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読解力をつけるにはどうしたらいい?算数を学ぶべき意外な理由

「うちの子読解力が無くって。。。先生どうしたらいいですか?」

こういう質問は、これまでに山のように受けてきました( ̄▽ ̄;)

正直、一発で”コレ”っていう解決策が見当たらないのが

この読解力問題の厄介なところです。

この記事は…

・中学生くらいまでのお子さんをお持ちの方
・子どもに読解力をつけさせたい方
・教育関係にお勤めの方

に役立つ記事です。

☆読解力を身につけるには読書+数学☆

読解力を身につけるには、とにかく「本を読む」ことが

唯一の解決策のように思われている節があります。

しかし、そうではありません。

”読解力”を身につけるには、本来「読書+数学」の両輪が

欠かせない要素になります。

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☆そもそも読解力とは?☆

読解力(どっかいりょく、英:reading comprehension)とは、一般的には文章などを読み解く能力を指す。(中略)
しかし近年、PISAの調査結果から、日本は国際的に見て読解力が高い水準にないことが明らかとなっている。(中略)「PISA型読解力」などの表現で従来の用法と区別されている。
Wikipediaより抜粋

近年、日本の子どもたちは、この「PISA 型読解力」が低いとのことで、

文科省が何らかの手を打つのでは?と言われています。

当記事で論じる読解力は「文章などを読み解く能力」と定義して

お話ししていきます。

☆数学が欠かせない理由☆

読書が必要な理由は多くの人が納得できると思います。

読書のメリットをまとめると

①語彙力がつく(漢字含む)
②読むスピードがつく
③活字そのものが嫌でなくなる

こんなところでしょうか。

逆に読書だけではダメな理由を考えてみます。

1.読んでるだけになりがち

結局のところ「読めばいいんでしょ?d( ̄  ̄)」となってしまって、

ひたすらに本を乱読して終わるケースがあります。

中身について後で尋ねてもさっぱり。。。。これでは読解力はつきませんね。

2.構成を考えられない

テストなどの設問に対する読解力をつけたい!となれば、

本を丸ごと一冊読みこなす必要はありません。

長くなるほど先述した「読むだけ」になりがちで、

文章全体の構造や、結論は何か?という本質的な部分を見落とします。

3.実は最後まで読みきれなかったりする

本を一冊読み切るのは、慣れていない子にとっては苦痛です。

「本を読め!」と言っても挫折しがちですし、

一冊読み終わっても、振り返りをすることはまずありません。

読みっぱなしになる可能性が高いんです。

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では、数学を勉強する理由はなんでしょうか?一つずつ解説していきますよ♪

1.論理的思考力がつく

数学こそ、世の中で最もシンプルな論理です。

無駄が一切ない、美しい論理。。。こんなこと言うと数学マニアかと思われる?(^◇^;)

イメージしやすいのは「証明問題」でしょうか。

仮定・結論・証明と続く回答は、まさに出題者へのラブレターと同じです。

いかにわかりやすく、シンプルに書くのかが重要ですものね。

これは読書だけでは身につきません。

2.分量が適切である

本とちがって、数学の設問は短いことが多いですよね。

高校入試であっても問題文が10行あると

「先生!長いよ!!_| ̄|○」と

生徒たちの悲鳴が聞こえてきます(笑)

しかし、分量がそれほど多くなければ、

たくさんの問題文に触れられますし、

自分で振り返るのも比較的容易いです。

読解力養成に数学は抜群にオススメできます。

3.読んだ上で考える癖がつく

本を読んでいるときに あーだ、こーだと

考えながら読んでいる人は多くないと思います。

要は純粋に本を楽しんじゃうんですね。。。。

数学なら、問題を解くために否が応でも考えなければなりません。

設問を”正しく”理解し、適切な式を構築する過程は、

まさに「読解力養成」と言えるでしょう。

☆東進ハイスクール・林修先生は☆

今もテレビなどで活躍中の東進ハイスクール・林修先生をご存知ですよね?

「いつやるか?。。。今でしょ?!」で一躍時の人でしたね(笑)

今は「現代文」の先生として活躍されています。

彼は愛知県の進学校である東海高校の出身ですが、

もともと得意だった教科は「数学」だったそうです。

高校時代、全国模試ではトップ10に入るほどのレベルです。

一方で、宝酒造で副社長までお勤めになられたお父様の影響で、

読書量も相当なものだったそうです。

曰く

「家に文学全集みたいなのがたくさんあるんですね。それを一つずつ手に取って読んでいくわけです。だけど、読む本、読む本に書き込みがしてあるんです。すべて父が読んでいたんですね。それは刺激になりました。」

いま現代文の先生をやられているのも、納得できますね。

彼の数学的な能力が現代文をわかりやすく伝えるのに

役立ったことは言うまでもありません( ^ω^ )

文全体の構成を意識し、

方程式を組み立てるが如く

各段落での主題を読み取り、

結論を導いていく。

こんな風に考えているはずなんですね。

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☆文章題って一人で進められないんですが。。。☆

「読解力をつけるために数学を勉強してください!特に文章題がオススメですよ!」と言っても、

「いや、文章題が子ども一人で勉強できたら苦労しないよ( ̄▽ ̄;)」と言う声が聞こえてきそうですね。

特に算数・数学が苦手な子はそうですよね。

一つアドバイスをしておきますね。

✅文章題だけ学年を下げて勉強させる
✅(小さいお子さんの場合)文章をイメージ図などに起こしてあげる
✅そして分量を多めに取り組ませる

こんな工夫ができると思います。

いま、子どもたちの勉強にはタブレットによる通信教育サービスがたくさんありますが、

数学的思考力+読解力養成ならRISUきっずはオススメできます。

数学に特化している教材ですが、実は文章量が「教科書1冊分」ほどあるそうです。。。。(^◇^;)

やるな、RISU。。。(笑)

☆まとめ☆

✅読解力とは「読み”解く”力」のこと
✅読書だけでは身につかない
✅並行して算数・数学を勉強しよう(特に文章題)
✅数学的思考力を持って文章を眺められれば最強❤️


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