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「新しい学びのスタイルの実践者に聞いてみよう! ホームスクーリングやハイブリッドスクーリング、やってみてどうですか?」イベントのキロク。

昨日、こちらのオンラインイベントに参加しました。

得た学びと、自分の半径1mを織り交ぜながら記録します。


(松浦さんパートの終わり頃(イベント開始20分過ぎたあたり)から参加したので、聞き逃した部分は後日、録画視聴したいと思っています。2020年2月に出ていた、「ハイブリッドスクーリング」について↓)

印象的だったのは、学びを探究するメディア「Q」のスタッフ、田村真菜さんのお話。

ホームスクーリングをしていた12歳までを振り返り、ご両親の関わり方や、理想のホームスクールについて、以下のようにお話してくださいました。

ホームスクール中、ご両親は何をしていたか

①自学できるようベースの教材を揃える
②知的好奇心を満たすものを多く家に置いておく
③子どもが好きにいじっていい畑を借りる
④仕事が休みの日はわからないところを教える
⑤8歳〜は親の仕事の手伝いをさせる
⑥親の趣味やボランティア活動に同行させる
⑦ペット飼育を許可(犬、猫、コウモリ、モモンガ)
⑧学校に行くように無理に促さない/行かないことを怒らない
⑨行かないことを、学校や先生に謝らない
⑩得意不得意を平均化しない(苦手を克服させない)

家庭でも実践できること、考え方や子どもへの接し方のヒントがたくさんつまっているお話でした(抜けている項目もあります)。

ホームスクール+α、こうだったら良かったと思うところ

大人になった今は、

・自分が興味関心のある分野の専門家と、もっと接点があったら良かった。

・得意を伸ばす教育を受けたかった。

・戸籍上の家族だけではなく、”拡張家族”的なホームスクールがいい。

とおっしゃっていました。

上2点はまさに、Branch。

3点目は、ホームスクーラーのお友達が運営に携わっている「楽ちん堂カフェ」。拡張家族そのもの。

私も一度、息子とお邪魔しました。感じたのは、子どもが子どもらしくいられる場ということ。

毎日upされるお弁当やおにぎらずが、とても美味しそうなのも魅力。名物のレモンカレーを食べに行くのが、今年の目標です。


また田村さんは、自然体験と自己肯定感は相関するという研究結果もあるとおっしゃいます。やはり、、、軽井沢か北海道に住みたくなってしまう。(笑)

ホームスクールでは、環境の整え方が大事

田村さんのお話を受けて、松浦さんが「空間のキュレーション(※)が大切。選択肢を揃えておくのは重要」とおっしゃっていたのも、とても共感しました。

松浦さんは、お子さんが生まれた時にまず本棚を用意し、どんな本を置くかをご夫婦で相談されたそう(ご自身の好きなマンガも置いてあるそうです)。

田村さんの幼少期も、ご自宅には”家が傾くほど”本がたくさんあったと振り返ります。

本に限らず、子どもの知的好奇心の”選択肢の幅”を広げる工夫。大事ですね。

(※)情報を選んで集めて整理すること。 あるいは収集した情報を特定のテーマに沿って編集し、そこに新たな意味や価値を付与する作業。

一つの学校に固執しなくていい

3人目の登壇者、Qコントリビューターの赤井友美さんは、12歳の息子さんと登場してくださいました。

今まで5回転校し、お子さんに合う、お子さんが行きたい学校を探されてきた赤井さん親子。

学校は、一度入ったら卒業まで在籍しなくてはいけないなんてこと、ないんですよね。そんな前例があると、学び方はもっと自由でいいと勇気づけられます。

友達は、大人になってから作ってもいいんじゃない?

赤井さんの息子さんにとって、行きたくなる学校のポイントは?の答えは

「そこに、以前から付き合いのある友達がいるかどうか」。

田村さんは

「友達は25歳くらいにやっとできた。大人になってから友だちができてもいいのかも」

と。

いずれにしても、学び働くのは一人ではできない。

つながり方は、学校でも、地域でも、アルバイトや職場でも、同年代でも異年齢でもいい。本人にあったタイミングで、必要な出会いは訪れるのだろうなと感じました。

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不登校、ホームスクール、母親、共働き。色々な立場の自分に当てはめて聴けた本鼎談。

息子も小学校3年生になり、ホームスクールも3年目。

仕事に連れて行く?畑を継続してお世話する自信がないから、ベランダ菜園でいい?生き物はメダカだけだけど...

などなど、まだまだ試行錯誤の毎日ですが、「自分の仕事と息子の学び」のデザインを、改めて考えるきっかけになりました。


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