃないかなと思っております。

ありがとうございます。「サバイバル・レディ」の中で、ダンスが難しいとか印象的な振り付けとかがある曲から教えてほしいです。

寺嶋:新曲が振付がこれからなので、「サバイバル・レディ」、「仮縫いのドレス」だけなんだけど、シングル既発曲だと、「Last Cinderella」とかはちょっと真似すら難しいかもしれないんですけど、椅子使うし。あと「みんな迷子」とかも意外と繊細で難しいけど、逆にいうと新曲は真似しやすい要素がけっこう入ってると思います。「サバイバル・レディ」は指差すシーンとか真似しやすいと思います。もうね今日、さっき渋谷でも初披露だったんですけど、もう振りコピしてるオタクいたので。「仮縫いのドレス」は、真似するっていうよりはじっくり見てもらう振付だけど、すっごく難しいわけではないから、私がいっぱいライブとかでやるようになったら、真似したい箇所はどんどん取り入れてもらえたらなと思っています。

ありがとうございます。アルバム内の新曲で、この曲はこのキャラさんとコラボしてみたいなって思っている曲ありますか?

寺嶋:いろいろありますね。やっぱ「サバイバル・レディ」は、サバイバルしてきた子(ゆるキャラ)たちでやりたいですよね。この数年、今年もそうなんだけど、10周年を迎えるゆるキャラが多くて、バリィさんとか、オカザえもんとかがだいたいそのぐらいなんだけど、10年以上活動してきたあの子たちは、ゆるキャラ界をサバイバルしてきたわけだから。ちょっとそういうベテラン勢とやりたいですね。

なるほど。見てみたい!

寺嶋:バリィさんさんに指差ししてもらいたいと思ってます!

はい。ありがとうございます。表題曲「サバイバル・レディ」に戻るんですけど、「サバイバル・レディ」にちなんで、ここ3年で一番サバイバルだな出来事とか教えてほしいです!

寺嶋:サバイバルしてきたことは、まさに“今”と思っていて。この3年間もいろいろやってきたけど、ここ1年ちょっとがサバイバルな気がしているのは、事務所をやめる流れもサバイバルだったし、辞めた後、じゃあ仕切り直してやるぞって思ったら、コロナだし、みたいな。自分で選んだものもあれば思いがけないものもあったけど、日々どんどん、今までの戦い方が通じなくなっているアイドル活動ではあるので、今はとってもサバイバル感がある。けど、嫌なサバイバルじゃなくて。フリーランスになる前のアイドル活動で大変だったなって思ってたことは、自分がより高みに行くために大変な思いをしてるっていうよりは、もうちょっと下世話な感じだったというか、今はそれこそ「マツコの知らない世界」とかいろんなところに出て、人に知ってもらうためのサバイバルだけど、それまでやってきたサバイバルは、「もうちょっと自分が精神的に穏やかな気持ちで、アイドル活動するにはどうしたらいいんだろう」とか、「搾取されないためにはどうしたらいいんだろう」とか、「ファンの人たち、オタクのみんなに心配かけないにはどうしたらいいんだろう」とか、「本当はそんな心配してることが仕事じゃないのに」みたいな、余計なことに悩んじゃったことがすごく多かったけど、フリーランスになってからいろいろスッキリできたので、変な悩みがなくなって。コロナのこともあるんでなかなか今までよりは会える人が減ってしまって悲しいけど、でもその分、気を遣う相手が減ったというか。いろいろすっきりしたじゃないですか。人間関係とかも含めて、割と自分にはいい感じのデトックスになってて。本当に大事なものに集中できる環境が今できてきたのかなとは思ってます。とはいえコロナは嫌だし、困ってることの方が多いけど、そういうプラスの側面を見つけてやっていくしかないし。今はすごく前向きなサバイバルをしてる感じがします。

でもアルバムからも前向きだなって、曲順も含めて、「#ゆーふらいとⅡ」で終わらせるんじゃなくて、「仮縫いのドレス」で前向きに、ありがとうって言いながらも最後前向きに終わらせるっていうのをすごく上向きでこれからもサバイバルしていくぞ!という印象を受けたので、ゆっふぃーの言ってることがすごくすっと、あの、胸にきました。

寺嶋:良かったです。伝わって。

衣装のことを聞きたくて。『サバイバル・レディ』の中からだと、「恋の大三角関係」の制服とかから、カラフルな綺麗な衣装とかいろいろあると思うんですけど、何か印象に残ってる衣装とか、また制服着たいなみたいなことありますか?

寺嶋:いろんな衣装を着せてもらったけど、「君にトロピタイナ」の衣装を着続けられるように、スタイルを維持したいなという意識はすごくあります。私って、過去の衣装を急に着ることが多くて。イベントの企画だったりとかスタッフさんの思いつきだったりとか。久しぶりにあれ着ようよ!よみたいなことが急にあった時に、ちゃんといつでもお腹が出せる30代になりたいなっていうのは思ってます。

いつでもお腹を出したいと思います(笑)、なるほど。ありがとうございます。アルバム用の新しい衣装の見せどころとかありますか?

アルバムのジャケットで着てる方の衣装は、今まで結構全部作ってもらう衣装が多かったのを、今回既製品を組み合わせてスタイリングしてもらった衣装で、「街を歩いてたら、何の人だろう?って思うぐらいには派手だけど、ギリギリ人並みに馴染む」みたいなところを狙ったんですよ。なんでかっていうと、アイドルです!っていう衣装で、バンって出すことによって、「アイドルってそういうもんだよね」って思ってる人たちが引いちゃうとやだなっていう。「アイドルは俺には関係ないよ」みたいな、「私別にアイドルファンじゃないから、アイドルアイドルしてる人のことは関係ないよ」って思われないところにいながらアイドルをするっていうことが今狙ってることではあって。

アイドルがすごい好きだからこそ、アイドルの間口を広げたいっていう挑戦の意味も込めて、あんまりアイドルアイドルしてないビジュアルを目指したつもりではあります。とはいえ、ライブに来てくださる方はアイドルが好きで見に来てくれたりとか、アイドルに興味を持ってきてくれる人がきっと多いから、このアイドルアイドルしてない音源を聴いて好きになってくれた人がライブに来て、あのフリフリのアイドル衣装の方を見て、「やっぱアイドルってすげえ」みたいになってくれるといいなっていうのが狙いです

ギャップ狙い!

寺嶋:どっちも見てほしいなと思ったんで、欲張って2パターンのビジュアルを今回作ってます。

ありがとうございます。最後に、このアルバム手に取る人たちも“サバイバル”な日常の中で、こんなゆっふぃーの曲を聞いて、私もゆっふぃーの話をして、面接とか乗り越えてきたんですけど、そんな人たちに励みになってる人たちにメッセージをお願いしたいです。

寺嶋:いやもうそうやって励みになりましたって言ってくれることが私の励みなのでいつもありがたいなと思います。アイドルって自分で曲を作ったりもできないし、本当に周りの人がアイドルにしてくれる、アイドルって居続けさせてくれるっていう職業だなっていうのをすごく思ってて。若くてかわいいからアイドルになれるわけでもないし、逆に歳を取ってからでも、「ゆっふぃーはアイドルだ」って思って好きでいてくれる人がいれば、アイドルでいられるし。っていう意味では本当にみんなに作ってもらってる存在なので、非常に感謝している。だからこそ、その恩返しとして、この「サバイバル・レディ」で皆さんのことを励ませたらなと思っているのでよろしくお願いします。

ありがとうございます!

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Nanaさんから感想伺いました!!!

改めてゆっふぃーのアイドル観だったりとか、誠実さが伝わってより一層応援の気持ちが強まりました!
しかしいざ出来上がった原稿を目にすると、もっと文脈というか、話にそって掘り下げたりだとかでもっとゆっふぃーの伝えたいことを引き出せればな~と後悔がいっぱいです(泣)まだまだだ…
なので、またこのようなチャンスがあることを願っています!
そして、沖縄からもこうやって参加出来たのが嬉しかったです!ゆっふぃー含めスタッフの皆様もありがとうございました!!



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